一日中放送しているNHKFMの番組で、ごく一部を聞いただけだが、最近のミュージカルの傾向を知ることができたような気がする。
案の定(?)、良い曲だと思わせるものはほぼなかったが、一方でミュージカル俳優達の歌唱力、表現する力量の高さは目を見張るものだった。
私が子供の頃は、子供心に「下手だなあ」「くさいなあ」と思った人がテレビに出ていた。生意気な子供でもあるが、何十年かの間に日本のミュージカル俳優の実力が上がったのはご同慶のいたりである。
これだけ上手い歌手なら、曲がつまらなくても、あまり関係ないな、とも思った。
しかし、最後の方で大竹しのぶさんが出演されていて、またやってみたいミュージカルとして「にんじん」をあげていた。1回しか観ていない人にも強い印象を残す名作だということだ。
さもありなん、私もテレビで1曲だけ聞いたことがあるが、よく覚えている。
それもそのはず、作詞は今年亡くなられた山川啓介、作曲は山本直純、日本を代表する作家の作品なのである。率直に言って、昨今のミュージカルは全部吹っ飛ぶほどの作品だ。
上演された1979年、日本は輝いていた。
演じる側はその後、着実に水準を上げていったが、作品の質はそうとは言えない、という現実を突きつけられた気がした。今の作家は山川啓介さんや山本直純さんの力に及ばないと言われても否めない。
がんばろう、作家の皆さん!
案の定(?)、良い曲だと思わせるものはほぼなかったが、一方でミュージカル俳優達の歌唱力、表現する力量の高さは目を見張るものだった。
私が子供の頃は、子供心に「下手だなあ」「くさいなあ」と思った人がテレビに出ていた。生意気な子供でもあるが、何十年かの間に日本のミュージカル俳優の実力が上がったのはご同慶のいたりである。
これだけ上手い歌手なら、曲がつまらなくても、あまり関係ないな、とも思った。
しかし、最後の方で大竹しのぶさんが出演されていて、またやってみたいミュージカルとして「にんじん」をあげていた。1回しか観ていない人にも強い印象を残す名作だということだ。
さもありなん、私もテレビで1曲だけ聞いたことがあるが、よく覚えている。
それもそのはず、作詞は今年亡くなられた山川啓介、作曲は山本直純、日本を代表する作家の作品なのである。率直に言って、昨今のミュージカルは全部吹っ飛ぶほどの作品だ。
上演された1979年、日本は輝いていた。
演じる側はその後、着実に水準を上げていったが、作品の質はそうとは言えない、という現実を突きつけられた気がした。今の作家は山川啓介さんや山本直純さんの力に及ばないと言われても否めない。
がんばろう、作家の皆さん!