脳のミステリー

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214.真夏日が続く中での外出

2007-08-17 10:49:20 | Weblog
 雨が降らない限り、私は玄関を出てみて自分なりに判断をして外出する事に決めている。朝起きるとすぐにチェックするのが、新聞、TV、そして最近はPCでのお天気情報という訳である。愛犬との散歩は判断の有力な鍵になり、空を仰ぐだけで結構、私の天気予報は正確という事だ。
 日本人はやたらと指数が好きだとみえて、何もかも指数情報が先行する。夏の天気関係だけでも紫外線、汗かき、熱中症、ビール、洗濯、それに傘といった具合に指数が出ている。ビール指数なんて気にする? 飲みたきゃ寒くても飲むだろう! 最近、盛んに話題になっている熱中症は私にしてみれば、朝の散歩時から結構長時間歩いて愛犬ダックスフンドの舌がダラリと伸びていたら、要注意という事である。思いっきり出すとかなりの長さがある。それに私の愛犬は重心が信じられないほど低いのでダックスフンドは5代目のゴールデンレトリバーと違って熱は先ず地から受けてしまう。すぐにホットドッグの出来上がりってな事になる! 今は亡きゴールデンは地面よりジリジリ照りつける灼熱の太陽に閉口していたのを思い出す。日が射して、暑くなってくれば日陰に、温度が高くなってくれば屋内に、当たり前の行動だと思う。予期せぬ土砂降りにジーン・ケリーの「雨に歌えば」じゃあるまいし、雨宿りしない人はいない筈である。
 さて昨日朝、リハビリ病院に行った時につくづく考えた事がある。高輪から白金の病院まで凡そ20分位電動車椅子で走行するのだが、病院に入った途端冷気が私を歓迎してくれた。近所のスーパー程冷えきってはいないし、気持ちのいいお出迎えだった。そして、約一時間余のリハビリは然程汗も気にならずに行う事ができた。この病院はスポーツで怪我をした若者が多い。もうひとつの病院はバイク事故の搬送が多い。スポーツはアメフト、サッカー、ラグビーなど戸外競技が多いせいか、若者の日焼けも結構いいものである。が、しかし何たる事か、車椅子の私の日焼けがトップスリーに簡単に入ってしまう。障害者になる前は海辺で過ごす事が多かったし、私の日焼けは一年中で、車椅子生活を都会でするようになっても日焼けは一向にひかない。25歳はお肌の曲がり角なんて実しやかに言うが、還暦を迎えた私は人生にUターンをした処なのに・・・ 誰よりも日焼けしている我が身を見ては「皮膚癌にでもなってしまうかしら?」と時折、ちょっとは心配するが、元来、自然派の私は「まあっ、いいか!」と思ってしまう。
 余談はさておき、昨日の話に戻ろう。療法士の先生方、一日中、冷房の効いた部屋にいるんだよね、と私はつくづく考え込んでしまったのである。更に、つい数週間前、先生方の間で夏風邪が流行っていた事を思い出してしまった。更に更に前日の水曜日、障害者センターでのOTグループの出席率は100%で調子を崩していたのは療法士だった! 恐るべし障害者達! 障害者達はお元気だ! お気づきかな?!
 病院の入り口でもリハビリ室でも、異口同音色々な人から「暑いから気をつけてね!」という言葉が私にかけられる。確かに、病院に入った時は涼しさにホッとするが、帰りは自らにヨシッ!と気合を入れて外に出る事になる。だが、人が想像するほど辛くない。リハビリでは快い汗に出会うが、夏の湘南海岸通を自転車で颯爽と駆け抜けて目的地に着いた途端にドッと出た汗には最近お目にかかっていない。車椅子は電動で私が漕いでいる訳でないから、汗も遠慮して出てこない、という訳だ。
 夏なのだから、しかも猛暑の夏なのだから暑い事は暑い! 閉口するほど感じる事のない私は、同じ目線で出会うベビーカーの赤ちゃんに気遣ってしまう! ママ達に忠告したい! 言わないけど、赤ちゃんは暑いよ! 地面からの熱が伝わってきて、じっとベビーカーに乗っているのだから! その横を車が通ったりしたら、もうお手上げ! その上、突然スーパーに入ってスゥーッとして、冷凍食品のケースの前で長い時間、商品選びをしていたら・・・と思うとゾッとする。
 私の車椅子は私が自由に動かせる。でも、赤ちゃんは自分でベビーカーを動かす事が出来ない。犬の散歩も然りで、大型犬には滅多に会わないが、小型犬は結構、猛暑の日中、連れて歩かされている。こちらもリード付で選択権がないのだから、考えて貰いたいと私は思う。

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