松も取れぬ内の初練習でしたので、休まれた方々もかなり居りましたが、本当に久しぶりに岡村さんが見えました。主たる目的は、6月に予定されている全シ連のハワイ演奏旅行の案内と、CSE団員への参加勧誘でしたが、前半の練習にも参加され、運命の一楽章で第1ヴァイオリンをご担当、奮闘されました。
岡村さんにとっては全くの初見で無理もありませんが、“難しくてよく弾けなかった”がご感想でありました。激務の全シ連理事長を勤める傍ら、現在も現役として多くの楽団で活動し、まさに八面六臂のご活躍。そのエネルギーの凄まじさには唯々瞠目し感嘆するのみであります。一癖も二癖もある全シ連の理事の面々が理屈抜きで岡村さんに靡かざるを得ない所以でもありましょう。末永くご壮健でお過ごしになるよう祈念いたします。
今日からの練習は、3月21日の県立美術館演奏会(講堂、200名)を目指したものになります。運命1楽章の他に初見大会の「シルクロード」、何年かぶりの「ペルシャの市場、キャラバン、月の砂漠、君を乗せて」 を練習しました。初見のシルクロードはともかく、一度ならずやった筈のペルシャ等でしたが、かなり久しぶりであったため、随所に戸惑うところがありました。しかしこの解消は時間の問題です。二月半の練習期間で、以前より数段Brush up されたそれぞれの演奏になろうことがおおいに期待できましょう。
我々の活動は発足以来7年目の半ばを過ぎ、細かい部分にはまだ多くの課題は残るものの、合奏技術の向上は一定の評価を頂けるのではないかと考えています。何人かの方には申し上げましたが、より良い合奏を作り上げるため今年の目標を「綺麗な音の創出」と「調和」に置いたらいかがかと考えています。技術的な側面は多分にありますが、「綺麗な音を作る」「皆と調和する」意識を持つだけで、演奏が激変することを何度も経験しています。若いころ合奏を経験された向きはご記憶と思いますが、練習本番前に三々五々練習場に現れるにつれて、誰かが弾きだすと極めて自然に其々が其々のパートを重ねていって合奏を形成する。それが、楽器を温める効果になり、団員の阿吽の呼吸が育くまれる。そんな経験をされたと思います。このような環境がCSEにできたら「調和」の近道とは思いませんか?
また一年、体と相談しいしい頑張りましょう。尚、「花は咲く」は常時携行するようにとの指示がありました。
番長
イラストは今日からスタートした<シルクロード4曲>にちなみまして、シルクロード、ペルシャの市場、キャラバン、月の砂漠です。(ありゃ3枚しかない?キャラバンはエリントンのjazzなんでシルクロードとの関係は不明です。) ところで、シルクロードと言えば平山郁夫画伯!!、足かけ3年にわたる耐震性改修工事を終えた千葉県立美術館では、<平成27年1月24日の再オープンに併せて、開館40 周年記念特別企画展『平山郁夫展-仏教伝来の軌跡、 そして平和の祈り-』を1月24日から3月22日まで開催しますのでどうぞ。(65歳以上は無料です。) KenM