日記

Hajime

手こぎボートから

2007年08月30日 | Weblog

皆様、本当にありがとうございます




ひとのこころとはきらきらとひかって
うつくしくて すんでいて 
いまにもこぼれんばかりのしずくのような
そんな瞬間があります

うまれたてのような
また、季節を多くかさねたからこそのような
そんな一滴をだれしもがもっていて
決して明るくないときも
決して素直でないときでさえ
そんな不確かで限りなく確かな一滴がときとしてこぼれおちてみせるんです






ありがとうございます

とてもとても小川のようなこころで接してくれて本当にありがとうございます
その一粒一粒に私はすごく洗われて少しずつ流れを感じることができました


とても嬉しいです


絶対また逢いましょうね




      福間 一

遺影

2007年08月16日 | Weblog

もしもその人に会えたらなんと言おうか


今 生きている私の横にいる友の大切な人の遺影を見せてもらった

私と友とは今を生きているという横の繋がりがある

そしてその友には友を育んできた縦の繋がりがある


私は一枚の写真を見た
その写真の人の柔らかい口元、優しい目尻、静かに刻まれたしわを見た

一度も話をしたことのない友の大切な家族のその表情を見て、私は私と友とを出会わせてくれたことに心から感謝し、その人の優しく微笑む表情から決して目には見えないけれどとても温かく、強く、優しい輪廻を感じざるを得なくなるのです。
私と友との「今」という横の繋がりと、友の「歴史」という縦の繋がりが大げさでなく、私に入り込んで来て、隣でビールを飲みながら横になっている友とのこの時間をこの時間たらしめた繋がりを想わずにはいられないのです。




もしもその人に出会えたら 私は なんと言おうか

もはや

2007年08月11日 | Weblog

人目もはばからんほど

悩んどる


そうかそうか
悩ましいのぉ 


そうかそうか

いつか晴れるんか

気持ち次第か

わからんか



そうかそうか
悩むのはそれだけ感じとるっちゅうことだけえのぉ

それがいいか悪いかはしらんけど
嫌いじゃないのぉ私は



そうかそうか

そうかそうか

桟橋

2007年08月08日 | Weblog

坂道では夏の午後の香ばしい匂い

それから長い長い影

灯台にぶつかった波が高く 高く 飛び散って白い雲


今 在るという強烈な意思と
それでも抗えず手におえない時の流れ


二度と会えない人
二度と巡らないだろう日々



受け入れてさえもまた思い出すあの人の笑顔


だから夏の午後の香ばしい匂いのする坂道や
夕暮れや夜空や虫の音達は変わらずそこにいてほしい