5月25日、今シーズン初の企画イベント、‘徳沢フラワートレッキング’が行われました。
今回の参加者は15名!大盛況です。雲一つない青空のもと徳沢をめざします。
ビジターセンターを出発して、左岸道を通ってまずは、明神まで。
今回のキャッチフレーズは、‘ニリンソウをはじめ春の植物を探しながら新緑の上高地をゆっくり歩く’だったのですが、まさにその通りでした。散策路の脇には、ミヤマカタバミ、サンカヨウ、ハシリドコロ、ラショウモンカズラなど春のお花たちが咲いていて、私たちを出迎えてくれました。
そして、徐々に増えてくるニリンソウたち。明神館付近のニリンソウは見ごろを迎えていました。期待を膨らませつつ先に進みます・・・
ニリンソウは奥の深い植物で、茎の本数や白い萼の枚数が株によって異なったり、萼が緑色のものまであったりします。
どんなニリンソウが見つけられるか参加者たちもじっくりニリンソウを観察しながら、そして写真を撮りながらゆっくり歩きます・・・
明神館を過ぎ、古池を過ぎるころには、「8枚見つけた!」「ミドリ見つけた」などの声がちらほら。
まずは、見つけると幸運が訪れるといわれるミドリニリンソウ
そして、萼が10枚のニリンソウ
徳沢に近づくと、前穂高岳の勇壮な姿を間近にみることができます。前穂高岳は井上靖の小説「氷壁」の舞台になったところ。参加者も解説に聞き入ります。
ちょっと時間を過ぎてしまいましたが、無事に徳沢キャンプ場に到着。
徳沢のニリンソウはこの日が最盛期ということで、ここも一面ニリンソウ
こちらでお昼をいただき、帰路につきます。
あんなに快晴だったのにちょっと雲が出始めました。
行きで写真も撮りつくし、ニリンソウも堪能したので、帰りはスタスタ歩きます。
明神からは右岸道を通り河童橋へ。
木漏れ日やせせらき、湿原など、行きとは違う景色を楽しみます。
そして河童橋に到着。
30分くらいおそくなってしまいましたが、無事に到着です。
天候にも恵まれ、ニリンソウの時期もばっちりで、最高のトレッキングになりました。
ちなみに、今回発見したニリンソウの萼の最高枚数は11枚でした。いままでスタッフが見つけた最高は10枚なので快挙です。