「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

          膀胱ガンと糖尿治療薬との因果関係

2012-12-20 07:10:27 | Weblog
昨日、国立医療センターで3か月に1度の内視鏡(膀胱鏡)の検査を受けたが再発はなかった。僕は過去に3度、膀胱ガンにかかり入院手術を受けている。最初は10年以上も前の2000年12月、次は3年前の2010年1月と6月の2回だ。以来,抗ガン剤を患部に注入、内視鏡の検査を受けているが幸い再発はない。

2010年の2回の再発について僕は医学については素人だが、糖尿治療薬「アクトス」の影響だと思っている。再発の前年、僕は血糖値が高くなり、医者の指示で「アクトス」の服用を始めた。その前の10年間は全く再発がなかったのに「アクトス」を飲み始めた途端にである。

2011年、僕はNHKのラジオで「アクトス」がフランスでは疫学検査から膀胱ガンに影響があることが判明、発売禁止になっていることを知った。フランスだけでなくドイツも米国も同じように禁止されていることを後で知った。かかりつけの近所の医者は、このことを知っていなかったので、相談したところ即刻中止してくれた。

ネットで調べると厚生労働省はその後、膀胱ガン治療中の患者に対して「アクトス」の投与を禁止し、使用上の注意を開業医に通達したようだが発売は中止していない。米国では「アクトス」服用をめぐって訴訟まで起きているそうだ。僕は毛頭そんな気持ちはないが、僕と同じようなケースが多いに違いない。製薬会社は、ただ儲けるだけでなく、きちんとした検査をした上で発売する社会的義務がある。