オーディオ彷徨録~JBL4331AからALTEC620A~

今までのオーディオの改良や音楽の遍歴に、今後の改善も紹介。いい音に繋がる方法を色々模索したことや、好きな音楽を紹介する。

LP2020A+の追加購入と改造2~D級アンプ2台でのマルチ化の準備~

2017-11-14 23:47:28 | マルチ化評価
 前回、お話したように今回は、評価を中心にお話します。

 ■1)11/12アップ分のカモン購入機の改造内容
 これは、ゲイン低下改造前で、以下の4項目です。
 ①ポップ音ON対策  :SPリレー用電解コン変更 220μF⇒470μF(東信工業UTWRZ、低インピーダンス品)
 ②ポップ音OFF対策 :C29の+とTA2020の8ピン(V5A)とを100Ωをはさんでジャンパー線で繋ぐ。100Ωを入れることにより、音に艶が出る。(みやけDENKIのブログ参照)
 ③C29の容量UP   :100μF⇒1000μF(ニチコンKA)へ変更。バイアスパスコンC29が標準の100uFのままだと、重低音が痩せてしまう。容量UPは、電源余裕拡大及び、ノイズ低減にも効果がある様です。(100ΩとC29でRCフィルタを形成。LPFでfc=16Hz⇒1.6Hz化)。(みやけDENKIのブログ参照)
 ④電解コンの容量UP :2200μF⇒10000μF(ニチコンKA)へ変更。電源余裕拡大:パルス的な音のダイナミックレンジを拡大したり、重低音の強化。

 ■2)11/12アップ分の改造後の評価について
 これは、いつものように、8Ωの抵抗負荷をL側のSP端子に付けて、片方からPCのWSに入れています。測定風景は下記。

 尚、アンプの前に2本置いている抵抗は、22KΩのゲイン低下改造用の抵抗です。手持ち22KΩでは、リードが太くまた短いので使い難いと判断して日本橋に買いに行きました。

 ■3)測定結果
 これは以下です。

 ①は、カモン購入機の前回改造分(ゲイン改造前)で20Hzでー23DB位のヴォリューム値のFFTで、②は、同じく20Hzでー5DBまでヴォリューム値を上げた場合のFFTです。③は、リファレンスとして、最初に改造したLP2020A+のゲイン改造後の20Hzでー23DB位のヴォリューム値のFFTで、④は、同じく20Hzでー5DBまでヴォリューム値を上げた場合のFFTです。これを見て小躍りして喜んだのは云うまでもありません。何せ、ゲイン改造前なのに、ゲイン改造後と高調波レベルがほぼ同じくらいに低かったのですから。カモン機のTA2020の当たりが良かったのかもしれません。しかし、従来機では、ゲイン改造後は奇数次の高調波は無いですが、カモン機はまだゲイン改造前なので、奇数次高調波も出ています。これは、ゲイン改造したら無くなってくれれば儲けものです。

 ■4)この状態での試聴
 これは、従来機と比較したのですが、ほぼ同じレベルの音質と感じました。次回は、カモン機にもゲイン改造を施しましたのでお楽しみに。
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