これがまたよく目立ちます。笹藪の中であやしく光る赤い実。夏に咲いていた雌株が今ようやく実をつけています。多年草で最初の年は球根が小さいので雄。数年経って球根が太ってくると雌に変身するのだそうです。面白いですね。ということは、このマムシグサも以前は少年だったわけですか。今は・・・文字通り熟女ですけれど。
朝の冷え込みが続き、一気に草木の変身が進みました。田代湿原は、もう草紅葉といような鮮やかな色ではありませんが、この枯れた感じが「さび」の風情でなかなか魅力的です。遙かにそびえる穂高はと言えば・・・山肌はちょうど紅葉の見ごろです。