撮り旅・ヨーロッパ

ハンガリーを拠点にカメラ片手に古い教会を主に写真撮影の旅を楽しみ、そこで拾った生活、文化情報を紹介します。

「バラトンの車窓から」(16)バラトンボグラール、フォニョード

2013-11-17 03:34:15 | 海外生活

 バラトンフルドヴァール (Balatonföldvár) を出た列車は、バラトンサールソー駅、バラトンセメシ駅

バラトンレッレ駅を駆け抜け、バラトンボグラール駅に到着する。

     バラトンサールソー (Balatonszárszó) 駅       バラトンセメシ (Balatonsyemes) 駅

 

 

 バラトンレッレ・フェルショウ (Balatonlelle-felsó) 駅      バラトンレッレ (Balatonlelle) 駅

 

 

 この近郊で最も大きい町バラトンボグラール (Balatonboglár 人口6000人) に到着。

 

 

 町の特徴は、町中心部のすぐ背後にある展望台、遊園地、霊園が多くの観光客を集める、バラトン湖の

ワイナリーとして近年人気上昇中。 展望台から見た町の中心部と向こうにフォニョード (Fonyód) の丘を望む。

 

 展望台からは対岸のバダチョニ山も望むことが出来る(この日は残念ながら、霧が深く、視界がきかず。)

 

 展望台と山中を走るコースター等、遊具を揃えた遊園地は、子供達に大人気。

 

 

 新しい教会と礼拝堂、墓地は山の半分を使い、老若男女、幼児と全世代で山を共有できる都市計画には称賛。

 新しい礼拝堂と向こうには教会。   新しい教会の隣にには、13世紀に有った教会の基礎のみが残っている。      

         

 

急行列車はフォニョードリゲット駅を通り過ぎ、フォニョード駅に到着。(ブダ南駅から2時間22分)

  フォニョードリゲット (Fonyódliget) 駅              フォニョード (Fonyód) 駅構内

 

 

 あれは何時頃の事だっただろうか? 1999年の夏の暑い日だったような? 坂道を降りたバス停の前で

麦わら帽子を被った好好爺然としたKさんが手を振って合図しながら迎えてくれた。 Kさん夫妻の家を訪ねた

あの日が最初で、最後の出会いになってしまったが、以後、ここに来るたびに、あの麦わら帽子姿が立って

待っていてくれるような気がしてならない。 そして、ここが私の取っておきのビュースポットになってしまった。

Kさん、里帰り(第二の故郷としての)はどうですか? 今度は私が麦わら帽子を被って待っていましょう。

  坂道を登った所がバラトン随一のビュースポット。      

 

 

   左よりバダチョニ山(438m)、グラーチ山(393m)、チュンゲ山(311m)。

 

  グラーチ (Gulács) 山は、まさにバラトンミニ富士。

 

 フォニョード埠頭からバダチョニ (Badacsony) 山を望む。

 

 フォニョード湖畔から

 

この近辺の教会; 湖畔沿いには少ないが、平原部には、中世の美しい教会が点在している。

              詳しくは、ホームページ「バラトン遍路の旅」を参照下さい(巻末にリンク有り)。

 ① バラトンセメシ教会(12世紀建立)            ② テレキ (Teleki) 教会 (13世紀前に建立)

 

 

 ③ ラディ (Rádi) 教会遺跡 (13世紀建立)      ④ ギュジ (Gyugy) ローマカトリック教会(900年頃建立)

 

 

 ⑤ ブジャーク (Buzsák) 白いチャペル(13世紀建立)    ⑥ 現役のブジャークRK教会(1791年建立)

 

 

お薦め観光スポット; 

 ① ブジャークの古民家と刺繍の里、古民家の中で刺繍を即売。

 

 

 ② ショモジ城跡 (Somogyvár) : 10世紀のアルパード王朝時代に造られた。

 

 

      これで、「バラトンの車窓から」(16)バラトンボグラール、フォニョードは、お終いです。

 

「バラトン遍路の旅」