脳のミステリー

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心の創痍を癒すのは自分だけ!

2011-02-27 12:38:12 | Weblog
今現在、私が始終訪問するのは脳外科ではなく、ペインクリニックです。
そこは 神経痛・癌などの痛みや痙攣を緩解させるための治療するところです。
If you have nerve pain, you may find it hard to do simple things like dressing, walking, or even just lying down.
これが、私の心境を正しく伝える文章ですが、日本語には「満身創痍」という言葉があります・・・
私が敢て自らを表現するなら、手ひどく受けた損害つまり精神的痛手であって「心の創痍を癒す」必要があると思うのです。
衣類を身につけようとしていたり、歩こうとしようとしたり、はたまた単に横になろうとしたり、
そんな簡単な行為に神経が異常に痛みを感じるのです。
これこそ最悪の痛覚なのです。
他人には理解できない・・・無論、理解して貰おうなどと思わないのですが、願わくば「身体に触れないで欲しい」のです。
外国での生活が長いと、日本人が他人の体に触れる事の多さに呆れかえってしまいます。
かつて若い頃、何台も見送って「乗らなきゃ!」と思い立って、決心して電車に乗った記憶があります。
日本では ラッシュアワーなどは公然たる事実になっていて、一台電車を見送るなど考えられない事になっています。
ですから、10年もそんな痛覚に悩まされていると「諦め」という言葉が「我慢」を押し退けてしまう様な気がします。

話は ガラリと変わりますが、先日遅ればせながら、「中胚葉の研究」が目に入りました。

骨や筋肉は中胚葉から生まれるとされていましたが、神経系もそうですが中胚葉いずれも体軸幹細胞から生まれ、
後に脊髄や骨、筋肉へと変化していくことが最近になって分かったというのです。
胚発生の過程で形成される、細胞の層状の集団には外胚葉、内胚葉、中胚葉の三種ありますが、
各胚葉はその後、全ての組織・器官を形成すると考えられてきましたが、
一つの体軸幹細胞から、たんぱく質が作用して神経系ができ、タンパク質の働きを
中胚葉が進化したことにより、複雑な器官が発達し、体腔も成立すると発表しています。

中胚葉は体腔およびそれを裏打ちする中皮、筋肉、骨格、皮膚真皮、結合組織、心臓・血管(血管内皮も含む)、
血液(血液細胞も含む)、リンパ管や脾臓、腎臓および尿管、性腺(精巣、子宮、性腺上皮)となると考えられてきましたが、
たんぱく質(Tbx6)の遺伝子をなくしたマウスの胚で、骨や筋肉のもととなる中胚葉が発生せず、
代わりに神経系の脊髄が複数生まれる現象に着目し、
一つの体軸幹細胞から、たんぱく質(Sox2)が作用して神経系ができ、
そのタンパク質(Sox2)の働きをタンパク質(Tbx6)が抑え込んで中胚葉が形成されることを突き止めたのです。
これまでは、脊髄などの神経系は外胚葉から、骨や筋肉は中胚葉から生まれるとされていましたが、
神経系と中胚葉がいずれも体軸幹細胞から生まれ、後に脊髄や骨、筋肉へと変化していくことが分かったのです。

凄いですね~
医学って 正に切磋琢磨とでも言いましょうかね~

新薬リリカの効力を語る

2011-02-19 14:49:55 | Weblog


『十年一昔』世の中は移り変わりが激しく、10年も経つともう昔の事となってしまう、とういう訳ですが・・・
この10年は私にとって、昔の事とは思えず、つい先日の事、と考えてしまいます。

話は今朝、私のハイパーグラフィアが騒ぎ出したのとは全く関係のない事から始めます。
私が未だ五体満足で元気だった頃・・・愛犬ゴールデンのドックは私の都合で湘南から東京に重点をおく生活に切り替えられました。
湘南ではドックの親友はラブでしたが、あの頃の東京での『レトリバートリオ』は2頭のゴールデンと1頭のラブでした。
3頭は冬になるとお揃いの豪州製のコートを着て散歩していました
とっても着せ易くて、多分とっても暖かいコートでした。
我が愛犬が着ているのを見て、安くて素敵という事で、2着追加で送って貰ったのです。
先ず、元気だったラブが消えてしまいました
ある日、表札が突然変り、オーナーさんが事業に失敗したのか分かりませんが、忽然と消えてしまったのです。
あんなに犬のお散歩以外にも親しくしていたのに・・・
それから、我が愛犬ドックが悪性リンパ腫で逝ってしまいました。
5年前の事です。
そして18日の真夜中に、一番若くて、紅一点だったゴルの花子ちゃんがすい臓癌がもとで天空に往ってしまいました
来る23日に12歳の誕生日がやってくるのに・・・

『生きとし生けるもの』命があるものには『別離』は避けられないのは分かっています。
歳月の流れを、10年をひと区切りとして考える事の重要さを改めて知りました。

私にとって日本語での著書として初めてだった『マイ・ラブ、マイ・ドッグ』は我が家歴代の犬どもによって10年を一区切りに語る事に自然となっていました。
だから、現在60歳代を満喫している私の傍にいる愛犬ダックスフンドのテトは我が家6代目・・・初めての小型犬というか中型犬です。

犬の話を始めたら、きりがないのでストップします。

話は10年間に亘る私の脳出血後遺症の話に切り替えます。

退院して、車椅子生活者になるまでの話は極普通なので省略します。

一般的に、左脳が遣られて右片麻痺が残ると、言語障害も一緒に残る事が多いと言われています。

確かに、緊急で搬送された病院では話をしても、何を話しているのかさっぱり分からなかったようです。
これは周りにいた人間の言葉を信じるしか仕方ありません。
そう言えば、私が話している事に対する答を貰った記憶がありません。
あの時、言語障害は私にとっては致命的な痛手だと感じ、嘆き悲しみました。
ところが、入院中に英語なら話せる自分に気づいたのです。
とても不思議な事ですが、後年「尾状核の働き」だったと知ったのです。
日本語とは別な機能が一生懸命働いたのです。
それが「尾状核」さまだったのです

退院が決まってすぐに練習した事はトイレとシャワーでした。
女性は娘だけなので、若い彼女に助けを求めるのは可哀そうだと思ったからです。
トイレはその前から練習していましたので、心配無用でしたが、シャワー室に入れるかどうかが問題でした。
脱衣所にしっかりした椅子を置いて貰い、シャワー室には介護用椅子を置いて貰いました。
亡き父の為にシャワー室に案内していた自分を思い出しながら、シャワーを浴びました。
父がやっていたように私はある程度までの衣類を着終わってから自分のベッドにやっとの思いで辿り着くのでした。
父は逗子マリーナの部屋が大きかったので車椅子で部屋の中を自由に動き回っていましたが、私は東京の狭い部屋では杖を頼りに歩くしかなかったのです。
いい事は部屋が狭いので何処でも摘まれるという事でした。
父は下肢が全く動かなかったのですが、私は右上肢下肢が全然動かないので、左が引きずって動くという訳です。
初めは歩くという言葉は似合わず、引きずって動くという感じでした。
引きずるのは格好悪いのでかなり早期の内に「軽く引きずる右下肢」に挑戦し、成功しました。
この時の自分の気持ちが今でも・・・私はかなり姿勢よく上手に真っ直ぐ歩けます。

杖も使わずに歩く事が出来るのに電動車椅子を使っているのは自分の身を護る為です。
日本社会では、未だに人々は「障害社会」に慣れていないので障害者に対する理解が浸透していないというのが現状です。
殆どの日本人は良いお手本が目の前にあれば、喜んでやってくれるのですが、どうも自分から進んで手を差し伸べてくれるという性格を持ち合わせていないような気がします。

リハビリを始めて、1年も経つと言葉は日本語も明確に話す事が出来るようになってきたし、動かない右足を引っ張って歩く左足も確実になってきました。

ところが、私を落胆させる事実が・・・
発症から半年強の経つと、右半身に「痺れ」を感じるようになったのです。
痺れは日増しに強くなり、四六時中居座り、寝ても覚めてもどころか悲鳴を上げたいほど強くなってきました。
更に半年過ぎると、今度は「痛み」が私を襲うようになりました。

無感覚といっても嫌な「痺れ」と「痛み」は感じるのです。
医師達は異口同音「感覚が戻って来たのです。よかったですね」と言いましたが、今でも私のそれらの言葉を恨めしく思っています。

疼痛用の薬を暫く使っては変え、また別の薬を使っては変え、その度に「痺疼痛」は変化はあってもどれがいいという事はありません。
私はこれまでに「リボトリール」と「リリカ」の飲用頻度と量を変えて様子をみています。

「これくらいの痺疼痛なら我慢するか」という時が来たら、医師に言おうと思っているのです。
今現在は「リリカ50㎎」を毎食後に「リボトリール0.5㎎」を就寝前に飲用しています。
リリカが日本で入手できるようになるまでは「リボトリール0.25㎎」を毎食後及び就寝前に飲用していました。

リボトリールだけの時は飲用後、チョッと眠くなるという程度でしたが、リリカを併用するようになってからはガクッと頭がもぎ取られるような睡魔に襲われるのです。
飲用後20分位して睡魔が決まって私を襲って、放っておけば20分くらいでスッキリ目覚めるのです。
途中で起こしても嫌な気分にはなりませんが、これは個人差があるかも知れません。
何しろ私はとても目覚めのいい人間ですから・・・

昨年暮れに認可が下りた『リリカ』の効力に対して早く自分なりの理解が出来れば、と思っています。
現在、私自身の報告が出来るとしたら、部分的に強烈な痺疼痛が襲うというより右全体がチョッとほんのチョッと軽いかもしれない?痛みが・・・でも顔面、上までそれがあがってくるのはなぜだろう
『リリカ』と『リボトリール』の併用によって浮腫みが生じて来るようですが、これは寝る時に足を高くして寝れば、朝にはとれているのは確かです。


足の浮腫み

2011-02-12 00:09:45 | Weblog
右足の悩みは「痺疼痛」にプラス「浮腫み」があります

私のウォーカーケインには足首に更に皮のバンドが付いているのですが、夜になるとそれがきつくなって酷い時は一度外すとはめられなくなってしまう事もあります。

脚気なんて今や死語のような存在にありますが、下肢の浮腫みが神経障害によって下肢の痺れが起きる事からこの名で呼ばれています。

日露戦争時代に、白米を主食にした陸軍では25万人が脚気になってその内の3万人近くの人が犠牲になったそうです
麦飯を逸早く取り入れた海軍では大きな被害はなかったようです
「銀シャリ信仰」だった陸軍は被害が拡大したという訳です
また、軍医総監だった森鴎外は細菌説の拘って麦飯導入には否定的だったとか・・・

故池田勇人総理の「貧乏人は麦を食え」は脚気防止の意味が込められていたのかしら(笑い!)

現代では、ビタミンB1不足と言われてますよね。

私も玄米にしようかしら

ビタミンB1を多く含む食品は、豚肉、小麦胚芽や玄米などの穀類、落花生や大豆などの豆類・種実類、鰻などですが、豚肉や鰻は一度に食べる量も多くビタミンB1自体の含有量も豊富なので、補うにはもってこいの食品なのです。
ああ、でも美味しい鰻にはやっぱり白米って思っちゃいますね

リリカという薬は眠っている内に私を叙情的な詩人にしてくれるのかしら?

2011-02-10 21:34:51 | Weblog
神経障害性疼痛の治療薬、リリカ(本名プレガバリン!)は本当に飲むとすぐに20分もしないで眠くなって20分位快眠に誘ってくれます
通称Lyrica は、lyric(叙情的)に ca (カルシウム)をくっ付けた造語です。
「血液中のカルシウム濃度が不足すると精神不安定に陥る」と言われていますが、リリカの効用としては「カルシウムの神経への流入をストップすることにより、神経の過剰興奮を抑え、痛みを緩和する」と推定されています。
リリカは、知覚過敏を改善することにより、神経の症状を緩和する薬なのですね。
リリカの大元は、ガバペンチン(通称ガバベン)という抗痙攣剤ですが、私は以前それを飲んでいたのですが「何にも変わらない!」と言って飲用を止めたのです。

末梢の神経が障害され、非常に敏感になることによって、耐え難い手足先などの痛みや痺れを生じることがありますが、実際に神経に炎症が起こっているから生じるのではなく、神経が非常に過敏な状態になり、ちょっとした刺激でも強く反応する為に、生じるのです。
そんな時、嫌悪感をぶつけたい重要な働きをしているのが、神経細胞の過剰な興奮なのです。
神経伝達物質を大量に放出させ、痛み刺激の原因になるのでしょう。

α2δ という蛋白質は、大脳を含め末梢神経まで、神経の広い範囲に存在しています。
それが全て抑制されれば、脳の働きは全体に抑えられ、昏睡状態になってしまいそうになるのです。
リリカを飲んでもそうはならないのは、神経障害性疼痛に悩む私はその疼痛の原因部位でこの蛋白質が過剰に発現していて、その部位が主に抑えられる結果になるからだろうと思うのです。

海外でのリリカの適応は、神経障害性疼痛に、比較的幅広く認められており、日本でもその為の治験が進められているのは分かっています。
リリカは、基本的には抗痙攣剤であり、そのため為に効き過ぎれば、脳の働きを抑えて、
意識レベルの低下やめまい、ふらつきなどの症状を、来たし易い、ということがあるのだろうと思います。
私の場合、それが「どうしようもなく。自分でコントロール出来なくなる睡魔」という症状になるのでしょう

通常、成人は初期用量として1回主成分として75mgを1日2回服用し、その後1週間以上かけて1日用量として300mgまで漸増するようです。
私は25mgのカプセルをふたつ毎食後に飲んでいるのですから、一日に150mg服用という事になります。
年齢・症状により適宜増減され、1日最高用量は600mgを超えない事が原則という事です。
先週までは、一日に200mg服用という事だったのですが、最高量の600mgを飲用したら一週間も眠り続けてしまうのかしら

兎に角、21日に担当医に会うまで一日150mgを忘れずに飲んでみます。
それまでに大きな変化があったら、また医師に連絡する事にしましょう。
リリカの語源、lyricはギリシャの竪琴リラに合わせて歌う詩として発達したところから叙情的なさまをいいますが、リリカルな歌詞なんて言ったりしますね。
脱線してすみませ~ん
はい、いつも相も変らず道草が好きな私で~す

『痺疼痛用 リリカ&リボリトール アゲイン』

2011-02-09 09:52:45 | Weblog
痺疼痛用として服用継続を決めたリリカの効果は未だ何とも言えませんが、私に関する副作用は明らかに説明出来る事があります
リリカは、中枢神経系においてカルシウム流入を抑制し、グルタミン酸などの興奮性神経伝達物質の遊離を抑制するので、過剰に興奮した神経を鎮め、痛みを和らげます。
通常、末梢性神経障害性疼痛の治療に用いられるようですが、毎食後と就寝直前に2週間ほど飲んでいたら、副作用として傾眠、浮腫などが自覚されたのです。
私にとっては両方とも、信じられない程の副作用で慌てて担当医に報告し、月曜日に会ってきました。

なんて運転していたら大変

飲用後20分もすると、いきなりガクッと頭が下がり、目は朦朧として上半身を支えていられないのです
食後ですから、当然未だ食卓の椅子に腰かけていますが、睡魔襲撃と同時に目前にある物をどかすのも大変
それが分かってからは、食後はテーブルの目の前はすべて片付ける事にしました。
20分も寝てると自然に目覚めるのですが、10分も寝ると急に起こされても兎に角スッキリ目覚めるんです

火曜日からリリカを三度の食後だけにしたら、夜は普通に眠り、明け方は普通に睡魔と目覚めが交互に私を訪問して、5時には起床
夏は4時には自然と起床という事になっていますが、冬は自分の体の為にベッドの中でストレッチ体操をやって5時が来るのを待つようにしています。

以前から服用しているリボリトールも就寝直前に一錠だけ飲む事にしました。
リボリトールは、脳の神経をしずめて、癲癇発作が起こり難い状態にします。
私は、癲癇持ちではありませんが、特に、顔や手足がピクピクするミオクロニー発作に効果が高いという事で飲んで来ていますが、徐々にやめていきましょうか、と言われています。

多くの場合は、予防的に長く飲み続ける必要があると言われていますが、必ずしも減量・中止が出来ないという薬ではありません。
ただ、自分だけの判断で急にやめてしまうと、重い痙攣発作を起こす恐れがあるというのも見逃せません。
だから、飲み忘れにも気をつけなくてはなりません。

以上、水曜日の朝までの報告ですが、これはあくまでも私個人に関しての 痺疼痛用リリカ&リボリトールの副作用の話です。

月曜日の訪問者は結構多くて、関心をお持ちの方がいらっしゃるのを知りました。
因みに 1,533,008ブログ中で7,391位にもなっていました

『睡眠の妙な悩み』

2011-02-06 13:42:47 | Weblog
私は元来「睡眠」の悩みにはぶつかった事がありません。
寝就きは非常によく、寝起きもとてもいいのです。
地震で起きても、トイレに起きても、すぐにまた眠る事が出来るのです。
どんなに夜遅く寝ても、朝起きるのは遅くても5時なのです。
現在の生活で、無理を言えば「朝一番で太陽の日にあたる事」が難しい事でしょうか?
起きてすぐに朝日を全身に浴びたいのですが、犬の散歩が邪魔するのです。
まあぁっ、お散歩終了の頃は「朝日」が「おはよう!」って出て来るのですがね。

睡眠が十分と自分は思っていても、睡眠が浅いとかそういう可能性はありえます?
ないと、思っていますが・・・分かりません。
熟睡タイプではあると確信しているのですがねえ~
心当たりがあるのは「ナルコレプシー」あたりでしょうかねえ~

睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)の可能性があると言われるかも知れませんが、それは間違いだと思います。
睡眠中に呼吸が停止したりしませんから、血中酸素飽和度が低下する事もないでしょう。

但し・・・
昼にやたら眠い!昼間の眠気で日常生活に差障りが出る場合もあります。
調べていたら「ナルコレプシーという病気」にぶつかりました。
これは一種の癲癇発作と考えられます。
癲癇発作は、脳内に突然異常な電気的興奮が起こり、脳の神経細胞がショック状態になってしまうことで起こるのです。
癲癇発作が起こると脳からの命令が通常通りいかなくなり、意識を失ったり体が痙攣を起こしてしまう状態が続きます。
心配していないのはそれらは私にはないからです。



余談ですが、癲癇発作は犬にもあるんですよね。
手足や顔面だけがピクピクと痙攣している事がありますよね。
これも一種の軽い癲癇ですが発作までいかないのです。
その頻度も様々で、月に一度、数ヶ月に一度、一年に一度の子もいれば一日に何度も、という場合もあります。
発作の時間は数十秒から数分で治まる事が多く、治まった後は殆どの場合がまるで何事もなかったようにケロッとしています。
でも、重度の場合は短い時間に何度も同じような癲癇発作を繰り返して長く続く事がありますから、そんな時は要注意です。
癲癇発作の最中は飼い主としてはどうしてもパニックになりがちです。
でも慌てて体をさすったりしてしまうとかえって神経を興奮させてその状態を長引かせてしまいます。
更に癲癇を起こしている最中はその子自身も普段のような自覚意識がないので、飼い主の手を噛んできたりする事もあるかもしれません。
手足をバタバタしていても体に手を添えてあげる程度にして、無理に押さえないことです。
そして、癲癇が起こってしまったらどこへ倒れてもケガのないように周りの安全を確かめ、飼い主は癲癇の様子を冷静に観察する事が大切です。
どのような症状の痙攣だったか、どのくらいの時間起こっていたか、などしっかり観察する事で診断や治療の重要な手がかりとなる事も多いのです。


余談が犬の関連だとすぐに道草が長くなってしまって・・・

ところで私が心配するナルコレプシーという病気は10代に発症する場合が殆どで、中年期以降に発症する事は希なのでそうです。
まっ!私のナルコレプシーは薬の副作用だとみられるから、自然発症とは違う。
でも、症状は殆ど同じなのでビックリです
明日、偶々医師に予約をしているので・・・

ナルコレプシー凡そ1,000~3,000人に1人の頻度でみられるらしいです。
最近特にナルコレプシーとオレキシンとの関係が注目されています。
オレキシンという脳内物質の低下が、ナルコレプシーという病気の発症に関わっている事が解ってきているのです。
オレキシンとは1998年に発見された、食欲や睡眠に関連する新しい神経伝達物質(ホルモン)です。
これは脳内視床下部に存在する神経ペプチド(タンパク質)のひとつで、別名ヒポクレチンとも呼ばれています。
近年、オレキシンの研究が進むにつれて、オレキシンと肥満の関係に注目が集まっていますが、これはオレキシンが脳内の視床下部の中でも、摂食行動レベルを司る部位に多く存在する為で、その為オレキシンは、食欲のコントロールとの関係が深いとされています。

同時にオレキシンは、覚醒レベルを司る部位にも存在している為眠りにも深い関係を持ちます。
オレキシンは神経伝達物質の一つですが、神経伝達物質は、食欲を刺激して食欲を促したり、抑制する働きもコントロールしています。
オレキシンは食欲を増進するホルモンで、血糖値が低くなってくると分泌され、食欲を刺激します。
更にオレキシンは満腹であっても美味しそうと思っただけでも分泌され、食欲を刺激してしまいます。
大変!大変!要注意で~す
被殻脳内出血の後遺症という大きな代償として「肥満からの脱出」を10年かけて受け入れたのに数日でリバウンドしたら大変で~す
45㌔が理想で、つい去年の暮までこの数値をチョッと下回っていましたが、理想に近づけようと頑張っていた私ですが、リリカを引用し始めてそのチョッとが上回って来つつあるのでとっても心配、その上「過睡眠」だなんて「認知症」が始まったと思っちゃうじゃないですか。
ああ、明日が速く来ないかなあ~~~
医者に会うのをこんなに心待ちにするなんて!

食欲も脳内の神経物質によりコントロールされますが、オレキシンは血糖値が下がってくると活性化し、食欲を促すのです。
ヤダ~
そして、食事が進むと、レプチンというホルモンによって、満腹感が刺激されて食欲を抑制するのです。
これまでに、レプチンとインシュリンだけが肥満信号の基準を満たしていて、レプチンは体脂肪に比例した水準で循環して、中枢神経系 (CNS) へ細胞質での濃度に比例して入るんですって。!
受容体はエネルギーの取入と消費の調節にかかわる脳のニューロンで見られるようです。
脳外科の医者に脳の写真をお願いしようかな? 笑うだろうなあ~ それだけで終えればいいですが~
つまり、オレキシンが増えると食欲が増大し、減ると食欲が抑えられるということになるんですよね。
別腹という言葉がある通り、食後の満腹感があっても、デザートなどを食べる事が出来ますが、オレキシンは甘いものを、多く摂取させる脳内物質の有力候補という説があり、
オレキシンは、甘くて美味しいものを、積極的に取り込む時に働く物質とも考えられています。

最近では、睡眠との関係に注目が集まっていますが、特にオレキシンと過眠症(ナルコレプシー)との関係が注目されているのです。
ナルコレプシーとは、別名「居眠り病」とも呼ばれ、睡眠不足などに関係なく、日中どんな状況・場所であっても強い眠気のおきる睡眠障害の一種で、比較的10代の若い人に発症する事の多い病気です。
私が気に入ったのは高齢者にはあまり見られないのがナルコレプシーだとう事です(笑い!)
脳内の視床下部外側野に存在する神経細胞がオレキシンを産生しているのだそうです。
1994年に肥満遺伝子の研究の際、発見されたレプチンという物質あります。
お腹いっぱい食べるとレプチンが分泌されて脳の視床下部の満腹中枢を刺激して「あぁ、おなかいっぱいになったなぁ。」と人間は食べるのをやめるのです。
気をつけなければいけないのは比較的早食いの日本人です。
何故なら、早食いはレプチンが分泌される間もなく食べてしまうのでつい食べ過ぎてしまうのです。
これが肥満には早食いがいけない理由の一つでしょう。
もう一つの作用として、こうしてレプチンが増えるとヒスタミンという物質も連動して増加する事が解って来ました。
ヒスタミンが増えるとやはり食欲を抑制するようです。
これまでレプチンとインシュリンだけが肥満信号の基準を満たしていると言われてきています。
レプチンは体脂肪に比例した水準で循環して、中枢神経系 (CNS) へ細胞質での濃度に比例して入ります。
受容体はエネルギーの取入と消費の調節にかかわる脳のニューロンで見られます。

一番タ大切な事かも知れませんが、症状の現れ方は・・・
日中に耐えがたい眠気が現れます。
これは前夜によく眠れたかどうかにかかわらず、毎日起こります。
1回の居眠りはおおよそ20分くらいで、目覚めたあとにすっきりするのが特徴です。
しかし、1~2時間するとまた眠気が襲ってきます。
普通なら眠気を催す筈のない大切な人との面会中などの緊張した時でも、
急に眠気に襲われて眠ってしまう睡眠発作を起こす事があります。
現に、耐えられなくなって道路の安全地帯まで行って車椅子を停めた事もあります(笑えませ~ん!)

治療は薬物療法が中心らしいのですが、日中の眠気を防ぐためには、精神刺激薬を用いるようです。
でも、私の場合は恐らくリリカを引用するようになってからの症状なので、明日、医者が何と言うかです。
ただし、一日の量が半分位だった時は日中に眠気を感じる様な事はありませんでした。
確かに痺疼痛の様子は変って来ています。
これまで痺疼痛は酷くても目頭止まりでそこから半身全部が痛み、更に部分的に手先だけがとか、顔面だけがという具合だったのですが、リリカを飲用するようになって、全身、否左半身満遍なく全部が以前より痛みが僅かにほんの僅か軽減させてきているのかな、と思う様な気がするのです。

生活の工夫としては、休み時間に20分位の昼寝をとる習慣をつけることが大切なのかしら

オレキシンは、食欲や報酬系に関わるほか、睡眠や覚醒を制御することが知られている。
オレキシンを作る神経細胞が消滅するとナルコレプシーという睡眠障害になる・・・これは重要だから覚えておかなくては・・・


長い長い文章に付き合って下さった方々には深くお礼を申し上げます。
解り易く説明したつもりですが、コメントや質問は大歓迎です。

『私、花粉症かしら?』疑惑を持つ季節がやってきました!

2011-02-04 23:33:52 | Weblog
花粉症・・・いつから巷で聞き始めた言葉でしょう?
私は留学して間もなく花粉症をhay feverという表現で知りました。
植物の花粉が、鼻や目などの粘膜に接触することによって引き起こされ、発作性反復性のくしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目のかゆみなどの一連の症状が特徴的な症候群の事です。

花粉症と風邪を心配していた私は医者に「自律神経鼻炎ですね」と言われました。
つまり血管運動性鼻炎という訳です。
個人差があると思いますが、私のは午後3時過ぎ頃に鼻がムズムズし出して完全にブロックされた状態になります。
その時近くにいる人は突然の鼻声に驚くようです。
みんな「風邪じゃない?」と異口同音に言いますが、本人は「チョッと違う?」と首を傾げてしまうのです。
じゃあ、何なんでしょう!
その内暫くすると、クリアな鼻水が水の様に出始めて最後にクシャミが連続最低数回出るのです。
そして終了・・・やっぱり変でしょう!
連続クシャミ後にこれが数回続く事はあります。
だから大きなハンカチ式タオルを持ち歩いているのです。
クシャミが出そうになったら左の健手の掌いっぱいにタオルを広げて鼻を中心に被うのです。
花粉症ではなさそうなので眼が痒い事はなく涙もこぼれません。

話は一端道草ですが・・・
最近はペットの花粉症も問題となってきていますね~
イヌの花粉症は1998年に、ネコの花粉症は2000年に初めて報告されたとされているそうですがが、人間と同じように以前から存在していたようです。
喋ってくれないからねえ~~~
特にワンちゃんは、人間のような鼻症状よって毛が抜けるなどの皮膚症状が多く見られるので、見た目にも悲惨な状態となる事が多いそうですよ!
ご近所に理由も分からず、突然毛が抜け初めて悲惨な豆柴犬がいますが、まさか・・・
ワンちゃんにも検査や治療は可能ですが、犬族には抗ヒスタミン薬が効きにくくて、ステロイドに頼らざるを得ない事が多いのだそうです。
重症の場合は減感作治療が行われる事があるようです。
花粉症が重症で、薬以外の治療には、少量の皮下注射を続ける事で症状を改善できるのですが、それが減感作療法です。
とっても細い針で注射するので、痛みはほとんどありませんが、
減感作療法には今のところ王道はなく、根気よく通院して治したい気持ちがないと長続きしません。減感作療法だけで症状を全く出なくするには、年月を要するという訳ですが、
最悪の症状を回避する事や、薬を減らす事を目的とすれば、約半年の治療で効果がみらるようです。
ところで、ネコちゃんにおいては検査も治療も困難であるといわれるようです。
でも取敢えずペット向けのサプリメント類も販売されているようですね!

話は脱線から本線に戻して(笑い!)・・・・
私が医師から言われた「血管運動性鼻炎』なる症状は最も特徴的なのは下肢寒冷刺激時にみられる鼻粘膜腫脹にあるという訳です。
フムフム・・・
正常者では、下肢寒冷刺激中は交感神経中枢の興奮により鼻粘膜容積血管収縮がみられると言うけど、血管運動性鼻炎では下肢寒冷刺激による鼻粘膜収縮反応は抑制され鼻汁分泌亢進と同時にむしろ有意な拡張反応が認められるんですって。
その通り!お医者様ってよく解るんですね、さすが!
血管運動性鼻炎では鼻粘膜を主とする末梢レベルに交感神経反応の抑制、副交感神経反応の亢進を起こす異常があるものだと考えるんですって。

ところでアレルギー性の鼻炎に見られる鼻づまりの原因の1つとして、免疫反応がきっかけで炎症細胞の浸潤が起こり鼻の粘膜が腫れるということがありますね。
でも、血管運動性鼻炎の場合は、免疫反応は関係なく、炎症細胞による炎症が原因ではないという訳です。
血管運動性鼻炎の場合、下半身が冷えたときに鼻づまりや鼻水の分泌が促進されるという特徴があるのです。
成程! だから日中でも気温が下がり始めると、通常、下半身が冷えてくるので、交感神経が働いて鼻粘膜容積血管などの血管は収縮し、熱の放出を抑制しようとする訳ですね。
自然の力・反応って凄いですね。
だって、部屋は暖房をつけっ放し、膝掛けはかけっ放し・・・それでも外気が下がり始めてるって考えたらいいんですよね~
血管運動性鼻炎の場合は、交感神経による鼻粘膜容積血管の収縮が抑制され、むしろ血管が拡張するのです。
組織内の血液が流出せず、血管内に静脈血がたまった状態が起こり、
つまり「うっ血」が起って鼻の粘膜が腫れて鼻づまりになるという事ですね。
フムフム!鼻の粘膜において、交感神経の働きを抑制し副交感神経の働きを促進する異常があるためと言う事ですか。
副交感神経の働きで血管の壁から血液成分が漏れやすくなる事により、血管外に血液成分が流出するので、
血管外の間質液が増加した状態となって、鼻づまりが起こる訳ですね。

血管運動性鼻炎の鼻づまりは、副交感神経の働きと深い関係があるのはわかりました。
そして、自律神経のバランスの崩れは全身的なものではなく、鼻の粘膜以外は正常であることも多いようだという事もわかりました。
自律神経系は、循環、呼吸、消化、発汗・体温調節、内分泌機能、生殖機能、および代謝のような不随意な機能を制御するのです。

交感神経と副交感神経の2つの神経系から成る自律神経は顔面神経に関して考えると・・・
唾液腺への神経線維が生じる特別な核、上唾液核を構成する細胞は網様体に点在していて、顔の核への背内側の細胞から成るのですが、節後線維は上顎神経の線維と共に鼻、軟口蓋、扁桃腺、口蓋垂、口蓋、上唇、歯茎、耳下腺、および眼窩の腺の粘膜へ分布し血管拡張と分泌を司っています。
いくつかの求心性線維が顔面神経に接続されているとされその細胞体が膝神経節にあるが、ほとんど知られていません。

何となく自律神経と鼻炎の関係が解って来た様な気がします。

何がきっかけかは本人もよくわからないのですが、突然「鼻が!鼻が!」とわめき出したくなり、鼻水をすするのです。
音はグジュグジュと、明らかに鼻がつまってきたようになるのです。
ああ~、ホントにミゼラブルそのものです!
鼻水が出始めてからほんの数秒で鼻は完全につまり、クチュ~ン~~~と激しいくしゃみが4~5回連続します。
すると、鼻にたまっていた鼻水が…となるわけです。
不思議なことに、くしゃみが治まると鼻水も止まり、自分はホッとするのです。
普段はくしゃみだけで鼻水はあまり出ないのですが、鼻水が出る時は殆どくしゃみとセットなのです(笑い)
鼻がつまってもくしゃみが出ないこともあります。
そんな時は鼻水は出ていないように思います。

医者の指示通り一日一回鼻炎スプレーを鼻の穴に噴射していますが、すでに数日過ぎた今、効いてきた様な気がします。
来週の火曜日に再診をお願いしていますが、どんな診断が出るか心待ちです。
一度の訪問で治っていたら、ナゾネックスという鼻炎治療噴霧剤は私にピッタリだったという事でしょう!