いよいよ美しい緑の都、ブラショフ(Brasov)、ブラショー(Brassó ハンガリー語)に
到着である。 人口32万のルーマニア第2の都市で、旧市街は海抜865mのTámpa
(タンパ)山の麓にあり、12世紀頃にサス人(ドイツ南部ゼクセン人)の商人達により
建設され、ルーマニア人、ハンガリー人の3民族で共栄共存して来た。
山の頂上に「BRASOV」のカンバン。 レプブリチ(Republicii) 通りには、アールヌーヴォ
建築も多く残り 、シックな装うおいを醸し出している。
レプブリチ通りは週末には歩行者天国で、カフェ・ スケイ(Schei)門はサス人に建設
レストラン・アパレル店が軒を並べ観光客と若者 されていた当時、この門に隔てられた
で賑わう。 外にルーマニア人は追いやられていた。
スファトウルイ (Sfatului) 広場と歴史博物館(旧市庁舎) ブラショフ県庁舎(20世紀初頭に建立)
1420年建立
百九十番札所; Fekete Templom (黒の教会)
やっぱりかと想像していた通り、教会の内部撮影は禁止であったため、教会内部に飾られている
絨毯、タペストリー、そして1839年に作られたというルーマニア最大のパイプオルガンは目に焼き
付けておくほかない。
教会は、1383年から約100年かけて建設されたルター派の教会である。
トランシルヴァニア地方最大の後期ゴシック様式建築で、1689年にオーストリア・ハプスブルグ軍
の焼き討ちで壁が黒こげになったことが、「黒い教会」の謂われである。
西側からの教会 西門
南西側からの教会 ヨハン・ホンテナス(1498~1548)の像
西側尖塔
南門
北門
南側(祭壇付近)からの教会外観 補強壁に飾られた聖職者の彫像
東側(祭壇付近)からの教会外観
ゴシック建築の特徴である長窓
これで、「ブラショフ・トランシルヴァニアの教会」(3) 黒の教会は、お終いです。