10/7アップ分でお約束したように、604-8Gの逆相型ネットワーク適用時のリミッタ効果について確認しました。青字追加
■1)評価方法
これは、前回と同じくユニットの特性をダイレクトに見たいので、マイク距離を10cmと超ニアー・フィールドにして20サイクルのトーンバースト(スペースは12サイクル)でWave.Geneで発信しアンプ経由で604-8Gから音を出して、マイクで拾ってからPCオシロで受けました。
■2)ラフな評価
これは以下。
①は1000HzでのNWのHF逆相、②は5000HzでのNWのHF逆相、③は、1000HzでのNW改造版の正相、④は、5000HzでのNW改造版の正相です。①の赤〇の下の+の波が3波目以降に比べ50%しかないのに比べ下の③の正相改造版NWではほぼ80%位までになっています。これが安井氏が言う所のリミッタ効果です。右側の5000Hzでは左側に見えるような顕著な差はありませんが赤〇波が少し小さく青〇の波は少し大きいがこれは上下同じです。
これを見ると、クロスに近い1~2KHzでは大きな影響がありそうということが予想されます。そこで、クロスの1.8KHzとそれから大きく離れた500Hz、5000Hzで評価することに決めました。
■3)超ニアー・フィールドでクロスだった1.8KHzでの評価
これが今回のハイライトです。
⑤はNWのHF逆相で、⑥はNWオリジナル、⑦がNW正相改造版NWです。⑤では赤〇で囲んだ立ち上がりの 包絡線が緩い角度で立ち上がっておりリミッタ効果が大きいが、青〇で囲んだ立下りは逆にスパッと立ち下がっています。⑦の正相改造版NWでは全く逆で赤〇で囲んだ立ち上がりの 包絡線の立ち上がりは割りと急に(特にー側)立ち上がっていますが、逆に青〇で囲んだ立下りは⑤よリ緩く立ち下がっています。どちらを重視するかと言われればやはり立ち上がりと答えますので⑦の方が良いと言えます。⑥はディップして出力が下がっているので問題外です。
■4)クロス1.8KHzより低い500Hzでの評価
これは以下。
これはクロスから離れている周波数なので、3つとも差は見られません。
■5)クロス1.8KHzより高い5000Hzでの評価
これも以下。
これもクロスから離れている周波数で、HFなのでLFとは違って正逆のパルス方向の差はありますが3つともリミッタ効果の形の差は見られません。
又、パルスの方向から見ると、逆相では500Hz・1.8KHz・5KHz共に+スタートで、正相では500Hzと1.8KHzで+スタートで、5KHzではースタートなのでこの点では逆相に分があります。パルス方向がLH・HFのユニットで揃っている方がリミッタ効果は別にして、自然な音になるのではと思う。
【結論】
リミッタ効果でNWの正相・逆相を評価したが、逆相では多数波トーンバーストの立ち上がり 包絡線の曲率が緩くなるが、立下りの方は急峻に落ちる。正相NW改造版では逆に多数波トーンバーストの立ち上がり 包絡線の曲率が急になるが立下りは緩々になる。総合的に判断すると立ち上がりを重視し、正相改造版NWの方がベターと判断し、逆相NWから正相改造版(10/2アップ分の改造)に本日戻した。
正相改造版NWで立下りを改善する必要がある。これは1波トーンバーストを評価した10/7アップ分でも感じてはいましたが改善は難しいと思います。
でも正直、逆相も結構ヴォーカルを今は良く聴いているので刺激音が少なく良い感じだったのです。逆相の感想を”ボーカルのサ行のきつい目の声でも爆音で聴けますし、尚且つ迫力もあり”と10/7のアップで書いていますがこれはリミッタの効果でソフトに聴けるので爆音にできて爽快だったかも?
■1)評価方法
これは、前回と同じくユニットの特性をダイレクトに見たいので、マイク距離を10cmと超ニアー・フィールドにして20サイクルのトーンバースト(スペースは12サイクル)でWave.Geneで発信しアンプ経由で604-8Gから音を出して、マイクで拾ってからPCオシロで受けました。
■2)ラフな評価
これは以下。
①は1000HzでのNWのHF逆相、②は5000HzでのNWのHF逆相、③は、1000HzでのNW改造版の正相、④は、5000HzでのNW改造版の正相です。①の赤〇の下の+の波が3波目以降に比べ50%しかないのに比べ下の③の正相改造版NWではほぼ80%位までになっています。これが安井氏が言う所のリミッタ効果です。右側の5000Hzでは左側に見えるような顕著な差はありませんが赤〇波が少し小さく青〇の波は少し大きいがこれは上下同じです。
これを見ると、クロスに近い1~2KHzでは大きな影響がありそうということが予想されます。そこで、クロスの1.8KHzとそれから大きく離れた500Hz、5000Hzで評価することに決めました。
■3)超ニアー・フィールドでクロスだった1.8KHzでの評価
これが今回のハイライトです。
⑤はNWのHF逆相で、⑥はNWオリジナル、⑦がNW正相改造版NWです。⑤では赤〇で囲んだ立ち上がりの 包絡線が緩い角度で立ち上がっておりリミッタ効果が大きいが、青〇で囲んだ立下りは逆にスパッと立ち下がっています。⑦の正相改造版NWでは全く逆で赤〇で囲んだ立ち上がりの 包絡線の立ち上がりは割りと急に(特にー側)立ち上がっていますが、逆に青〇で囲んだ立下りは⑤よリ緩く立ち下がっています。どちらを重視するかと言われればやはり立ち上がりと答えますので⑦の方が良いと言えます。⑥はディップして出力が下がっているので問題外です。
■4)クロス1.8KHzより低い500Hzでの評価
これは以下。
これはクロスから離れている周波数なので、3つとも差は見られません。
■5)クロス1.8KHzより高い5000Hzでの評価
これも以下。
これもクロスから離れている周波数で、HFなのでLFとは違って正逆のパルス方向の差はありますが3つともリミッタ効果の形の差は見られません。
又、パルスの方向から見ると、逆相では500Hz・1.8KHz・5KHz共に+スタートで、正相では500Hzと1.8KHzで+スタートで、5KHzではースタートなのでこの点では逆相に分があります。パルス方向がLH・HFのユニットで揃っている方がリミッタ効果は別にして、自然な音になるのではと思う。
【結論】
リミッタ効果でNWの正相・逆相を評価したが、逆相では多数波トーンバーストの立ち上がり 包絡線の曲率が緩くなるが、立下りの方は急峻に落ちる。正相NW改造版では逆に多数波トーンバーストの立ち上がり 包絡線の曲率が急になるが立下りは緩々になる。総合的に判断すると立ち上がりを重視し、正相改造版NWの方がベターと判断し、逆相NWから正相改造版(10/2アップ分の改造)に本日戻した。
正相改造版NWで立下りを改善する必要がある。これは1波トーンバーストを評価した10/7アップ分でも感じてはいましたが改善は難しいと思います。
でも正直、逆相も結構ヴォーカルを今は良く聴いているので刺激音が少なく良い感じだったのです。逆相の感想を”ボーカルのサ行のきつい目の声でも爆音で聴けますし、尚且つ迫力もあり”と10/7のアップで書いていますがこれはリミッタの効果でソフトに聴けるので爆音にできて爽快だったかも?
「放落線」って何ですか?WWWWW
こんばんは。
”放落線”は間違いでした。
ピーク・ポイントを結んだもの( 包絡線) と言いたかったのですが、漢字が浮かんでこなかったので音読みが同じの”放落線”にしてしまったのです。
別途、”包絡線”に訂正します。
以上