以前からこのブログを製本化しないかという話が始終出てきている。
言うのは簡単だが、やるのは大変!
私の『脳のミステリー』はYahooでは 約4,170,000件中トップに出てくるし、有り難い事にgoogleでも406,000件中トップをズット保っている。
茂木健一郎先生を抜いてダントツなんて、きっとこれもワンダフルワンコ達の恩恵を被っていると思う。
マイブログの初めてのタイトルが「嬉しい還暦」で2005年7月9日となっているから、還暦を迎える数か月前にブログを書き出したという事になる。
兄が還暦を迎えた時「ヤダ~、お兄ちゃん!」と思わず口に出した記憶がある。兄と私はほぼ一回り近くの年齢差がある。姉が還暦を迎えた時は「ウソッ!」とつい言ってしまった。小学生の頃、よく勉強を見てくれた兄は永遠に兄であって老人には成り得ない・・・
20代の頃、よく二人で遊び歩いた姉は5歳違うが、友達感覚の付き合いで、彼女が還暦を迎えるなんて・・・ 還暦という言葉は私にとっては父と母に使わざるを得なくなった時チョッとしたショックを感じた記憶があるだけだった。
だが、実際自分が還暦を迎えるにあたっては・・・「嬉しい」と感じたのは実に摩訶不思議である。
仲のいい友人が「ねえ、還暦のお祝いに真っ赤なハンドバッグを貰う事にしたの」といった。赤いバッグはあるし、赤いコートもある。赤い靴は履けない。そうだ、塗りかけの赤い漆の杖が姉の工房にある。あれにしよう!?「還暦のお祝いに赤い頂戴!」ビックリする姉に私は「歩く広告塔になるから」と言った。シナバーレッドの杖は最も高い漆製品だそうだ。私は出来る限り、その赤い漆の杖を車椅子の脇に抱え、立ち上がると使う事にしている。
嬉しい還暦祝いは私の記憶に鮮明に残る事になった。
だが、無念な事にあの年のクリスマスイブに私は哀しい事実に直面したのである。
それは歴代の愛犬の中でとっても擬人化したゴールデンレトリバー、ドックの死だった。
悪性リンパ腫という悪魔のような病魔は愛する犬の命を容赦なく私から奪ったのである。
2005年と言えば 未だ一歳にもならない腕白盛りのダックスフンドのテトが既に私の脇にはチョロチョロいた。テトは面白い子で、あの時、ドック急変の報を受けて広尾の病院から車で駆け付けた獣医さんにだけは未だに従順なのである。幼かったテトはきっと何かとっても大変な事を感じ取っていたのだろう。
2006年1月6日本来ならドックの十回目の誕生日を祝っていただろうに、私はワープロで彼女の追悼記を書き残す決心をした。そして以前から付かず離れずの親交があった出版社の中堅社員が言った。
「色々原稿があるようだけど、今回は愛犬の追悼記を書いたらどうですか?」
愛犬の追悼記といったって、簡単なエッセイで終わってしまう。製本化なんて無理! そこで私は子供の頃に遡って我が家歴代の犬共の夫々のエピソードを織り込んで書き綴る事にした。
書き上げるのに僅かな時間を割いたが、製本化には数か月かかった。書き物は豪州での仕事が主流だったので、それは国立美術館が全部やってくれるのでこんなに大変な作業だとは思わなかった。
時をほぼ同じくして 医者や療法士に「脳の秘密を探って書き残したらどうか?」と言われて「ブログに書き綴るに限る」と思ったのだが、愛犬ドックの追悼記は一周忌に出版化する事に決めたという訳である。
今尚書き続けているブログ『脳のミステリー』は当初、脳外科・脳内科の本を読みあさり、自分の病気と後遺症に照らし合わせながら書き綴っていたが、時が経つに連れ、リハビリは当然、心療セラピー、音楽セラピー、アートセラピー、そしてアニマルセラピー、なかんずくドッグセラピーと話題がどんどん広がっていったのである。
ミクシイの最初の日記(2006年12月28日23:17)にはこう綴ってある。
☆☆☆☆☆
戌年に相応しい素敵な本『マイ・ラブ、マイ・ドッグ』が暮しの手帖社から出版されました。可愛いお犬様の嬉しい、哀しいエピソードを書き綴ったのです。シェパード、コッカースパニエル、ビーグル、ゴールデンレトリバー、ダックスフンド、みんな人間にとっては忠実なパートナーばかりです。昨年クリスマスイブに突然他界したゴールデンレトリバー(GR)は実は自殺だったのです! 悪性リンパ腫瘍で死を悟ったGRはそれでも生きていくには心苦しくて自ら命を絶ったのです。愛犬の自殺、読んでみたくなるでしょう。人間も犬も醜くて情けなくなったら尊厳死を望みたくなるのでしょう。
多くの人が暮らしの手帖社の電話(03-5338-6036)にしたらいいな!
注文方法は:郵便振替で
振込先は 00190=7=45321
暮しの手帖社・出版サービス室
通信欄には「マイ・ラブ、マイ・ドッグ」と書き部数をお書き込み下さい。1冊1,500円です。送料は出版社が負担します。
そして2008年4月に私は注意事項として次の文を書き足したのである。
♪♪♪♪♪
現在、出版社に在庫はなく、著者に直接注文して下さい。
クーにメッセージで注文が可能です。
尚、盲導犬の引退犬募金を個人的にお考えの方はその旨を必ず明確に記してください。
その際は、無料(送料も)で4冊1組で送付します。
寄付の仕方は相談させて戴きます。
寄付は「日本サービスドッグ協会」http://www.eonet.ne.jp/~jsda/
或いは、最寄りの盲導犬引退犬の団体でも構いません。
サファイアという盲導犬の存在を知ったからである。
サファイア・・・名前がいい! サファイアは私の誕生石でいつも左の薬指に輝いている。出産の時も脳出血の時も医者に「指輪を外しましょうか?」と聞かれて拒否すると「では万が一の時は切り離すかも知れませんがいいですね」と言われた。そして私の返事は「私の指を切り離していいです!」と答えた。何れの医者も苦笑していたのを覚えている。
未だに 多くの人が私のブログ『脳のミステリー』の製本化を勧めてくる。
そこで 私は以前作ったように自分で作ることにした。
2005年度、2006年度、2007年度、2008年度・・・今のところは4冊になる筈だ。何冊まで続くだろう。
要求があったら、注文としてその数だけ作成する事にする。
ドッグセラピーのところにはそれらのワンちゃんを印刷して 読んで下さる方にも「癒しの時間」を分けて差し上げたいと思っている。 乞うご期待!
言うのは簡単だが、やるのは大変!
私の『脳のミステリー』はYahooでは 約4,170,000件中トップに出てくるし、有り難い事にgoogleでも406,000件中トップをズット保っている。
茂木健一郎先生を抜いてダントツなんて、きっとこれもワンダフルワンコ達の恩恵を被っていると思う。
マイブログの初めてのタイトルが「嬉しい還暦」で2005年7月9日となっているから、還暦を迎える数か月前にブログを書き出したという事になる。
兄が還暦を迎えた時「ヤダ~、お兄ちゃん!」と思わず口に出した記憶がある。兄と私はほぼ一回り近くの年齢差がある。姉が還暦を迎えた時は「ウソッ!」とつい言ってしまった。小学生の頃、よく勉強を見てくれた兄は永遠に兄であって老人には成り得ない・・・
20代の頃、よく二人で遊び歩いた姉は5歳違うが、友達感覚の付き合いで、彼女が還暦を迎えるなんて・・・ 還暦という言葉は私にとっては父と母に使わざるを得なくなった時チョッとしたショックを感じた記憶があるだけだった。
だが、実際自分が還暦を迎えるにあたっては・・・「嬉しい」と感じたのは実に摩訶不思議である。
仲のいい友人が「ねえ、還暦のお祝いに真っ赤なハンドバッグを貰う事にしたの」といった。赤いバッグはあるし、赤いコートもある。赤い靴は履けない。そうだ、塗りかけの赤い漆の杖が姉の工房にある。あれにしよう!?「還暦のお祝いに赤い頂戴!」ビックリする姉に私は「歩く広告塔になるから」と言った。シナバーレッドの杖は最も高い漆製品だそうだ。私は出来る限り、その赤い漆の杖を車椅子の脇に抱え、立ち上がると使う事にしている。
嬉しい還暦祝いは私の記憶に鮮明に残る事になった。
だが、無念な事にあの年のクリスマスイブに私は哀しい事実に直面したのである。
それは歴代の愛犬の中でとっても擬人化したゴールデンレトリバー、ドックの死だった。
悪性リンパ腫という悪魔のような病魔は愛する犬の命を容赦なく私から奪ったのである。
2005年と言えば 未だ一歳にもならない腕白盛りのダックスフンドのテトが既に私の脇にはチョロチョロいた。テトは面白い子で、あの時、ドック急変の報を受けて広尾の病院から車で駆け付けた獣医さんにだけは未だに従順なのである。幼かったテトはきっと何かとっても大変な事を感じ取っていたのだろう。
2006年1月6日本来ならドックの十回目の誕生日を祝っていただろうに、私はワープロで彼女の追悼記を書き残す決心をした。そして以前から付かず離れずの親交があった出版社の中堅社員が言った。
「色々原稿があるようだけど、今回は愛犬の追悼記を書いたらどうですか?」
愛犬の追悼記といったって、簡単なエッセイで終わってしまう。製本化なんて無理! そこで私は子供の頃に遡って我が家歴代の犬共の夫々のエピソードを織り込んで書き綴る事にした。
書き上げるのに僅かな時間を割いたが、製本化には数か月かかった。書き物は豪州での仕事が主流だったので、それは国立美術館が全部やってくれるのでこんなに大変な作業だとは思わなかった。
時をほぼ同じくして 医者や療法士に「脳の秘密を探って書き残したらどうか?」と言われて「ブログに書き綴るに限る」と思ったのだが、愛犬ドックの追悼記は一周忌に出版化する事に決めたという訳である。
今尚書き続けているブログ『脳のミステリー』は当初、脳外科・脳内科の本を読みあさり、自分の病気と後遺症に照らし合わせながら書き綴っていたが、時が経つに連れ、リハビリは当然、心療セラピー、音楽セラピー、アートセラピー、そしてアニマルセラピー、なかんずくドッグセラピーと話題がどんどん広がっていったのである。
ミクシイの最初の日記(2006年12月28日23:17)にはこう綴ってある。
☆☆☆☆☆
戌年に相応しい素敵な本『マイ・ラブ、マイ・ドッグ』が暮しの手帖社から出版されました。可愛いお犬様の嬉しい、哀しいエピソードを書き綴ったのです。シェパード、コッカースパニエル、ビーグル、ゴールデンレトリバー、ダックスフンド、みんな人間にとっては忠実なパートナーばかりです。昨年クリスマスイブに突然他界したゴールデンレトリバー(GR)は実は自殺だったのです! 悪性リンパ腫瘍で死を悟ったGRはそれでも生きていくには心苦しくて自ら命を絶ったのです。愛犬の自殺、読んでみたくなるでしょう。人間も犬も醜くて情けなくなったら尊厳死を望みたくなるのでしょう。
多くの人が暮らしの手帖社の電話(03-5338-6036)にしたらいいな!
注文方法は:郵便振替で
振込先は 00190=7=45321
暮しの手帖社・出版サービス室
通信欄には「マイ・ラブ、マイ・ドッグ」と書き部数をお書き込み下さい。1冊1,500円です。送料は出版社が負担します。
そして2008年4月に私は注意事項として次の文を書き足したのである。
♪♪♪♪♪
現在、出版社に在庫はなく、著者に直接注文して下さい。
クーにメッセージで注文が可能です。
尚、盲導犬の引退犬募金を個人的にお考えの方はその旨を必ず明確に記してください。
その際は、無料(送料も)で4冊1組で送付します。
寄付の仕方は相談させて戴きます。
寄付は「日本サービスドッグ協会」http://www.eonet.ne.jp/~jsda/
或いは、最寄りの盲導犬引退犬の団体でも構いません。
サファイアという盲導犬の存在を知ったからである。
サファイア・・・名前がいい! サファイアは私の誕生石でいつも左の薬指に輝いている。出産の時も脳出血の時も医者に「指輪を外しましょうか?」と聞かれて拒否すると「では万が一の時は切り離すかも知れませんがいいですね」と言われた。そして私の返事は「私の指を切り離していいです!」と答えた。何れの医者も苦笑していたのを覚えている。
未だに 多くの人が私のブログ『脳のミステリー』の製本化を勧めてくる。
そこで 私は以前作ったように自分で作ることにした。
2005年度、2006年度、2007年度、2008年度・・・今のところは4冊になる筈だ。何冊まで続くだろう。
要求があったら、注文としてその数だけ作成する事にする。
ドッグセラピーのところにはそれらのワンちゃんを印刷して 読んで下さる方にも「癒しの時間」を分けて差し上げたいと思っている。 乞うご期待!