goo blog サービス終了のお知らせ 

「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

             杖つき海外旅行目下訓練中

2012-11-01 06:52:39 | Weblog
プロスキヤ―の三浦雄一郎さんが来春80歳でのエベレスト登頂を目指して目下現地で次男の亮太さんらと共に特訓中だそうだ。高齢者時代とはいえお元気である。僕も80歳を越えた年齢にしては元気なほうだが、今年になって前から悪かった左膝が痛みが増し、時々杖のお世話になることになってしまった。

その僕が今月6日から8泊9日の海外独り旅に出かける。すでに切符も購入、ホテルもネットで予約済みである。訪問先とのアポイントメントもほぼ完了した。旅行の主な目的は昨年も訪れた中部ジャワ(インドネシア)のトマングンという小さな町で日本語塾(寺小屋)を営む元義勇軍バンバン.プルノモさん(86)から今年もぜひ来てくれ、と熱烈なら”ラブレター”が舞い込んだからだ。幸いこの一年、トマングンについて調べたところ、戦後インドネシアに残留した日本兵の一人、池上成人さん(インドネシア名、チョクロ)がインドネシア独立戦争に参加して右手首を失った古戦場であった。池上さんは故人だが、1966年、僕がジャカルタに勤務していた時お会いしており、彼の半生については毎日新聞記者だった奥源造さん(故人)の著書「帰らなかった日本兵」に詳述されていた。しかし、昨年訪れた時、僕はこれを知らなかった。

今回はこのブログで知り合った、インドネシア在住20年というAさんという先達とも現地で落ち合い、昨年とは違った角度からトマングン旅行ができそうだ。問題は膝のほうである。杖なしでも歩行できるのだが、老妻はじめ周囲から、僕の歩き方を心配して杖を持参せよという。そこで、昨夜も夜の会にもかかわらず、杖をつき会社のOB会にも参加した。杖をついて如何に格好よく老人らしくなく歩けるか目下訓練中である。