もりのぼたもち

釣り、健康ランニングとお城巡りを楽しむアラ還おじさんです。
何事にもドンマイ!の気持ちであちこち出かけています。

復興支援ボランティアの旅 9/15~9/18 ②大槌町・釜石市

2012年09月20日 | 旅行

9/16(日) 今日は、大槌町でのボランティア活動の日です。

前日にボランティアセンターの方から、作業内容は「吉里吉里海岸の清掃です。」と聞いていましたので、気合いを入れます。

と言うのも、東北地方は季節外れの真夏日が続いているので、炎天下作業はきつくなるのは必定。

それでも、少しでも役立てるようがんばる所存であります。

ホテルを出てから、大槌町へと向かいます。

昨年、何度も通った道ですので、懐かしく眺めながら走ります。

途中にある景勝地、四十八坂で休憩。

きれいです。

そして、大槌町のボランティアセンターに到着。

受付を済まします。

この建物は、昨年のままですが、中はとてもきれいになっていました。

昨年来ていた時は、ものすごく散らかっていて、書き物などは床に座ってしていたほどです。

それと、向かいに社会福祉協議会の建物が建っていました。

当時お世話になった方を探すと、出てきてくださいました。

加治木さん、筑波さん、お元気そうで、現在も大槌町の生活支援に励んでおられます。

それでは、長靴を履き、気合いを入れて、吉里吉里海岸へ。

吉里吉里(きりきり)と言う地名です。

ボランティアの方が、全国からぞくぞくと集まって来られます。

腕にステッカーを貼り、「やりまっせぇー!」

しかし、海岸に出て強烈な日差しを浴びると、すでにあまりの暑さに言葉を失うことに・・・。

まずは、作業説明を真剣に受けます。

吉里吉里海岸は、元々きれいな砂浜。

それが沖にある防波堤を津波が破壊し、砂浜をぐっちゃぐちゃにしてしまいました。

そこで、「子供たちが裸足で歩ける砂浜へ」をスローガンにボランティアの手を借り、清掃活動をされています。

と言うことで、作業と言うのは、スコップで砂浜を掘り、わっさわっさと金網でこしていき、砂以外のものを取り除くこと。

なかなか気が遠くなるような作業です。

しか~し、これが本日の仕事。

再度、気合いを入れて作業開始です。

東京の大学生、長野県の市の職員さん、盛岡の高校生、そして個人で参加されている全国の方々・・・。

猛烈な暑さの中、がんばります。

私も、もちろんハッスル全開です。

こんな感じで、異物がたくさん出てきます。

この作業、思った以上にキツイ!!!

それと、暑すぎる!!!!

そんなことを見越して、ボランティアリーダーの方は、20分作業をして、10分休憩の号令を掛けられます。

これが、とてもイイ感じの時間配分。

と言うことで、20分ヒィーヒィー励んで、水分をガブガブ。

みんな大汗。

なんとか数回繰り返してお昼となりました。

今回は、吉里吉里にある復興食堂でお昼を食べることにしました。

がんばっぺし吉里吉里 よってったんせえ~食堂です。

ただ、皆さん思うことは同じで、一気にたくさんの方が来られて大混雑。

まさにお店の人は、きりきり舞いです。

そして、私の昼食はコレ。

実に軽めですが、あまりの暑さと疲れでさすがに食欲減退。

これで十分でした。

この食堂を営まれている方、ご夫婦?は、とても気さくな方で、みんなを和ませてくれました。

昼食後には、水分の補給でコンビニへ。

まだまだこんなプレハブコンビニが目立ちます。

どっさりと水分補給用の水やスポーツ飲料を購入して、午後の作業を再開します。

午後からは、私とコンビになって作業をする方が、女子高生。

実にけなげでかわいらしいこと。

おじさんは、がんばって話をしながら、少しでも楽しく作業をしようと努めますが、女子高生ははてさてどう思っていたのやら・・・。

単に関西弁でよくしゃべるおじさんだなぁ、程度に思われていたことでしょう。

そんなこんなでがんばると、たくさんゴミが出ました。(ほんの一部です。)

午後3時になりました。ぼちぼち片付けに入ります。

そうして、作業が終わったところは、実にきれいであります。(自己満足)

最後にボランティアリーダーのお話です。

一年半を過ぎ、全国的に関心が薄れ始め、震災熱が下がってきています。

しかし、現地はまだまだ復興は進んでいません。

そのため、もっともっと継続的に皆さんの力が必要です。

あの日のことを忘れず、あなたが出来る支援をお願いします。

と言うような話がありました。

皆さん、真剣に聞き入っていました。

そして、最後に記念撮影。

今回は、140名超のボランティアが全国から駆け付け、海岸清掃に取り組みました。

暑い中、大変よく頑張りました。

皆さん、お疲れ様でしたぁ~。

そして、おじさんの私は、おもむろに女子高生を呼びとめます。

「今日は、一緒にがんばれて良かったです。」 (女子高生は、どう思っていたかは不明。)

記念に写真をお願いします、おじさんはとても勇気を出してお願いしました。

一応快く受け入れてくれた女子高生。

おじさんは、女子高生に挟まれて、満面の笑み。しあわせです。

盛岡中央高校は、実にイイ子たちばかりでした。

清々しく作業を終えて、ボランティアセンターに戻り、報告書を提出。

今回の活動を無事終了しました。

その後は、大槌町内を車で見て回りました。

がれきは、さすがにきれいに片づけられています。

しかし、その跡地に草が覆い茂るようになってきました。(大槌中学校)

民家は、基礎の部分だけ。

県立大槌病院。

壊れた旧役場です。

学校の校舎を利用している今の役場。

去年は、火災で真っ黒でしたが、きれいに白く塗られていました。

ひょっこりひょうたん島のモデルになった島も復旧中。

そんな中、住民の方はがんばってます。

復興商店街へ立ち寄りました。

ひょっこりひょうたん島の歌が掲げられています。

そんな中の一軒で休憩しました。

和菓子の大坂屋さんです。

ここの名物、さけ最中を頂きました。

元のお店は、役場の近くにあり、ご主人は津波で亡くなっておられます。

そんな中、息子さん達となんとか再出発をしようと仮設店舗でがんばっておられます。

元気なおかみさん、これからもがんばってください。

(私のシャツは、汗で濡れたまま、汗くさくて失礼しました。)

と言うことで、大槌の一日は終わりました。

続いて、宿泊地の釜石へと向かいます。

今回のホテルは、ホテル マルエさん。

チェックインを済まして、とにかくシャワーで汗を流します。

汗と脂と砂とで汚れていた体をスッキリと洗いました。

そして、夕食へ。

今回訪れたのは、「釜石はまゆり飲食店街」です。

ここは、仮設店舗ばかりですが、居酒屋さん、飲み屋さん、寿司、蕎麦、ラーメンなど、たくさんのお店が営業されています。

その数ある中で選んだお店が、「こんとき」さん。

お店に入るなり、とてもとても元気な店主が迎えてくださいました。

ビールに餃子、唐揚げなどお店のメニューを網羅する勢いで注文しながら、店主と一緒になってワイワイ・ガヤガヤ。

ものすごく盛り上がり、楽しく美味しい時間が過ぎていきます。

このご夫婦は、釜石市のポスターにもなっていました。

そして、騒いだ後に〆のラーメン。

それは、「店主ご自慢の釜石ラーメン」です。

魚介系のとても美味しいスープに細縮れ麺。

実に美味しかったです。

楽しい釜石の夜もお開きとなりました。

「こんとき」の再興をお祈りしております。

ホテルへの帰路、地元スーパーの「マイヤ」さんでちょっと買い出し。

このマイヤさんも、たくさんの店舗が被災されていました。

ホテルに戻ってからは、魔の洗濯がまっていました。

作業で汚れまくった衣服は、そのままにしておく訳にはいきません。

そのため、眠くて白目をむきながらも洗濯と乾燥。

終わってからは、もうバタンキューでグゥーグゥー・・・。

それでも朝は5時半から散歩へ。

いつもの恒例街中散策へと出かけました。

ここ釜石は、鉄の町。

新日鉄の大きな工場があります。

街の中は、まだ被災したままの建物も目に付きました。

港は、復旧しているように見えました。

釜石の復興にも、長い年月がかかりそうです。

釜石の皆さん、がんばってください!!!!

それでは、続きはまた今度。

次は、大船渡、陸前高田などを巡ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (4)
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