今回はドナウ川を渡ってペスト側を歩いてみる。
ペスト側から見る王宮はやはり絵になるなあ~。 敢えて贅沢を言えば五月晴れであって
欲しかった。(写真はくもり日で雨雲到来中) May 16 2018
ドナウの対岸より王宮を収める恰好のフォトスポットに次の2つの銅像を入れるのが常道らしい。
① ハンガリーの宗教画家のイグナスク・ロスコビッチス (1854-1925) 像
May 16 2018
② 洪「Kiskirálylány」、英 「Little princess」像
May 16 2018
こちらの像への思い入れは、以前使っていたハンガリー語のテキストの表紙になっていた
ことより、長い間、その由来について興味をいだいていた。
像の作者は、László Marton (1925-2008) で、これよりも小さいオリジナル像を1972年に
彼の最初の5歳の娘をモデルとして造った。頭に新聞紙で作った冠とマントのように羽織っ
たバスロブ姿であるという。 像を大きくしてここに飾られたのは1990年、1889年には
彼の生まれ故郷のバラトンのトポルツァ (Topolca)市と池袋の東京芸術劇場に寄贈している。
近々、László Marton の生まれ故郷を訪ねてみたくなった。 乞うご期待を!
<ペスト市街地マップ>
次に挙げる①~④教会は、ペスト側で名の知れた教会だから、外観写真のみの記載とする。
(詳細は本ブログに投稿しているので参照下さい(2014-02-15 & 2013-03-08)
① 聖イシュトヴァン大聖堂 (Szt. István Bazilika)
May 16 2018
② 市教区教会 (Belvárosi Prebánia templom)
May 16 2018
③ 聖マルギット教会(別名;レヘル “Lehel” 教会)
Mar 28 2008
④ シナゴーグ (Zsinagóga)
Feb 14 2014
ここからはガイドブックに出て来ないだろう教会。
⑤ 聖十字架教会 (Szt. Kereszt templom)
ハンガリーに住んで十数年来、空港に行く際に、いつも気になっていたウーロィ (Üllői)
通り沿いにある教会。 「あゝ、あれ!」と思われる人もいることでしょう。
May 06 2018
私にとっての「あれ!」とは、最初に赴任した時の歓迎会が教会脇の中華料理店であり、
教会の向かいには、ご贔屓だった米国Wendy's がハンガリーに初めて上陸し、何度か
通ったことがあったが、今では両方とも姿を消してしまった。 この横を通るたびに
自分のハンガリーでの原点を感じさせられる教会でもある。
1930年に建立され、現在の物は2003年にネオロマネスク様式で改装された。
上が正門、下が南門
内部;ネットのコマーシャル写真を拝借
⑥ ブダペスト改革派教会 (Nagy Várad tér Református templom)
1930~1935年にネオロマネスク様式で建てられたカルヴァン派の教会。
May 06 2018
教会内部
ネットのコマーシャル写真を拝借
⑦ パウルの聖ビンセント教区教会 (Páli Szt. Vince Plebánia temp.)
1935~1936年にネオロマネスク様式で建てられたローマカトリック教会
May 06 2018
教会内部
ネットのコマーシャル写真を拝借
⑧ アッシジの聖フランシス教会 (Assisi Szt. Ferenc templom)
1867~1879の10年の歳月を掛けて折衷様式で建てられた。 現在は生憎の改装中。
May 16 2018
教会内部 ネットのコマーシャル写真を拝借
⑨ カルヴァン改革派教会 (Kálvin református templom)
1816~1830年に古典主義様式で建てられ、ブダペストでカルヴァン派の教会としては
最も古いと言われている。 May 16 2018
教会の正面に立つジャン・カルヴァン(1509~1564年)の像 May 16 2018
引き続き次章では、ペスト側をドナウ川に沿って北上する。
今回はこれにて「ブダペストの街歩きと小さな教会探し(3)」はお終いです。
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