撮り旅・ヨーロッパ

ハンガリーを拠点にカメラ片手に古い教会を主に写真撮影の旅を楽しみ、そこで拾った生活、文化情報を紹介します。

Magyar-gyeromonostor (マジャール・ジェローモノシュトル)の教会

2013-05-01 22:32:22 | 海外生活

 ハンガリーの教会巡りの旅も、当初の目標であった八十八箇所をはるかに超え、ちょうど今回で

ふた周りしたことになる。 まだ、まだ、ここErdély (エルディ)には数多くのハンガリーの教会(古刹)

があるが、ひとまずルーマニア(トランシルヴァニア)に別れを告げたい。

最後に、この地域(Kalotaszeg)で、最も古く、Erdély でも素朴で、最も美しいと評判の教会を紹介

しましょう。 Magyar-gyerómonostor (マジャール・ジェローモノシュトル)の村の人口は1900人、

うちハンガリー人は200人、2002年以前は、もっと割合は多かったが、年々減少傾向にある。

                                   gyerómonostor のó のスペルが違っていますことご了承ください。  

<百七十六番札所; Magyar-gyerómonostor  カルビン派教会>

   教会は、最初に1196年に Mikola 家のシトー会の修道院としてスタートし、後にベネディクト派

  の修道院となった。 13世紀に、タタール族に襲撃された後、現在の西側にある塔をツインの形で

  建てた。(現在はひとつである)  南門脇にある3体の石の彫刻もこの時代に造られたものである。

  1330年、教会区教会となり、1442年には教会は改築、拡張された。

  18世紀に、ハブスブルグ帝国によって教会は破壊された。 (戦いはいつの世にも、なんとも罪な

  所業であることよ)  1734年に残された建物で再建された。

  1447~1758年に、内陣天井を絵師 Umling Lórunc によるカセットタイプの板絵を貼って飾ったが

  現在は、2階信者席の手摺部分にあるのみ。

         シトー会; 1098年にフランスの St. Robert によって創立された、ベネディクト派の一派

 

 南側からの教会                          西側からの教会

 

 

 西門                 南門

 

 

 現行の南門脇にオリジナルの門が保存されている。

  

 

 教会北側            北側内陣壁にあるユニークな窓(換気孔?)

 

 

 南門の横の壁にある日時計と彫刻 (13世紀のオリジナルのもの)

 

 聖ミハイルとドラゴンとの戦い       ライオンの像

 

 

カロタのBird-Girl と呼ばれている。 塔の窓(ロマネスク)/ロマネスク様式の玄関レリーフ

      

 

 内陣(祭壇と東側信者席)                    説教台(1752年作)

 

 

 内陣西側信者席                         祭壇通路のゲート

 

 

 カセットタイプの板絵                     この地域の特徴的な青い刺繍

 

 

 テーブル(1758~)         内陣への通路ゲート(アーチ枠にロマネスクのレリーフ

 

 

   これで、「Magyar-gyerómonostor (M.ジェローモノシュトル)の教会」は、お終いです。

 

「バラトン遍路の旅」

 

 

 

 


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