今日は4月29日「昭和の日」。国民の祝日である。と、いっても今一つピーンと来ない。平成になって一度「みどりの日」と改名されたこともあってか大型連休の中の休日の一つに埋没してしまった。が、75歳以上の後期高齢者にとっては”今日の佳き日は大君の生まれ給いし”誕生日、天長節であり懐かしいのだが。
先日NHKラジオの深夜便で”昭和の懐かしの歌謡スター”で、戦中、戦後活躍した伊藤久男、霧島昇編を聞いた。まさに昭和を代表する二人である。番組のアンカー氏は、二人と福島県の出身で、亡くなったのも年は違うが一日違いだと紹介していた。そして、二人の代表作「高原の旅愁」「イヨマンテの夜」(伊藤久男)「愛染夜曲」「三百六十五夜」(霧島昇)は歌われたが、二人が戦中歌い、競作した「露営の歌」(昭和12年)「暁に祈る」(昭和14年)などはスキップされた。多分、軍歌とみなされ敬遠されたのだろう。
昭和の時代にはNHKは国民歌謡として、その時代を反映する名曲を世に出している。島崎藤村作詞の「朝」「椰子の実」などもその一つで今も愛唱されているが、戦争がはげしくなり、国民唱歌と改名された時代の歌は、戦時色が強いという理由から「愛国行進曲」「海ゆかば」など全く歌われなくなった。この時代の歌の中にも「めんこい仔馬」「歩け歩け」「隣組」など、あまり戦争に関係がないものがあるが、敬遠されている。
”歌は世につれ、世は歌につれ”というが、軍歌はその時代の歌である。国民唱歌の中には「千人針の歌」というのもある。あまりヒットしなかったが、今の若い世代で「千人針」を理解できる人は、どの程度いるだろうか。たかが歌であるが「天長節」と同様、次世代が理解できなくなるのは、その時代を生きてきた者にとっては寂しいものである。
先日NHKラジオの深夜便で”昭和の懐かしの歌謡スター”で、戦中、戦後活躍した伊藤久男、霧島昇編を聞いた。まさに昭和を代表する二人である。番組のアンカー氏は、二人と福島県の出身で、亡くなったのも年は違うが一日違いだと紹介していた。そして、二人の代表作「高原の旅愁」「イヨマンテの夜」(伊藤久男)「愛染夜曲」「三百六十五夜」(霧島昇)は歌われたが、二人が戦中歌い、競作した「露営の歌」(昭和12年)「暁に祈る」(昭和14年)などはスキップされた。多分、軍歌とみなされ敬遠されたのだろう。
昭和の時代にはNHKは国民歌謡として、その時代を反映する名曲を世に出している。島崎藤村作詞の「朝」「椰子の実」などもその一つで今も愛唱されているが、戦争がはげしくなり、国民唱歌と改名された時代の歌は、戦時色が強いという理由から「愛国行進曲」「海ゆかば」など全く歌われなくなった。この時代の歌の中にも「めんこい仔馬」「歩け歩け」「隣組」など、あまり戦争に関係がないものがあるが、敬遠されている。
”歌は世につれ、世は歌につれ”というが、軍歌はその時代の歌である。国民唱歌の中には「千人針の歌」というのもある。あまりヒットしなかったが、今の若い世代で「千人針」を理解できる人は、どの程度いるだろうか。たかが歌であるが「天長節」と同様、次世代が理解できなくなるのは、その時代を生きてきた者にとっては寂しいものである。
今は千人針など知らないでしょうね。私達の子供の頃は教わりましたが。
過去の時代を感じさせないようにしているのかわかりませんが、祝日の云われくらいは教えねばマズイと思います。そんな教育をしているから、日本人としての誇りを持てない人間が増えているのだと思います。
老人の福祉施設で”ドラエモンの歌”を歌わされたと、先輩が苦笑していましたが、認知症には昔の軍歌を歌ったほうが好いのでは(笑い)軍歌は戦争を謳歌するといっても、今さら老人が軍歌を歌って戦争をやりたい気持ちになるわけがありません。「歩け歩け」の歌など、むしろ現代に即しています。戦後の”進駐軍”教育の影響ですね
「海に日」があって「山の日」がないのは不公平だからと国会で全員一致で8月11日に設定されるそうです。「山の日」に何をするのか。なにか、意義があるのか不明です。むしろ「植樹の日」にして、廃墟の地に国民一人が苗を植えたらどうなのでしょうか。3月10日(東京大空襲)11日(東北大震災)を連休にして何か意義ある休日にしたらどうでしょうか
一方で、国家の意志で、小学校中学校高校を通じて「反日」教育を数十年も持続させて、憎悪を反芻できるように次世代に引き継ぐ国家もあります。莫大な公費をかけて、欧米をはじめ世界中にロビー活動など宣撫工作を徹底展開しています。
新宿住友ビル48階に平和記念展示会があります。シベリアでの強制収容者補償の一環として建てられたものですが、HPのキャッチフレーズが!軍服を着てコスプレが出来ます」とあります。靖国神社へ軍服を着て参拝する若い人がいますが、戦争体験者にとっては抵抗があります。
和蘭の戦争博物館の資料は九段の昭和館まで戦争を謳歌する施設だとあります。江戸東京博物館には戦時下の庶民生活を展示するコーナーがあり、若い人に人気があります。遊就館を否定するわけではありませんが、場所、展示物など誤解を呼びます。