全国のコロナ感染の一つの指標ともいえる東京の新規感染者数が先日連続して600人台をを記録したが、昨日14日は308人と半減した。やれやれと思ったが、都内の入院患者数は2049人もおり、うち重症者は73人といずれも緊急事態宣言解除後の最多だという。
こんな事態の中で政府のウィルス感染対策本部の会合が菅義偉首相出席のもとで開かれ対策を色々協議したが、今朝の新聞の見出しは「”Go To トラベル"全国一斉停止 28日から来月11日」(産経新聞首都圏版1面トップ)であった。まるで拡大防止策が"Go To トラベル”一本だけかのようだ。しかし、産経新聞の社説が主張しているように、なぜ28日まで待つ必要があるのか。
小ブログは先日来、菅内閣のコロナ対策が”甘すぎ後手後手だ。緊急事態宣言を再発すべきだと主張してきた。「勝負の三週間」と銘打っていたが、残念ながら成果はなかった。政府が”笛を吹いても国民が躍らないのだ。この三週間繁華街の人出は減らなかった。戦争中の非常時下では旅行など楽しめなかった。酒は夕方の一刻だけ国民酒場で一合だけ、それも抽選に当たった者だけが飲めた。今のままでは、欧米のようなオーバーシュートさえ起きかねないのでは。