脳のミステリー

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「生きる事」=「考える事」

2011-01-31 23:05:10 | Weblog
人間の「思考機能」は成長期を過ぎるとひたすら下降線を辿っていき、再生は不可能だと考えられていた。
だが、1998年に米国の研究チームが「考えるという機能を司る部分は大人になっても新たに作られる」発表したのである。

私たちの身体は約60兆個もの細胞が集まって出来ていて、皮膚・筋肉・脳・髪…これらはすべて細胞の集合体である。
しかし、生命のはじまりはたった一つの細胞=受精卵=だった。
そのたった一つの細胞が生物学的に成長が終わる20歳までに60兆個もの細胞に分裂・増殖するのである。
そして、細胞の老化はつまり肉体の老化ということなのだ。
このような細胞の分裂・増殖をコントロールしているものがDNA(デオキシリボ核酸)という物質という事である。
具体的にはDNAの設計図に基づいてRNA(リボ核酸)がタンパク質を合成している訳でこれらの「核酸」と呼ばれる物質が私たちの身体の誕生から成長・老化・死滅までを支配しているという事である。

人間が生きていく上で必要不可欠な栄養素は炭水化物・タンパク質・脂肪・ビタミン・ミネラル・食物繊維の六大必須栄養素である。
遺伝子レベルでの予防を積極的に心がけていこうとするならば、もう一つ大事な栄養素があるのだが・・・それは「核酸」!
「核酸」とは、細胞の核内に存在する「DNA(デオキシリボ核酸)」と細胞核の内と外に存在する「RNA(リボ核酸)」の2種類からなる物質なのだが、酸性を示すことから「核酸」と名付けられている。
「核酸」は多くの食品に含まれているが、食べた核酸は消化・吸収され、細胞分裂・遺伝子修復の材料や、身体の調整役をする補酵素などとしてとても重要な働きをする。
「核酸」を上手に摂取すると新陳代謝が活発になり、細胞から若返る事が可能なのだ!

DNAは肝臓で作られる物と食物から摂取された核酸が再合成される物の2通りで体内に補給される。
成長期を過ぎると肝臓でDNAを製造する能力は衰えて、細胞分裂のスピードダウンや質の悪い細胞、あるいは不完全な細胞が作られてしまうと長年言われて来た。
そしてそれが老化の原因となって色々な症状で現れるという訳である。
だから、肝臓のDNA製造能力が減少し多分のDNAを補給する事が必要となってくるという訳だ。
DNAは細胞核の中に存在し、遺伝子の本体として遺伝子情報を伝え、細胞の分裂・成長・エネルギー生産のすべてをコントロールし、細胞の誕生から死滅までを支配している物質なのである。

このDNAは人間ばかりではなく、地球上に存在する135万種の生物すべての細胞に含まれている最も重要な物質なのである。


心臓・血液・皮膚をはじめとし、身体の主成分はタンパク質であって遺伝子情報がインプットされているDNAの指令によって、RNAがアミノ酸を組み合わせて作っている。
RNAは脳細胞の働きを活発にする役割も持っていて、脳細胞は他の細胞と違って細胞分裂はしない。
脳細胞を使えば使うほどRNAの量も増えていく。
つまりRNAを与えると脳細胞の働きが活発になるという事になる。
・・・という事はRNAはボケの防止に効果があると言える。

我々の身体を作っている細胞は新陳代謝=細胞分裂によって絶えず入れ替わっていて、約4ヶ月で脳神経細胞と一部の細胞以外の全てが新しくなっていて、この細胞の新陳代謝こそが身体の健康を支えている根源であると言える。
ガン・糖尿病・痴呆・アルツハイマー・アトピーなど様々な病気や老化現象はDNAの損傷が原因だと言えるのだが、
つまり、様々なウィルスや放射能、紫外線、発ガン物質やストレスなど外部の影響によってDNAが傷付くと新陳代謝の機能が低下して細胞の再生ができなくなったり、RNAが誤ったタンパク質を作ってしまい、人間の身体を守る免疫機能は低下して細胞のガン化を招いたり、老化を促進しているという訳である。

老化防止には「頭のトレーニング」「充分な睡眠」それに「必要な栄養の補給」という事だが、これに「核酸」を・・・

「生きる事」=「考える事」・・・脳内核酸という訳で、現代人が好む所謂サプリメントに走らなくともDNAとRNAの働きを常に念頭に置いて生活する事が大事だと思う。
つまり・・・
新陳代謝の促進は、美肌・美顔・育毛・精力増強
血行を良くするという事は、冷え性・脳血栓・動脈硬化・心筋梗塞などの改善
抗酸化作用、つまり、老化・ガン・白内障などの予防
脂質の吸収を制御するという事は、ダイエット効果
脳の老化防止は、老人性痴呆症の防止
免疫力を高めるという事は、感染症の防止

こういう事は、何も難しい事を考えずに、個人の意識から働かせる事が出来るのではないだろうか。

アメリカから日本に紹介された「リリカカプセル」

2011-01-29 11:57:42 | Weblog
リリカカプセル25mg服用経過報告・・・気になる効力と副作用にも関係あるのかも?
初めは25mg2個を毎食後だったのが今はプラス就寝前も・・・
初めは全く副作用を感じなかったのだが、今は「睡魔と浮腫み」が気になる。

服用直後の睡眠時間は、僅か15分程度で、無理に自ら起こせば簡単に目覚めて、普通の生活がスンナリと出来る。
深い眠りではなく、浅い眠りだけだと思うのだが、気になるのは睡魔の襲撃・・・こんなに止められない睡魔は未経験だった。


リリカカプセルは副作用の起こる確率が、比較的高い薬なのでキチンと自分なりに整理して置いて次回医師に会ったら報告しなければと思っている。

中枢神経系においてカルシウム流入を抑制し、グルタミン酸などの興奮性神経伝達物質の遊離を抑制することにより、
過剰に興奮した神経を鎮め、痛みを和らげるのだが、通常は末梢性神経障害性疼痛の治療に用いるらしい。

年齢・症状により適宜増減されますが、1日最高用量は600mgを超えない事として1日2回服用とあるが、私は1日200mgだが4回服用している。

飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲用した方がいいらしい。

私にとって興味深い事に、リリカカプセルを日本のエーザイに紹介したのは米国ファイザー、私を現在のリハビリ病院に紹介して下さったのが当時の日本ファイザーのトップ~~~

「リリカカプセル」の試用

2011-01-22 13:00:22 | Weblog
ファイザー株式会社&エーザイ株式会社が取り扱っている「リリカカプセル」は私が日本側認証(2010年4月16日販売承認)を期待して待っていた薬です。
更に10月27日には「末梢性神経障害性疼痛」という効能・効果の承認を取得したのです。
本剤に関連する適正使用情報を提供しています。

リリカは、米国ファイザー社が開発した疼痛治療剤であり、現在世界110の国と地域で承認され(2010年7月現在)、
国際疼痛学会をはじめとする主要学会において神経障害性疼痛の第一選択薬に推奨されています。
主な作用機序は、過剰に興奮した神経系において、各種神経伝達物質の放出を抑制することで鎮痛作用を発揮すると考えられています。

神経障害性疼痛は、病態や発症機序が複雑で多彩なため、
NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)などの鎮痛薬の効果がほとんど期待できない難治性の痛みと考えられています。
リリカは、従来の疼痛治療剤とは異なる作用機序を有することから、痛み治療の新たな選択肢となり、
「末梢性神経障害性疼痛」の代表的疾患で既に承認されている帯状疱疹後神経痛に加え、
糖尿病性神経障害に伴う痛みについても、国内第3相試験および国内長期試験において有効性と安全性が確認されました。
リリカにおける末梢性神経障害性疼痛の効能・効果の取得を機に、
様々な神経障害を伴う疼痛で悩まれている患者様のQOL向上に貢献するかなあ・・・兎に角、ペインクリニックの麻酔科女医さんに頼み込んで戴く事にしました。

神経障害性疼痛は、神経の損傷部位により、末梢性と中枢性に分けることができ、
末梢性神経障害性疼痛の代表的な疾患には、帯状疱疹後神経痛、有痛性糖尿病性神経障害、三叉神経痛などが、
中枢性神経障害性疼痛には脳卒中後疼痛などが含まれます。

私のは当然、最後の脳卒中後疼痛にあたります。
リリカを引用し始めて、30分以内に耐えられない様な眠気に襲われます。
それ以外には副作用は現在の処考えられません。
就寝前も引用しているので、無理に起きようとしなければ朝まで熟睡してしまいます。
日中の疼痛に悩まされるかどうかはこれからの課題です。
変化が現れたらまたブログに書き込みます。

兎年

2011-01-02 06:49:18 | Weblog
親友の手による大好きなLoLoの絵です

老齢社会の日本ですが、娘の恩師の御義母堂さまが104歳の天寿を全うされた事を知りました。

私の義母も昨年10月、他界しました。
長寿の家系でしたが、ここでも一輪の美しい花が散りました。

去年9月にやっと高齢者仲間に入れて戴いた私は未だ未熟者だとつくづく感じた新年でした。