






このホテルには昔ながらの”抱き枕”があった。平屋建てで一軒一軒個室になっていた。日本人の女性が結婚してご主人と開いている画廊は歩いて15分ほどの集落の中にある。
ユネスコの世界遺産にもなっている仏教遺跡ボロブドールには1966年に初めて訪れて以来、過去7回も出かけているが、今回初めて遺跡のあるボロブドールの町に泊まってゆっくりと見学できた。といっても膝の痛みから肝心の遺跡の上には登れず、車椅子で周囲から眺めたにすぎなかったのだが。やはり旅は若い時でなくては楽しめない。
ボドブールへの観光は普通遺跡から40㌔ほど離れた古都ジョクジャカルタに泊まり、車で日帰りするものだが、今回はマゲランから入り遺跡近くの昔ながらのホテルに一泊した。そのお蔭でボロブドールと一緒に世界遺産に指定されたあるムンドゥット、パオンの両仏教遺跡も見学できた。二つの遺跡はボロブドールに比べれば規模は小さいが、遺跡内には阿弥陀如来像が安置されてあり、近くには恐らく建造当時からあったのだろう。大きな古木がおい茂っていて、変に公園化されたボロブドールよりは有難味がある。
驚いたことには、こんな小さな町にもヤスミさんという日本人女性が現地の人と結婚して絵を描きながら「Limanjawi」(ジャワの象)という変わった名前の画廊を経営していた。画廊は僕の泊まったホテルの近くのカンポン(集落)の古い家を改造したもので、画廊の中にはお二人の描いた絵が所狭しと飾ってあった。僕はご主人ウマールさんの好意に甘えて、ソロまで山道を送ってもらったが、お二人の間の11歳の御嬢さんはインドネシア語はもちろん日本語、ご主人のジャワ語まで解るそうだ。マゲランの杉之内さんといい、こんなジャワの田舎町にも国際化が進んでいた。(写真は修理中のパオン遺跡)
ボドブールへの観光は普通遺跡から40㌔ほど離れた古都ジョクジャカルタに泊まり、車で日帰りするものだが、今回はマゲランから入り遺跡近くの昔ながらのホテルに一泊した。そのお蔭でボロブドールと一緒に世界遺産に指定されたあるムンドゥット、パオンの両仏教遺跡も見学できた。二つの遺跡はボロブドールに比べれば規模は小さいが、遺跡内には阿弥陀如来像が安置されてあり、近くには恐らく建造当時からあったのだろう。大きな古木がおい茂っていて、変に公園化されたボロブドールよりは有難味がある。
驚いたことには、こんな小さな町にもヤスミさんという日本人女性が現地の人と結婚して絵を描きながら「Limanjawi」(ジャワの象)という変わった名前の画廊を経営していた。画廊は僕の泊まったホテルの近くのカンポン(集落)の古い家を改造したもので、画廊の中にはお二人の描いた絵が所狭しと飾ってあった。僕はご主人ウマールさんの好意に甘えて、ソロまで山道を送ってもらったが、お二人の間の11歳の御嬢さんはインドネシア語はもちろん日本語、ご主人のジャワ語まで解るそうだ。マゲランの杉之内さんといい、こんなジャワの田舎町にも国際化が進んでいた。(写真は修理中のパオン遺跡)