「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

「北」との共同開催なら平昌五輪のボイコットを!

2017-06-23 06:00:24 | 2012・1・1
韓国の文在寅大統領が来月訪韓するIOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長に対して、来年、平昌で開かれる冬季五輪の一部競技を北朝鮮の馬息嶺スキー場で開催し、聖火リレーを「北」の首都ピョンヤンやケソンを通したい、と提案するらしい。これを受けてIOCの当局者が”五輪は橋を渡すもので、壁を築くものではない”(共同電)と、あたかも共同開催案を歓迎するかのような報道もある。平和の祭典である五輪の聖火が平和を乱す国をリレーされるとは思わないが、大統領がこんな感覚の国の五輪はボイコットしてもよいのではないか。

最近、文在寅大統領のおかしな発言がめだつ。ソウル発のロイター電によると、文大統領は同通信とのインタービュのなかで”日本は慰安婦問題を含め、過去の歴史問題解決のために最善の努力をしてこない”と批判したとう。文大統領は2005年、両国間で締結された日韓基本条約ご存知ないのだろうか。慰安婦問題についての2015年の”最終的、不可逆的”合意を頭から否定しているとしか思えない。わが国は、35年間の日韓併合時代については、最善の努力はしてきている。

1980年7月-8月のモスクワ五輪ボイコットのことを想い出す。ソ連(当時)アフガン侵攻に抗議してわが国は米国など共に大会参加を拒否した。たしか30か国が不参加だった。「北」の国連安保理決議を無視しての弾道弾ミサイル発射、わが国での拉致問題、最近では拘束米国人の虐待死など。共同開催にしても国際世論は「北」の地に聖火がリレーされるのは望まない。それなのに「北」との共同開催を呼びかける文大統領である。共同開催でなくとも、わが国は観客を平昌五輪開催期、韓国に送らなければよい。、