「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

都会のブリーダーの無作法なマナー

2014-04-06 06:41:05 | Weblog
毎日膝の機能のリハビリのため杖をつき出来るだけ歩くようにしている。歩道のない狭い脇道では、対抗の車がくれば一時立ちどまるほど注意している。昨日も近くのミニ.スーパへ買物へ行き、角を曲がろうとしたら、犬を4匹連れたブリーダーが小用をたせている。吼えられるのがイヤなので、車道へ出たらブリ―ダーから”おじいさん、危ない車がきている”と怒鳴られた。後から来ている車は僕の行動をみていてストップしてくれていた。最近、わが町では、こういったブリーダーが増えてきているが、他所ではどうなのだろうか。

愛犬ブームである。近くの駒沢五輪公園に「ドッグラン」施設があるせいか、わが町はとくに愛犬連れが多い。一時に比べれば、だいぶマナーがよくなってきたが、それでも家の横の電信柱には時々フンが残っている。この愛犬連れに混じって、最近、小型犬だが、綱に3匹から5匹結んで散歩している姿が目立つようになった。一応、フンの処理用の袋は持っているようだが、小便させても水を流していない。何匹も連れているのだから不潔きわまりない。

僕は犬は嫌いではないが、最近の愛犬ブームは度を越しているように見える。徳川五代将軍綱吉の頃"生類憐みの令”で、極端にお犬様が大切にされた時代があったそうだ。川時代、江戸の名物は”火事に喧嘩に犬の糞”と言われたほど、街中に犬の糞があったとのこと。ブリーダーに対して取締法はあるのかどうか。野中の一軒家ならいざ知らず、東京の高級住宅街で、犬を繁殖させ、運動代わりに街中を散歩させられては、たまったものではない。

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4 コメント

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子供代わり (chobimame)
2014-04-06 22:35:21
最近のペットブームは、なんとなく奇異に見えます。昔のペットの飼い方とは全く違います。まるで子供扱いです。隣に住む夫婦が犬をかっていますが、散歩は抱っこです。4本も足のあるのだから、人間より俊敏なはずです。
知人が子供を公園で遊ばせていたら、散歩につれてきた犬を砂場で糞尿をさせたので、子供たちの使う砂に止めて欲しいと言ったら、逆ギレされたそうです。
スーパーや飲食店に平気で連れてくる人もいたり呆れます。
このような動物を人たちは、マナーがなっていません。
全員ではないですが、圧倒的に犬を人間扱いしている人が多く、マナー違反を当たり前のような顔でやってのける人が目につきます。
犬の前に飼い家主の教育からやらねばならない時代です。
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おイヌサマ (kakek)
2014-04-07 07:57:17
chobimame さん
犬に服を着せているのにも違和感を感じます。たしかにPETは可愛いものですが、ご指摘のように、ブームは異常に感じます。綱吉の”おイヌ”さま時代です。何匹も飼っているのは、どのような神経の持ち主なのか、結局他人の事を考えない、自分中心の人たちだと思います。
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ペット:溺愛されたり、奴隷にされたり (lordyupa)
2014-04-07 11:03:04
H24年度の保健所など公的機関による殺処分数は、犬は約4万匹、猫は約12万匹だそうです。飼い主にとって不都合となると、平気で捨てるのが大半のようです。
ブリーダーの場合には、金儲けも大きな動機なので、金持ち顧客の多そうな地域では、いわば、牛馬の牧場の替わりに、何匹もの犬の飼育のために、公共の道路や公園をわがもの顔で使っているのかもしれません。ブリーダーによる犬の散策については、法的規制を条例で拘束した方がよいかもしれません。
敗戦後、核家族がすすみ、少子化もすすみ、飼い主の都合で、飼い主の言いなりになるペットが「子や孫の代用」もしく、幼女の「着せ替え人形」のようないびつな心のスキマを埋める役割を果たしているのかもしれません。私は、若い柴犬が大好きですが、品種改良を人工的に加えたカタカナの名前がついた異様で不自然な犬猫は、違和感があります。
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着せ替え人形 (kakek)
2014-04-08 09:52:40
lordyupa さん
その昔、子供が小さかった頃、酔ったついでに新宿ガード横の店で柴犬の雑種を買って帰ったことがありました。飼い方が解らず、人を咬むので結局、保健所の世話になりました。殺処分の数の多さを知り、やはりそうかと合点しました。
駒沢公園は、平日でもジョギングと犬のお散歩のメッカです。ちょっと異常なペットブームです。犬の衣裳、カッパなど、まさに昔の着せ替え人形ですね。
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