「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

           「国民の生活が第一」というけれど?

2012-07-10 05:51:46 | Weblog
小沢一郎氏の率いる新党が発足を前に、昨日の衆院予算委で「国民の生活が第一」という会派を作り質問にたった。初質疑なのに人材不足なのか質問は迫力にかけ、国民の生活に立った質問ではなかった。答える側も”内輪もめ”の弁明に終止した。こんな民主党内部の問題を、かりに6分とはいえ国会の場でやられては、国民にとって迷惑だ。

昨日も暇に任せて予算委の模様をテレビ中継で見たが、三党合意で政局が一段落したためなのか野党の質問も答える政府側の答弁も通り一遍でつまらない。震災の復興が第一と言っているが、原発被災地の人たちが見たらどのように感じるだろうか。「国民の生活が第一」とはよくも言ったものだ。政党の死活が第一、議員生命が一大事のように僕の目には映った。

この国会中継のおかげで年寄りが楽しみにしている大相撲の名古屋場所中継(地上)が午後5時過ぎ、幕内後半戦からにずれこんだ。大相撲も八百長問題があってから人気はいま一つだが、真剣さにかける国会中継よりまだましである。力士は生活がかかっているから一生懸命だが、永田町の先生方は生活が保証されているからか真剣さがない。最近はさすがにあくびしている議員や閣僚はいないが、自分が質問に立ったあと、さっさと席を立つ議員が多い。言葉は悪いが一種の職場放棄である。

ロンドン五輪の開会式に野田総理が出席の予定だとのこと。国際儀礼だからあえて反対はしないが「国民生活が第一」の先生方はどう思うのだろうか。あまり関心がないのかもしれない。