またまた出ました私の好きな言葉遊び・・・
燻銀・・・つまり「慰撫し銀」否もっと遊んで「慰撫し吟」といきましょうか~
「吟」は「調子が悲痛で沈んだもの」をいう。
「慰撫し」は慰め労わる事である。「撫し」は「正す」意とも言われている。 何が言いたいかって? つまり「燻し(慰撫し)銀の上には不可能はない」と言いたいのである。
先頃亡くなった井上ひさし氏曰く
難しい事を易しく
易しい事を深く
深い事を愉快に
愉快な事を真面目に
さすが中々いい事を仰る。「ひょっこりひょうたん島」は大好きだったが、四半世紀位前にR.P.氏に関してある事を個人的に知ってから興味が薄れていた。
マンネリ化を避け、笑いは作る・・・分かち合う・・・これが井上氏の真髄だと思う。
「ひょっこりひょうたん島」の歌が今更のように思い出される。放送1964年4月6日~1969年4月4日で調度私が留学していた時期と重なる。
♪♪♪
波をチャプチャプ チャプチャプかき分けて (チャプ チャプ チャプ )
雲をスイスイ スイスイ追い抜いて (スイ スイ スイ)
ひょうたん島はどこへ行く 僕らを乗せてどこへ行く ウウウー
丸い地球の水平線に 何かがきっと待っている
苦しいことがあるだろさ 悲しいこともあるだろさ
だけど僕らは挫けない 泣くのは嫌だ 笑っちゃおう
進め ひょっこりひょうたん島
ひょっこりひょうたん島 ひょっこりひょうたん島
♪♪♪
実にいい歌である。
『ブルドキアシリーズ』では大昔から自分たちを鎖に繋いで奴隷にしてきた人間たちに復讐するという、文化の進んだ犬たちの住む国・ブルドキアが舞台になっている。
ブル元帥は血筋もよく学歴もある、ブルドキアの最高司令官だが、どこか抜けていて失敗の連続。
ピッツ長官は、テレビからこぼれ落ちてきた政治家でイギリカ国のドンドン市出身でひょうたん島の初代大統領となるドン・ガバチョを平然と人喰いライオンに食べさせようとしたりする、血も涙もない犬で、シカゴのギャング出身のダンディとのゴーストタウンの決闘に敗れて倒された独裁者。
ダックス刑事は、長屋に住み男手ひとつで7人の子供を育てながら、ピッツにこきつかわれる刑事。
チワワ教授は、「人間はおとぎ話に出てくるだけの動物か、それとも実際にいるか」をテーマに研究している。
プードルは、テレビで「ハロー・プードル」というレギュラーをもつリッチなスターで歌も上手く、店も経営している。
ノラは、「ブルドキア新聞」の腕利きの記者だが、ひょうたん島民は人間であるという特ダネを掴んで公表すると殺されてしまう島民に同情し、島民に協力しようとしてピッツに撃たれる。
ブルドキアの生き残りの人間のノミはあくまで人間であることを隠し通そうとする。
実に現代でも興味深い作品である。
色々なシリーズがあるが、私はやっぱり「犬の話」を取り上げてみた。
個性豊かなキャラクターたちがミュージカル形式で笑いと風刺、冒険の物語を繰り広げ本放送当時子供たちの多大な人気を得たこの番組は、歌われた印象的な歌も含めて、NHK人形劇の代表的作品の一つとして数えられている。
出来れば今の子供達にもきっと受けるだろうと思う。
井上ひさし氏は、平和な時代は昭和20代前半と言い切っていた。私はその時代を大切な幼児期に重ねる事が出来たという事実に感謝している。
いい作品は何時になってもいい作品なのである。
燻銀を改めて銀に蘇らせるように、今一度「ひょっこりひょうたん島」の紐を解いて貰いたいものである。
銀は貴金属の中では比較的化学変化しやすく、空気中に硫黄化合物(自動車の排ガスや、温泉地の硫化水素など)が含まれていると、表面に硫化物が生成し、黒ずんでくる。銀が古くから支配階級や富裕階級に食器材料として用いられてきた理由の一つは、硫黄化合物や硫化ヒ素のようなヒ素化合物などの毒を混入された場合に、化学変化による変色でいち早く異変を察知できる性質からという説がある。
留学時代、月一度「銀磨きの日曜日」があったのが懐かしい。
因みに、私のカトラリーの最高品は銀カトラリーである。
銀製品は、年月を経ると空気中の硫黄分と反応して黒ずんでくるが、これを燻し銀と呼んで愛好する向きもある。そこで私は「燻し(慰撫し)銀の上には不可能はない」と言いたくなる。
燻銀・・・つまり「慰撫し銀」否もっと遊んで「慰撫し吟」といきましょうか~
「吟」は「調子が悲痛で沈んだもの」をいう。
「慰撫し」は慰め労わる事である。「撫し」は「正す」意とも言われている。 何が言いたいかって? つまり「燻し(慰撫し)銀の上には不可能はない」と言いたいのである。
先頃亡くなった井上ひさし氏曰く
難しい事を易しく
易しい事を深く
深い事を愉快に
愉快な事を真面目に
さすが中々いい事を仰る。「ひょっこりひょうたん島」は大好きだったが、四半世紀位前にR.P.氏に関してある事を個人的に知ってから興味が薄れていた。
マンネリ化を避け、笑いは作る・・・分かち合う・・・これが井上氏の真髄だと思う。
「ひょっこりひょうたん島」の歌が今更のように思い出される。放送1964年4月6日~1969年4月4日で調度私が留学していた時期と重なる。
♪♪♪
波をチャプチャプ チャプチャプかき分けて (チャプ チャプ チャプ )
雲をスイスイ スイスイ追い抜いて (スイ スイ スイ)
ひょうたん島はどこへ行く 僕らを乗せてどこへ行く ウウウー
丸い地球の水平線に 何かがきっと待っている
苦しいことがあるだろさ 悲しいこともあるだろさ
だけど僕らは挫けない 泣くのは嫌だ 笑っちゃおう
進め ひょっこりひょうたん島
ひょっこりひょうたん島 ひょっこりひょうたん島
♪♪♪
実にいい歌である。
『ブルドキアシリーズ』では大昔から自分たちを鎖に繋いで奴隷にしてきた人間たちに復讐するという、文化の進んだ犬たちの住む国・ブルドキアが舞台になっている。
ブル元帥は血筋もよく学歴もある、ブルドキアの最高司令官だが、どこか抜けていて失敗の連続。
ピッツ長官は、テレビからこぼれ落ちてきた政治家でイギリカ国のドンドン市出身でひょうたん島の初代大統領となるドン・ガバチョを平然と人喰いライオンに食べさせようとしたりする、血も涙もない犬で、シカゴのギャング出身のダンディとのゴーストタウンの決闘に敗れて倒された独裁者。
ダックス刑事は、長屋に住み男手ひとつで7人の子供を育てながら、ピッツにこきつかわれる刑事。
チワワ教授は、「人間はおとぎ話に出てくるだけの動物か、それとも実際にいるか」をテーマに研究している。
プードルは、テレビで「ハロー・プードル」というレギュラーをもつリッチなスターで歌も上手く、店も経営している。
ノラは、「ブルドキア新聞」の腕利きの記者だが、ひょうたん島民は人間であるという特ダネを掴んで公表すると殺されてしまう島民に同情し、島民に協力しようとしてピッツに撃たれる。
ブルドキアの生き残りの人間のノミはあくまで人間であることを隠し通そうとする。
実に現代でも興味深い作品である。
色々なシリーズがあるが、私はやっぱり「犬の話」を取り上げてみた。
個性豊かなキャラクターたちがミュージカル形式で笑いと風刺、冒険の物語を繰り広げ本放送当時子供たちの多大な人気を得たこの番組は、歌われた印象的な歌も含めて、NHK人形劇の代表的作品の一つとして数えられている。
出来れば今の子供達にもきっと受けるだろうと思う。
井上ひさし氏は、平和な時代は昭和20代前半と言い切っていた。私はその時代を大切な幼児期に重ねる事が出来たという事実に感謝している。
いい作品は何時になってもいい作品なのである。
燻銀を改めて銀に蘇らせるように、今一度「ひょっこりひょうたん島」の紐を解いて貰いたいものである。
銀は貴金属の中では比較的化学変化しやすく、空気中に硫黄化合物(自動車の排ガスや、温泉地の硫化水素など)が含まれていると、表面に硫化物が生成し、黒ずんでくる。銀が古くから支配階級や富裕階級に食器材料として用いられてきた理由の一つは、硫黄化合物や硫化ヒ素のようなヒ素化合物などの毒を混入された場合に、化学変化による変色でいち早く異変を察知できる性質からという説がある。
留学時代、月一度「銀磨きの日曜日」があったのが懐かしい。
因みに、私のカトラリーの最高品は銀カトラリーである。
銀製品は、年月を経ると空気中の硫黄分と反応して黒ずんでくるが、これを燻し銀と呼んで愛好する向きもある。そこで私は「燻し(慰撫し)銀の上には不可能はない」と言いたくなる。