「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

梅雨の晴れ間 都会のあらまほしき家居

2017-06-11 07:40:16 | 2012・1・1

7日に梅雨入りしたのに東京首都圏は今のところ雨がない。困っているのは、ガーデニングの真似事をしている老妻である。猫の額ほどの庭先と出窓の草花の水やりで大変である。僕はといえば、杖をつきつつでも、駅前まで買物をかねた散歩ができて大喜びだ。たった往復1500歩でも自分の足で歩ける喜びは健常者にはわからない。

わが家のあたりは都心と違ってまだ自然が残っている。車も少なく散歩しながら他家の家々を見るのも楽しい。”家居のつきづきしくあらまほしきこそ、仮の宿と思えど興ありものなれ(中略)大方は家居にこそ、ことざまの、おしはからるれ”( 大意=住居はその住む人に似合っているのが面白い。なにか、その住む人の心がおしはかられる)(徒然草第十段)