明神橋のたもとでケショウヤナギの雄花をみつけました。上高地では真っ先に芽吹き始めるケショウヤナギ。今、少しずつ淡い緑色の新緑で枝先を飾りつつあり、同時に小さな花も咲かせようとしています。遠くから眺めて青々とした緑色をしているのが雌の木。なんとなく赤茶色っぽく見えるのが雄の木です。雄花がこのように赤みを帯びているので、雄株の芽吹きは全体的に赤っぽく見えるのです。
1㎝に満たないくらいでしょうか。カラマツがようやく芽吹き始めました。梓川の右岸遊歩道から対岸のカラマツ林を眺めると、うっすらとですが緑を身にまといつつあるのが分かります。実際に手にとって触れてみると、とげとげした見た目とは裏腹に柔らかく、生命力の強さと優しさが伝わってきます。新緑の香りが漂い始めるまで、あと2週間ほどかかるでしょうか。鮮やかな緑が目に眩しい季節が待ち遠おしくてたまりません。