上高地ビジターセンターだより

上高地ビジターセンターから季節・自然の情報をお届けします

早春に歌う

2008-04-05 16:25:05 | 動物・野鳥・昆虫(オリジナル記事)
4月といえば人の世界では新年度、新しい生活の始まり!、鳥の世界では、越冬地から繁殖地へと渡る、新たな季節を迎えます。上高地という地域は、多くの野鳥たちが子育てに利用する場所で、春から秋にかけては50~70種もの野鳥たちと出会うことができます。寒さの厳しい冬は、留鳥と呼ばれる十数種類の野鳥たちが、厳しい環境と向き合いながら暮らしています。2月後半から4月上旬にかけて、寒さが緩み暖かさが戻ってくると、コガラ、ゴジュウカラなどの留鳥たちが歌い始めます。開山を迎える4月下旬頃には、越冬地で過ごしていた多くの夏鳥たちが戻り、求愛の歌を歌い始め賑やかになります。これからの季節が楽しみですね!!
4月4日に出会えた野鳥は、オシドリ(初認:♂1♀1)、マガモ、コガモ、オナガガモ(♂1♀1:上高地では超極めて稀です)、トビ、イカルチドリ、アカゲラ、コゲラ、キセキレイ、セグロセキレイ、ハクセキレイ(初認)、カワガラス、ミソサザイ、ウグイス(初認:♂1)、キクイタダキ、エナガ、コガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、ホオジロ、カケス、ハシブトガラス、計22種。(画像はこの日、高らかに歌っていた小鳥たち。)

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