それで、現状は・・・
このような領域をやりたいと思っても看板をあげて医学部で研究している人は少ないと思います。
私も間接的な計測と統計評価は昔やったことがあります。
え?そうですか?!
血液中のアドレナリンを計測したりもしましたが、極めてわずかな変化でした。
残念。
脳外科は脳の形態的病気を切除するのが仕事ですので、計測・診断には興味がないかもしれません。
神経内科は神経の変性疾患や末梢神経が専門の人が多いと思います。
心療内科は心の病気ですし、精神科 が一番良いのかもしれませんが、統合失調症や鬱病などが専門なので、健常者の研究とは違うと思います。
心理学は文系に近い世界ですので、計測などではなく会話や行動の中から診断を進めていく作業が大半です。
となると、医学基礎で脳解剖や大脳生理学の研究をしている先生が一番近い研究者かもしれません。ところがここでは、根本的な問題解決のため対象が動物であることが大半です。
動物・・・
あまり前向きのお話しが出来なくて残念なのですが現状はこんな状況です。
はぁ・・・
でもやってみることは大事ですので、脳波とポリグラフなら結果も出やすいのではないでしょ うか。
脳波とウソ発見器ですね。
後の解析と人がそれをどう読むかが大事かもしれません。心電図だってアイントーフェンがノーベル賞をとった時でも心電図診断理論はないに等しい状態でした。今なら内科医で心電図を読めない人はほとんどいません。(基本的にはパターンマッチングで読めますが、 電磁気学と生理学的知識がないと深読みが出来ないのは一緒です)
つまり測定すれば結果が出る、という単純なものではないってことですね。
よく学会で目にするのは計算をさせたときの変化を計測している研究ですね。ただ暗算に近い状態なので、そろばんの経験者と未経験者では使う脳の場所も違うでしょうから、評価しにくいだろうと思います。
こんな学会もあるようです。
日本心理学会、日本感情心理学会、日本健康心理学会
音楽のこと、扱ってくれるかなぁ?
取り急ぎ回答まで
「取り急ぎ」で、ここまで書いてくれる旧友に対して本当に感謝である。
<ちなみに、彼と同じクラスだった中1の頃、彼は社会科の成績がクラスで一番だった。他の成績も悪くはなかったけれど、私の方が良かったのである。だから、中学までの成績は、もし悪くても大して気にしないで良い、というのが私の持論。ただし、高校では夜も寝ずに昼間は寝てがんばらなくてはならない。閑話休題。>
科学的医学的に測定をすれば定量評価できる、というものではないことがよくわかった。医学の見地がこのようなことならば、常に「不当な評価」と紙一重の世界でしのぎをけずっている音楽コンクールや試験の類、これらの現状をそう悪者にはできない。人間の営みとして、よくがんばっているとも言えそうだ。
定量評価にエネルギーを注ぐよりも、現況の「感覚的判断」の信頼性を高める努力の方が現実的だな、と思った。
が、もしこのようなことに興味をもたれた医学界の方、あるいはそれに類する研究者の方、いらっしゃったら、ぜひ私までお声掛けをお願いします。