長野県庁では、この春以来板倉敏和副知事の呼びかけで県職員らの内輪の宴会で
お互いにお酌をするのをやめようと申し合わせたという、この”お酌禁止令”に対して
若い世代や女性は“気を使わないで済む””自分のペースで飲める”と大方好評のよう
である僕も賛成だ。
わが老妻の生まれ故郷は長野である。これまで何十回ともなく冠婚葬祭のさいの宴会
に出ているが、困るのは度のすぎたお酌である。東京の僕の職場ではドライであまりお
酌の習慣などなかった。いつも自分のペースで手酌でやっていたので、お酌にまわるの
はうっとおしい。
長野だけではない。地方の都市ではまだ昔のしきたりが残っている。十数年前だが出張
先の沖縄で宮古島出身の人たちの宴会に出て、島の”おとーり”という習慣に従って泡盛
を強要されてしたたか酔わされた。聞くところによると、この”おとーり”は最近宮古島市議
会の条例で禁止されたとか。
酒の飲み方が変わってきた。かってのように熱燗のとっくりから、チビリチビリ杯で飲む人
は、あまりいなくなった。床の間を背にして、きれいどころにお酌してもらうのならば情緒も
あり絵になるが、焼酎のお湯割りのコップではー。それに馬齢を重ねると、残念ながら酒量
も決まってきた。健康を考えれば、やはり自分のペースで手酒で飲むのが一番よい。
お互いにお酌をするのをやめようと申し合わせたという、この”お酌禁止令”に対して
若い世代や女性は“気を使わないで済む””自分のペースで飲める”と大方好評のよう
である僕も賛成だ。
わが老妻の生まれ故郷は長野である。これまで何十回ともなく冠婚葬祭のさいの宴会
に出ているが、困るのは度のすぎたお酌である。東京の僕の職場ではドライであまりお
酌の習慣などなかった。いつも自分のペースで手酌でやっていたので、お酌にまわるの
はうっとおしい。
長野だけではない。地方の都市ではまだ昔のしきたりが残っている。十数年前だが出張
先の沖縄で宮古島出身の人たちの宴会に出て、島の”おとーり”という習慣に従って泡盛
を強要されてしたたか酔わされた。聞くところによると、この”おとーり”は最近宮古島市議
会の条例で禁止されたとか。
酒の飲み方が変わってきた。かってのように熱燗のとっくりから、チビリチビリ杯で飲む人
は、あまりいなくなった。床の間を背にして、きれいどころにお酌してもらうのならば情緒も
あり絵になるが、焼酎のお湯割りのコップではー。それに馬齢を重ねると、残念ながら酒量
も決まってきた。健康を考えれば、やはり自分のペースで手酒で飲むのが一番よい。