撮り旅・ヨーロッパ

ハンガリーを拠点にカメラ片手に古い教会を主に写真撮影の旅を楽しみ、そこで拾った生活、文化情報を紹介します。

「バラトンの車窓から」(13)バラトンアリガ、ビラゴシ

2013-11-02 19:08:39 | 海外生活

 バラトン湖の南回りの玄関口は、バラトンアリガ (Balatonaliga) である。

駅の真下には、クラブアリガという風光明媚な湖畔と港、宿泊施設を持った特別ホリデーリゾート区域がある。

第2次世界大戦後にソ連共産党のホリデーリゾートとしてバラトンビラゴシ (Balatonvilágos) 側を、又、

ハンガリー政府のリゾート地としてバラトンアカラッチャ (Balatonakarattya) 側を特別に隔離使用していた

ので湖畔道路は一般車両の通行を規制している。 この政府の私有化はバラトンアリガとバラトンビラゴシが

統合する2006年まで続いた。 最近では、内部の湖水浴場、ホテル、港が一般にも開放され始め、年々、

一般保養客が増えて来ている。 但し、湖畔道路はどういう訳か、依然として規制されたままである。

二つの村を合わせた人口は約1200人で、2013年よりVesprem 県からSomogy県に管轄は移った。

 

 森の中に佇むバラトンアリガ駅                  駅の向こう崖下に広がるクラブアリガ

 

 

セーケシフェヒルヴァール (Székesfehérvár) からの     駅から降りたところにお薦めレストラン;

普通列車(431系気動車で3両編成)              “HÁRSFA (ライムの木)” バラトンの魚料理が良い

 

 

 バラトンの南回り路線で高台を通るのは、この辺だけなので、車窓からの眺めはこの辺が一番だろう。

 向こうに望むはシオーフォク (Siófok) の街である。

 

バラトンアリガとバラトンビラゴシの間にある広大な広場は、人々にやすらぎと憩いを提供してくれている。

 

 森に包まれたクラブアリガ

 

アリガ~ビラゴシ間を走る列車(431系気動車)                                 2012年1月9日撮影

 

 雪の中を頑張る431系気動車;                                 2012年2月5日撮影

 431系は姉妹車V63型と共に、インターシティ、ユーロシティで今も活躍中(1960年代から)

 

静かな散歩道(勝手に名付けた哲学の道)と名物になっている貯水池

 

 バラトンビラゴシ(Balatonvilágos) 駅              サバデショシトー (Szabadisóstó) 駅

 

 

 サバデショシトー駅の前に無料の湖水浴場がある。    サバデフルドー (Szabadifürdő) を過ぎると次は

 無料で設備の整っているのは、ここだけ。           バラトン最大の街シオーフォクである。

 

 

駅名 (Szabadifürdő) を直訳すると「自由浴場」となり、駅前に温泉があるが、自由と云えどもタダではない。

バラトンにある公共温泉は2つ有り、ひとつは有名な「ヘーヴィーズの温泉湖」と、もうひとつはここである。

バラトン湖の水が冷たい季節は、ここでの入浴も格別のお薦め。  (料金は2400Ft/3H, 2900Ft/日)

 

 

 

     これで、「バラトンの車窓から」(13)バラトンアリガ、ビラゴシは、お終いです。

 

「バラトン遍路の旅」

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