撮り旅・ヨーロッパ

ハンガリーを拠点にカメラ片手に古い教会を主に写真撮影の旅を楽しみ、そこで拾った生活、文化情報を紹介します。

バラトンそぞろ歩き  古城(3)

2017-12-18 14:42:19 | 海外生活

  湖畔より22kmほど北側内陸部に入ったシュメグ町(ヴェスプレーム郡、人口6200人)

 にあるバラトン周辺で城の形を残している3つ目の古城を訪ねた。(17 Dec. 2017)

3.シュメグ城 (Sümeg vár)

  1260年代に国王ベラ4世(在位1235-1270)は、再度のモンゴル人の襲撃に備え、標高

270mの丘の上に石の城を築いたのが、オリジナルで、当初は南側の砦のみであった。

その後ヴェスプレームの司教に譲渡し、1552年にオスマン・トルコ軍にヴェスプレームが

陥落した為、司教区が一時、ここに移された。 その間にトルコ軍の襲撃に備え、城を厚い

壁で補強・拡張し、ハンガリー軍唯一の城として持ち堪えた。 

しかし、1713年のハプスブルク帝国との独立戦争で破壊された。

1960年代より大規模な修復が開始され、1989年から現在に至る。

 

<ロケーション>

  

 

城模型による外観と見取り図

 

城入口門

 

城門

 

初期に出来た砦(3層)

  

 

1階部にある礼拝堂

  

 

礼拝堂の隣なりにある拷問部屋

 

上階は城主の居間や会議室

 

16~18世紀に拡張された部分

 

拡張した側(北西側)から中庭を挟んで見た初期の砦

 

シュメグの町中心を望む。 左がフランシスコ教会、右がローマカトリック教会

 

MAVのシュメグ駅方面

 

城の北側、城へはここから左の坂を登る。 レストラン、土産物屋、乗馬クラブが麓に有る。 

 

フランシスコ教会; 1653年にバロック様式で建立。

 

教会内部、日曜ミサ前

 

   これにて、「バラトンそぞろ歩き 古城(3)」は、お終いです。

 

「バラトン遍路の旅」  http://motsukahu.web.fc2.com


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