撮り旅・ヨーロッパ

ハンガリーを拠点にカメラ片手に古い教会を主に写真撮影の旅を楽しみ、そこで拾った生活、文化情報を紹介します。

アドリア海の街と教会(2)

2018-02-23 16:19:45 | 海外生活

ロヴィニュ (Rovinj)

 前回のポレッチ (Porec) と南端のプーラ (pula)の間にあってイストリア半島の三大リゾート

地として共に多くの観光客を集めている街である。町の歴史はポレッチと同様のため割愛する。

人口は、近郊も含めて15,000人はポレッチとも同規模。

  半島の東側ロヴィニュ港より見た旧市街

 

<ロケーション> ... 赤丸で囲った場所が今回の訪問地。

 

◆ 聖エウフェミヤ教会 (St. Eufemije) 

  ここでも街のシンボルは、市街地の中央に鎮座する聖エウフェミヤ教会である。

 オリジナルは6世紀に建てられた竜退治の聖ゲオルグを祀った教会であり、後に、町の

 守護聖人であった聖女エウフェミヤを祀る教会として1725~1735年に増改築された。 

 聖女エウフェミヤは、303年にローマ皇帝ディオクレティアヌスのキリスト教への迫害の為

 に処刑された。 その遺骨がコンスタンティノープルに収めらていたが 800年に遺骨箱が

 ロヴィニュ海岸に流れついた、以降、棺はここで守られ続けているという伝説。

 

 主祭壇

 

 左側廊

 

 右側廊

 

◆ 鐘楼; ... 1736年に建造、高さ61m

  

 

 塔内部の木造階段で展望台まで登ることが出来る。

 

 頂上には3個の質素な鐘

 

◆ 鐘楼から望む市街地

 北側市街地

 

 南側市街地

 

◆ 市街地

    迷路のような石畳の路地には、観光地と裏腹な庶民の生活臭が漂う。

  

  

 

   路地で見つけた心和む彫刻

  

 

 市街地への入口、バルビ門;

   1680年にバルビ家によって造られた。門の上にヴェネツィアの守護神である

   翼を持つ「聖マルコのライオン」像とバルビ家の家紋があしらわれている。

  

  チトー元帥広場にある後期ルネサンス様式の時計台 

◆ リム・フィヨルド (Limski Kanal)

 ポレッチからの道中(ロヴィニュの街手前5km付近)で見たフィヨルドは圧巻。

  

 

           これにて、「アドリア海の街と教会(2)」はお終いです。

 

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