元BAR ZERO The botanical 店主のつぶやきブログ ただ今お店は長期休業中…

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店主のつぶやき

2014年09月11日 | 店主のつぶやき

Png

恐ろしいイメージが強い織田信長ですが、

歴史検定日本史3級の店主が、優しい信長のエピソードを、

「信長公記」より抜粋します。

1575年、この頃、哀れなことがあった。
美濃(岐阜県)と近江(滋賀県)の国境に山中というところがある。
その道のほとりで、身体に障害のある者が雨露にうたれて乞食をしていた。

信長は京都への上がり下りにこれを見て、
「たいてい乞食いうものは、住む所を定めず、さすらい歩くものだが、
この者はいつも変わらずここに居る。なにか訳でもあるのか?」
と、ある時町の者に尋ねた。

町の者がその由来を答えた。
「昔、この山中の宿で常盤御前(ときわごぜん:源義朝の妾で義経の母)を殺しました。
その報いで、殺した者の子孫は代々身体に障害をもって生まれ、あのように乞食をしております。
世間で、山中の猿と言われているのはこの者のことでございます。」と言上した。

6月26日、信長は急に上京することになった。
その多忙の最中に、あの乞食のことを思い出し、
木綿二十反を自ら用意して、お供の者に持たせた。

山中の宿で馬を止め、
「この町の者は、男女とも全員出頭せよ。言いつけることがある」と触れを出した。

どんなことを言いつけられるのかと、人々は恐る恐る出頭したところ、
木綿二十反を乞食の猿のために下賜し、町の者たちにこれを預けた。

信長は、「この木綿の半分を費用に充てて近所に小屋を作り、
この者を住まわせて、飢え死にしないように面倒を見てやりなさい」と言いつけた。

さらに、「近隣の村の者たちは、麦の収穫があったら麦を一度、秋の収穫後には米を一度、
一年に二度ずつ毎年、負担にならぬ程度に少しずつ、この者に与えてくれれば、
信長はうれしく思う」と言い添えた。

あまりのかたじけなさに、乞食の猿はいうまでもなく、山中の町中の男女は泣かぬ者もなかった。
お供の者たちも、上下みな涙を流し、いくばくかの銭を猿のために拠出した。
町の者たちは誠にありがたく、お礼の言いようもない様子であった。

札幌市中央区南3条西3丁目プレイタウンふじ井ビル6階
「BAR ZERO」
TEL 011-251-1269

平日:PM7時~AM4時
日曜・祝日:PM7時~AM1時
休日:不定休

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