goo blog サービス終了のお知らせ 

「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

年の瀬 続出するお年寄りの焼死事故

2014-12-29 06:17:18 | Weblog
年の瀬にきて痛ましいお年寄りの焼死事故が続いている。27日には茨城県水戸市で86歳と83歳の夫婦と栃木県栃木市で83歳の男性が死亡。28日には新潟県三条市の14階建マンションで93歳と89歳の夫婦が、煙に巻き込まれ焼死している。さらに、栃木県小山市でも83歳の女性もなくなっている。

水戸、三条の事故で共通しているのは、老夫婦は息子と三人で生活で生活しながら火事当日、62歳と55歳の息子が外出して事故にあわなかったことだ。栃木の場合は、息子夫婦と同居していて、息子はいったん父親を救出したが、さらに飼い犬を探しに家へ入って犠牲になっている。国は特養老人施設の不足からか、政策として老人の在宅介護を勧めているが、相次ぐ高齢者のこういった痛ましい事故を知り、考えさせられるものがある。

僕ら老人夫婦は二人とも80歳代でともに介護1、僕は膝に人工関節を入れていて身障者の認定を受けているが、幸い、二人ともまだ、介護支援は受けていない。また同じ屋根の下に娘夫婦と孫も住んでいる。しかし、”自分たちで言うのもおかしいが、年々、齢相応になってきている。娘たちが一番心配しているのは「火の用心」である。老妻は東京品川の”竈(かまど)の神様”荒神さんから頂戴した”火の用心”のお札を壁に12枚も貼り付けている。

東京消防庁のHPによると、ここ数年管内で起きた火災による焼死者1187人のうち689人は65歳以上の高齢者である。自分ではしっかりしていると思っても歳は歳である。いっそう火の元には気をつけることにしよう。