ペースノートと有視界走行 -後編-

2007-06-02 16:23:04 | Weblog
さて、そんなわけで自分のペースノートを考えてみました。

例えば「R5」と言われた場合
5くらいのキツさの右コーナーとイメージするわけですが、
R5の前がL3であった場合と、R5の前がL7であった場合と、
アプローチが全く違ってきます。
前者の場合おそらく全開でR5に入っていくし
後者の場合、L7の途中でブレーキが必要になります。

で、後者のようにブレーキが必要になる場合、
一体どこでブレーキを踏むのか?がタイムにめちゃくちゃ影響してきます。
手前過ぎてもダメだし奥過ぎてもダメ、ピッタシのタイミングが必要です。
それこそ何回も練習走行をすることが出来るなら
ピッタシのブレーキングポイントを見つける事も可能ですが、
基本流す程度の速度でのレキのみだった場合、
やはりそこは有視界でのテクニック(いかに本番のスピードをイメージできるか)
が必要なんだろうなと思います。

そんな風に考えた場合・・・特に必要な能力は、
「ある速度からフルブレーキして、ある速度まで減速させるときに、減速を開始してから減速を終了するまでの正確な距離をあらかじめ予期できる能力」
という風に言えるんじゃないかな~と思います。
つまり・・・チキンレースの才能ですかね(笑)
壁に向かってフル加速していって、フルブレーキで壁ギリギリに止まる。
そんなチキンレースの能力です。

ラリー用にすると・・・
例えば「4の練習」。
R4、L4のコーナーへの進入速度は基本どこでも全部一緒ですから、
その進入速度への減速に必要な距離を、どんな速度からでも判断できるようにすると。
それが完璧に出来るようになったら、
今度は「3の練習」 次は「5の練習」「6の練習」と・・・
こんな風にしてすべてのベンドに対してその感覚を身に付ける事ができれば、
あとは正確なペースノートを作るだけで、
かなり理想的な走りが出来るんじゃないかなと思います。

・・・ホントかな?(笑)
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ペースノート走行と有視界走行 -前編-

2007-06-02 04:58:31 | Weblog
最近は、初見の道に行って初見で走る
という事が続いています~。
今はもうほとんど左足ブレーキなので、初見の道でもかなりラクになりました。

初見の道をいきなり走るというのは、
もはやWRCでも全日本でも、ほとんどの地区戦でも消えかかってきてますが、
大学ラリーに何回かエントリーした事のある僕としては、
それなりに経験した事でもあります。

「いやいや、今の時代ペースノートがあるし初見で走る能力は必要なし!」

みたいな意見があるかもしれませんが・・・やはりそうは思わないです。
1回目のレキでレコードラインを見つけることは重要だし、
ブレーキングポイントを的確に見出す事も重要だし、
それらは全部初見で走る能力なんだろうな~と思います。

で・・・おととい

これからラリーに参戦しようとしているジムカーナ屋さんと
いろいろ話す機会があったのですが、
ペースノート練習を終えたそのジムカーナ屋さんは
「ああ~完熟歩行が出来たらもっと速く走れるのに。ペースノート走行だとイマイチコーナーがイメージできない。」
みたいな事を言っていました。

う~む・・・確かにこういうセリフはよく聞く気がします。
が僕としては・・・完熟歩行とペースノートの違いが
一体何なのか・・・いまいちイメージできません。
完熟歩行で本番のイメージが出来るなら、
レキでも全然イメージ作りは出来るんだと思うんですが。
そういえばその人は
「完熟歩行だとコーナー全てを見渡す事ができるからいい」
とも言っていました。

難しいですね~。

じかんが無いので後半に続きます~。
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