こんちくわ
インフルエンザも撃退し、そろそろランニングをはじめなければと思いつつ寒うてできん
2月には香港マラソンの取材です
私は実走せずカメラマンとして行くわけですが、香港のトレランについても取材するので密かにコースを走りたいと思っています
香港の山、疾走してみたいです
アジアって実は台湾とインドしか訪れたことがないのでそれも楽しみです
アジアといえば日本もアジアですし、今後のTPPのことを考えると広くアジア圏としての日本という視点でものを考えることもあります
しかしながらまずは日本国内のこのがたがたな感じにも目を向けて考えてみるのも重要なことではないかと思います
とかく私は地方出身なので、東京や神奈川などの成功している行政つまり中央と地方の地方公共団体の格差について肌で感じることがあります
今のところうまくやりくりしている中央はさておき、地方の行政はとても苦しい状況ですが、
最近地方のホテルや東北の山々や土地の中国資本による買収が進んでいます
外国人参政権問題、中国人留学生の増加、学ぶ意欲に比例して実力の高まる留学生と日本人学生の就職難などは周知の事実ですが、
着々と外国資本による日本国土の買収も進んでいるようです
これは中国の勢いと台頭、日本経済の衰退の両方によってなるべくしてなった状況ではあるのですが、
先に述べたようにとりわけ私は日本国内の中央と地方における地方公共団体の格差がひとつの大きな要因ではないかと思います
そこで大阪都や先日の新潟県と新潟市における新潟州構想など地方もなんとかふんばりをきかそうとがんばっているのですが、
もはやそこまでの力を持たない地方も数多くあるわけで、そこに入ってきた中国に対して悲しいかな日本は何か反発したり、
国民感情的に中国に対して嫌悪を抱くのは少し違う気がしています
つまり、例えば東北の土地を中国資本が買収している現状を受け、
その土地自体を行政がうまく活用できず、個人で土地を所有している人は税金や維持費の負担から手放したいけれど利用価値の低さに(利用価値が下がっているという現状がみそだと思われます)よって購入者がなく、
負担だけが増加していく、そこに購入したいという人が現れたなら売りたいと思う気持ちに共感こそすれ売り手に対して売国奴的な発言を行うことはいかがなものかと思います
地方でホテルを中国資本が買収した場合も同じで、バブル期及びそれ以降に建てられた地方にあるホテルが現在の地方の衰退によって経営が成り立たず、
買い取ってくれる先が中国資本だけだったとなると、それはもはや売り手であるホテル経営者に対しての批判をすれば済む問題ではないし、
そのホテル周辺で今後中華街を作りたいという発想が生まれた場合(これは少なからず起こると思います)、地方行政としてももはや国をあてにしている場合ではないことから、買い取ってくれる中国に頼らざるを得ない状況になるのではないのでしょうか
中華街構想によってその場所が少しでも活性化されるなら、その方法はむしろとても有効ではないかと思います
こんなことを言うとそれでも日本人かと反発されるのですが、
これは皮肉でもなんでもなく、事実だと思っております
移民をあまり受け入れない日本においても少子高齢化とモラトリアム人口の増加、他アジア圏の人口増加からみて今後はかならず日本への移民は増えるでしょうし、
一旦成熟した日本社会と経済が今後再びバブル期を迎えることはないと思われ、
移民や外国資本が次々に入ってくるという危機感から、日本の文化や伝統が薄れるのではないかと危惧する声も聞こえてきますが、
それはある程度仕方がないというか、それならば土地を買う外国資本や日本に入ってくる移民に対してあらかじめ日本の伝統と文化を理解してもらえる手段や方法をもっておかないといけないというか、つまりは日本国内におけるそれぞれの地方の個性豊かで貴重な自然や新旧及び善し悪しを抜きにした上で文化、伝統を日本人自体見直して理解すことが重要ではないかと思います
話は変わるのですが、昨年8月にアラスカを訪れた時、町中でインディアンやエスキモーの人々がホームレスとなって道ばたでアルコール三昧の生活を送っているのをよく目にしました
土地と文化とを搾取された(現在もアラスカで伝統を守って生きている人々もいるので全てではないし、新しい文化と融合して生きている人々もいるので一概に搾取する側が悪いという判断はできませんが)その光景を見た時にネイティブから多くのものを搾取したアメリカ人に対して少なからず嫌悪感を抱いた私ですが、
そんな私に
「そもそもアメリカと日本の成り立ちは違って、一言でアメリカ人といっても別の国からやってきた沢山の移民がいて、その移民たちのおじいさんやおとうさん達がおこなったことを現代のアメリカ人に責任を問うのは少し違うのではないか、ましてや自分たちの世代で移住してきた人々も多く、そういう人々が集まって形成しているのがアメリカという国であって日本のようにおじいさんもそのまたおじいさんも日本人だという歴史的にずっとその国の国民だという意識が強い国でないアメリカ人たちにアラスカのネイティブ問題の責任を課すのは違う気がする」
という意見があって、これは本当になるほどなと思いました
何が言いたいかというと、国や人によって視点は大きく異なるし、先に述べた文化と伝統を改めて確認するという点では日本はとてもやりやすい国だということです。島国だし
そこで地方活性化の具体的な方法としてはやはり公共事業って大切だと思います
ここまできてその方法だと、意味がないというか結局公共事業に依存しすぎて行き詰まった地方に対して何の打開策にもなっていないのではと思われるかもしれないし、
そもそも私自身ここ数年地方の公共事業依存によって地方行政が自立できなかったことが今の現状を招いているのだという考え方を持っていました
しかしながらわかりやすい公共事業のひとつとして例えば「橋」についてみてみても、
国を除く地方公共団体が管理する橋は現在約68万(国の管理は約2万)、1800ほどある地方公共団体のうち財政の厳しい1500の地方公共団体は技術者を用いて橋の点検や整備を行うことができていないという国のデータがあります
それはつまり1500の地方公共団体が橋安全性を確認できていないということで、多分きっと大事故が起きてからでないとその問題は取り上げられず、予算もつかないだろうと予測されます
定期点検を行えなかったが故に落橋した事例は長野県や沖縄県などいくつかあり、死人がでなかったため大きな問題にはなっていませんが、いかんせん韓流アイドルのニュースよりも優先すべきニュースがあるのでは、と思ってしまいます
それを考えると今ある風潮としての公共事業=悪みたいなイメージって単なるイメージでしかない気がしてくるし、
もちろん地方公共団体は公共事業以外の独自な方法も用いて自立・再建すべきだと思います
ここまでくると根本はとどのつまり教育って大切ですねって話ですね
(ものすごく強引にまとめてしまいましたが)
私もなんだかんだいってまだ東京にいて、ストロー現象に加担しているひとりではあるのですが(東北、北陸には当てはまるけど山陰って新幹線がないので当てはまらないかもしれませんが)、
今東京にいるということをひとつの体験として今一度地元(地方)になんらかの活性化をもたらせるように今経験できることを吸収しておきたいと思います
最後になりましたが、写真はインドのジャイプルにいたおじいちゃんです
どんだけぐちゃぐちゃ話しても結局深みのある人となりにはかなわないなぁと思いました
ちょっと今あれこれ勉強中でおもしろい小説を読む気力がないというかそこに向かないのがちょっと残念なのですが、
わりと変態的な妄想はあれこれしています
では