「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

核拡散防止条約への参加 被爆記念物の保存

2019-08-07 05:09:14 | 2012・1・1
原爆投下から74年の昨日、爆心地に近い平和記念公園からの戦没者慰霊式.平和記念式をテレビ中継で見た。遺族代表ら5万人が参加、世界92か国とEU(欧州連合)の参加があったが、来賓の安倍晋三首相は、残念ながら今年も核拡散条約(NPT)への加入への言及はなかった。松井一実広島市長は世界恒久平和実現のため核兵器断絶を訴え、NPTへの参加を求めた。
 
NPTへの参加は世界の趨勢である、安倍総理は被爆国として核保有国と非保有国との間にたって核絶滅を図るといっているが、今一つ説得力に欠ける。事実、74年の記念日を知ってか,知らぬかわからないが、北朝鮮がまた日本海に向けて飛翔体ミサイルを発射した。この2週間に4度目である。これに対してNPT不参加の米国は是認しており、北朝鮮は一度加盟したが脱退している。
 
トランプ大統領も金正恩委員長も広島、長崎の被爆地を訪れたことがない。一度、被爆記念記念館を見学、展示物を見れば、核兵器の断絶に踏み切るはずだ。被爆者の平均年齢は82歳で、年々、直接の被爆者の数は減ってきている。しかし、被災の記念物は残っている。昨日、僕はテレビの番組で、被爆して亡くなったボロボロの少年の制服の名札に僕と同じ生年月日が読み取られ、改めて74年前を思い起こした。トランプも金正恩も、また安倍晋三も原爆後に生まれた世代だが、原爆許してはいけない。
 

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6 コメント

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Unknown (chobimame)
2019-08-07 18:00:30
広島のある高校で、学生が被爆者から聞き取り調査を行い、それを絵にしているそうです。
しかし近年、証言者が激減しいつまでこの試みが出来るかわからないそうです。
被爆者の中には、証言を拒む方もいて、なかなか難しいようです。
日本は、核を持っていなくても、アメリカの核の傘の下にいます。
なんとも皮肉な話です。
トランプの間は、アメリカファーストなので平和的な話は出来ません。
核が必要な世の中なんて、考えただけでもゾッとします。
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テロ組織など国家でない勢力に核拡散 (lordyupa)
2019-08-08 01:24:40
アルカイーダ、IS、タリバン、イラン革命防衛隊、などなど、国際条約を締結することがありない、過激な政治・宗教の集団に、ロシアや中国起源の核技術が、北朝鮮やイランを経由して、わたりつつある現状は憂慮すべきだと思います。
 核兵器は、相互抑止を前提とした兵器だったのが、小型化技術が発展し、ごく近い未来に、小型戦術核兵器として、ロケット砲と同様に、『使うための』兵器へと進化しつつあるのは、恐ろしいことです。
さらには、米国・ロシア・中国は、近い将来、その兵器を使うのも兵隊ではなく、無人化ロボットを開発中の可能性が高い。

20世紀には、広島・長崎で大量破壊兵器によ非戦闘員日本人の大量虐殺が米軍によって遂行された。明らかな、当時の戦時国際法違反であったが、戦勝国の戦争犯罪は、東京裁判では裁かれなかった。
 また、中国のウイグル自治区では、度重なる、人民解放軍による核開発の原爆実験により、大量の被害者がでており、これも、チェルノブイリ原発事故よりも、深刻な被爆をもたらした。

chobimameさん
トランプ大統領は、北朝鮮による短距離ミサイル実験は、米国に届かないので、国連制裁決議違反であっても、容認すると公言していますが、日本は、どのように、この短距離弾道ミサイル(やがて、生物兵器、サリンなど化学兵器、ゆくゆくは、小型原爆を搭載できる日が、くるかもしれない)の脅威から、具体的に守るのでしようか?
とても、やっかいな事態です。日本独自の核武装をしないとしたら、当面は、北朝鮮の核発射基地とピョンヤンを日本から攻撃できる通常兵器搭載の巡行ミサイル、もしくは、弾道ミサイル基地を国内に整備することにならざるを得ないかもしれません。
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トランプの感覚 (kakek)
2019-08-08 14:18:04
chobimame 様
オバマが2015年、現職の米国大統領として広島をとずれ献花した時、トランプはハワイ真珠湾で戦死している自分の伯父は、オバマに殴りかかっただろうといった意味のことうぃい、絶対に広島、長崎へ謝罪へ行かないといっています。トランプだけでなく、一般のアメリカ人は同じような感覚です。
毎年、この8月になると、駐日大使が交代で帰国、代理の公使が形だけの参加をしています。今年もそうでした。
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偶発な棄権 (kakek)
2019-08-08 14:36:19
lordyupa 様
日本が音頭を取って核拡散防止条約に調印し、広島で歴史的な世界中のすべての国が参加して調印式を行わなければ、核兵器は、残念ながら絶滅しないのではなでは.。トランプのような自分よがりな男がいると、偶発的なことが起こります。怖いですね。
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北朝鮮の核を監視する在日米軍 (lordyupa)
2019-08-09 00:58:17
国連で、北朝鮮に核を廃棄しろと口頭で非難しても、
全く、北朝鮮は無視するばかりな点が困るところです。

時には北朝鮮の領空侵犯をも行い、日本の自衛隊ではできない偵察活動を在日米軍基地から発進した米空軍機が行っている。将来、この活動が、なくなったら、日本の自衛隊が独自におこなわなければならなくなる。

トランプ大統領の本意は、
日本は国防予算を、普通の国なみに、GDP予算の2%ぐらいに倍増して、必要なら、憲法9条を改正して、自衛隊の装備と増員をはかり、専守防衛ではなく、日本の安全保障に役立っている米軍の活動をもっと肩代わりしてくれ。そうすれば、日米同盟を維持しつつも、米軍の方の費用と要員の負担は結果的に少なくなるから・・・ではなかろうか?
朝鮮日報によれば、
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北ミサイルの動向が尋常でない…核探知米偵察機が次々と日本に集結

2019年08月08日15時23分 [ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]

米空軍の特殊偵察機WC-135Wスニファー、米空軍の特殊偵察機RC-135Sコブラボール、高高度無人偵察機RQ-4Bグローバルホーク。
米国空軍の偵察機が最近、次々と日本に集まっている。これら偵察機の活動も増えている。先月25日以降4回もミサイル(または放射砲)を発射した北朝鮮の動向を監視する目的と考えられる。
航空機の飛行をモニタリングするエアクラフトスポットによると、6日に1機のWC-135Wが沖縄の嘉手納基地を離れて東京近隣の横田基地に移動した。空中の放射性物質を採取するWC-135Wは北朝鮮が核実験を実施するたびに日本に展開して韓半島(朝鮮半島)周辺を飛行した。コンスタントフェニックス(Constant Phoenix、不死鳥)よりスニファー(Sniffer、におい探知機)と呼ばれることが多い。
WC-135Wは1日にインド洋のディエゴガルシア基地から嘉手納基地に移った後、6日に東シナ海を飛行した。WC-135Wが横田基地に移動したのは、米本土に戻る前に経由したのか、作戦を遂行するためかはまだ確認されていない。
6月9日に嘉手納基地に臨時配備されたRC-135Sコブラボール(Cobra Ball)も迅速に動いている。RC-135Sは最先端電子光学装備で遠距離から弾道ミサイルの軌跡を把握できる特殊偵察機だ。
RC-135Sは6日の北朝鮮の新型短距離弾道ミサイル発射当時、嘉手納基地を離れて西海(ソヘ、黄海)に出動した。北朝鮮が「新型大口径操縦放射砲」を発射したと主張した先月31日にも東海(トンヘ、日本名・日本海)で特殊偵察作戦をした。
先月11日にはRC-135Sが南シナ海を偵察した。当時、中国が南シナ海に向かって弾道ミサイル数発を発射した頃だった。
5日にはグアムのアンダーセン基地から飛行したRQ-4Bグローバルホーク(Global Hawk)2機が横田基地に到着した。RQ-4Bは電子光学装備・熱映像センサー・合成開口レーダー(SAR)を備えた高高度無人偵察機。韓国も4機のRQ-4Bを今年から導入する計画だ。4機のうち最初のRQ-4Bは今月中に韓国空軍に引き渡される。
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感謝 (kakek)
2019-08-09 10:50:53
lordyupa 様
情報と分析感謝。わが国でも防衛省中心に専門家が研究されているのでしょうが、ド素人にはわかりません(笑い)
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