昨日は家から一歩も出ずに読書三昧の幸せな一日だった。
ちなみに私の気分転換と言えば、園芸、読書、不動産チェックの三つ。
不動産チェックというのは、自分の予算とか、引っ越し予定とは関係無しに、ただいろいろな家をネットで検索、「こんな家に住めたらなあ~」とか、「あっ!ここ百万円も値下げになっている!!」とか、「この間取りはいいな」とか、いろいろなことを思いながらただひたすら眺めているという、いたって単純なことだけどなぜか毎日のように見てしまう。
我が家にはテレビが無いので、ごはんを食べながらパソコンで見ている。
「ここに住んだらどんな暮らしになるのかな」とか、「これが一階で庭付きで駅徒歩圏だと最高!」などと想像しながら見ているだけで、幸せな気分になる。
そして素敵だなと思った家を「不動産」のファイルに取り入れてひとりで満足している。
もしかしたら私は「家フェッチ」!?
で、「過ぎたるは及ばざるが如し」で、見過ぎると(手に入らないことが)何となく悲しくなるので、その時はファイルから、集めたデーターをどんどん削除する。
「この家ももういいか」「これはまたいつでも同じようなものがあるから、、」とか、古くなった情報を整理してすでに売れてしまった家や、あきらめてもいいと思える家を消去して、潔く「手放す」練習!?
それが実際には自分のものでは無いのに、「単に情報を集めて見ているだけ」でも、いつのまにかそれに執着してしまうこともあるのだから、人間ってほんとに面白いものだと思う。
園芸に関してはとにかく「家」以上に夢中になってしまうので、なるべくセーブして、草ぼうぼうになってきて、どうにも我慢出来ないぐらいの状態になってからやっと腰を上げる。
そうでないと、一旦庭に出たら、もうずっとそのまま、、となって、雨が降ってきても止めないぐらいになるので、まずお天気をチェックし、仕事を先に済ませ、いろんな用も済ませて、「どんなに集中しても大丈夫」という時にだけやることにしている。
そういうわけで、「読書」というのは、いつでも止められて、準備も要らず、途中からでもオッケーだし、そのまま読み終わらなくても誰にも迷惑をかけないし、読み終わって不要ならリサイクルに回せるし、、電車の中でもどこでも読めるし、持ち歩けるし、それほどお金もかからず、「好きな本を好きな時に好きなだけ読める」というのは、まさに至福だと思う。
それでも一つだけ自分に課していることは、まず何よりも「仕事優先」ということ。
「仕事が一段落したら読んでもいい」というふうに決めている。
そうでないと、何もかも放ったらかしのまま、読み終わるまでトイレにも行かない(まさか!?)というぐらいに、「過集中」してしまうので、、。
(こういうところも自分がもしかして「アスペルガー症候群」ではないか?と思うゆえんだ)
……………………………………………………………………
前置きがすっかり長くなってしまったが、久しぶりの読書はほんとうに楽しかった。
昨日読んだ2冊の本はどちらも新書版なので、読み易かった。
下記ご紹介する。
『野心のすすめ』(林 真理子 著/講談社現代新書)
『森の力 植物生態学者の理論と実践』(宮脇 昭 著/講談社現代新書)
林 真理子さんは私もとても好きな作家で、『ルンルンを買っておうちに帰ろう』が出た時は、電車の中で読み始めたらあまりにも可笑しくて笑いが止まらずに困ったぐらい。
『最終便に間に合えば』もほろりとして、いい。
この『野心のすすめ』は軽いエッセイなので、本好きな人なら立ち読みですぐに読めてしまうだろう。
『ルンルン・・・』で有名になる前後のことなど、全くの無名時代からどうやって今日の彼女にまで登り詰められたのか、、。具体的な話が満載でさすがだなと思ったけれど、『ルンルン・・・』の面白さと衝撃度には叶わない。
「野心」のすすめという程の凄いインパクトは無く、どちらかと言えば真面目過ぎるぐらいの感じもするが、成功するためには、「野心」だけでは無く、かなりの「努力」も必要だという至極まともな話にはうなづける。
そして、もの凄く努力している割には成果が上がっていない場合、それは「野心」が足り無いからという指摘には納得がいった。
大概の人が「野心を持つのは悪いこと」のように感じていて、それを隠してしまったり、そういう自分に罪悪感を持ったり、、する。
そんな中で林 真理子 さんは「私は自己顕示欲が強くて(100のうち20ぐらいの人もいるだろうけれど、自分は)たぶん130ぐらい、、」と堂々とその「欲を肯定」し、決して「野心を隠そうとしない」ところが新鮮でユニークだ。
彼女が出て来るまではそういう人はほとんどいなかった。
男性はともかく、女性の場合は特に「野心ぎらぎら」というのは嫌われてしまうので、、。
だから、彼女もこれまでどれだけのバッシングの嵐に遭ったことか!
けれどもそんな時も「妄想力」で乗り超えたというのだから楽しい。
この本には「夢を実現させるヒント」も具体的に書かれているし、「野心を持つ人間のためのすぐに役立つテクニック三ヵ条」もしっかり掲載されている。
立ち読みでここを読むだけでも何かの参考になることだろう。
………………………………………………………………………………
ところで、もう一冊の本『森の力』のご紹介。
昨日私は「今の私の夢」についてブログに書いたけれど、その後この本を読んですっかり恥ずかしくなってしまった。
だって、実に小さな(「野心」と言うにもあまりにもほど遠い)「自分の夢の実現」だけしか考えていなかったから、、という以上に、この本『森の力』の圧倒的なスケールと熱い情熱に感動したのである。
この本の表紙には「4000万本以上の木を植えた科学者の熱きいのちの物語」というキャッチコピーが、赤字で太く書かれている。
何といっても驚いたのは、この本の著者、宮脇氏が現在84歳にして、「現場・現場・現場」の日々を送られ、元気に日本全国を駆け回って実際に自らの手で木を植え続けられていることである。
こんな凄い人が日本に居るなんて!?
そして、「まじぇる・まじぇる・まじぇる」をその現場で実践されておられるのだ。
ここまで書いて、今日はこれから仕事にかかります。
あまりにも素晴らしい話なので、ゆっくり腰を落ち着けて、しっかりお伝えしたいと思います。
ではまた、続きをお楽しみに、、♪
下記の写真は伊豆の河津町にある来宮神社の大楠です。
ちなみに私の気分転換と言えば、園芸、読書、不動産チェックの三つ。
不動産チェックというのは、自分の予算とか、引っ越し予定とは関係無しに、ただいろいろな家をネットで検索、「こんな家に住めたらなあ~」とか、「あっ!ここ百万円も値下げになっている!!」とか、「この間取りはいいな」とか、いろいろなことを思いながらただひたすら眺めているという、いたって単純なことだけどなぜか毎日のように見てしまう。
我が家にはテレビが無いので、ごはんを食べながらパソコンで見ている。
「ここに住んだらどんな暮らしになるのかな」とか、「これが一階で庭付きで駅徒歩圏だと最高!」などと想像しながら見ているだけで、幸せな気分になる。
そして素敵だなと思った家を「不動産」のファイルに取り入れてひとりで満足している。
もしかしたら私は「家フェッチ」!?
で、「過ぎたるは及ばざるが如し」で、見過ぎると(手に入らないことが)何となく悲しくなるので、その時はファイルから、集めたデーターをどんどん削除する。
「この家ももういいか」「これはまたいつでも同じようなものがあるから、、」とか、古くなった情報を整理してすでに売れてしまった家や、あきらめてもいいと思える家を消去して、潔く「手放す」練習!?
それが実際には自分のものでは無いのに、「単に情報を集めて見ているだけ」でも、いつのまにかそれに執着してしまうこともあるのだから、人間ってほんとに面白いものだと思う。
園芸に関してはとにかく「家」以上に夢中になってしまうので、なるべくセーブして、草ぼうぼうになってきて、どうにも我慢出来ないぐらいの状態になってからやっと腰を上げる。
そうでないと、一旦庭に出たら、もうずっとそのまま、、となって、雨が降ってきても止めないぐらいになるので、まずお天気をチェックし、仕事を先に済ませ、いろんな用も済ませて、「どんなに集中しても大丈夫」という時にだけやることにしている。
そういうわけで、「読書」というのは、いつでも止められて、準備も要らず、途中からでもオッケーだし、そのまま読み終わらなくても誰にも迷惑をかけないし、読み終わって不要ならリサイクルに回せるし、、電車の中でもどこでも読めるし、持ち歩けるし、それほどお金もかからず、「好きな本を好きな時に好きなだけ読める」というのは、まさに至福だと思う。
それでも一つだけ自分に課していることは、まず何よりも「仕事優先」ということ。
「仕事が一段落したら読んでもいい」というふうに決めている。
そうでないと、何もかも放ったらかしのまま、読み終わるまでトイレにも行かない(まさか!?)というぐらいに、「過集中」してしまうので、、。
(こういうところも自分がもしかして「アスペルガー症候群」ではないか?と思うゆえんだ)
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前置きがすっかり長くなってしまったが、久しぶりの読書はほんとうに楽しかった。
昨日読んだ2冊の本はどちらも新書版なので、読み易かった。
下記ご紹介する。
『野心のすすめ』(林 真理子 著/講談社現代新書)
『森の力 植物生態学者の理論と実践』(宮脇 昭 著/講談社現代新書)
林 真理子さんは私もとても好きな作家で、『ルンルンを買っておうちに帰ろう』が出た時は、電車の中で読み始めたらあまりにも可笑しくて笑いが止まらずに困ったぐらい。
『最終便に間に合えば』もほろりとして、いい。
この『野心のすすめ』は軽いエッセイなので、本好きな人なら立ち読みですぐに読めてしまうだろう。
『ルンルン・・・』で有名になる前後のことなど、全くの無名時代からどうやって今日の彼女にまで登り詰められたのか、、。具体的な話が満載でさすがだなと思ったけれど、『ルンルン・・・』の面白さと衝撃度には叶わない。
「野心」のすすめという程の凄いインパクトは無く、どちらかと言えば真面目過ぎるぐらいの感じもするが、成功するためには、「野心」だけでは無く、かなりの「努力」も必要だという至極まともな話にはうなづける。
そして、もの凄く努力している割には成果が上がっていない場合、それは「野心」が足り無いからという指摘には納得がいった。
大概の人が「野心を持つのは悪いこと」のように感じていて、それを隠してしまったり、そういう自分に罪悪感を持ったり、、する。
そんな中で林 真理子 さんは「私は自己顕示欲が強くて(100のうち20ぐらいの人もいるだろうけれど、自分は)たぶん130ぐらい、、」と堂々とその「欲を肯定」し、決して「野心を隠そうとしない」ところが新鮮でユニークだ。
彼女が出て来るまではそういう人はほとんどいなかった。
男性はともかく、女性の場合は特に「野心ぎらぎら」というのは嫌われてしまうので、、。
だから、彼女もこれまでどれだけのバッシングの嵐に遭ったことか!
けれどもそんな時も「妄想力」で乗り超えたというのだから楽しい。
この本には「夢を実現させるヒント」も具体的に書かれているし、「野心を持つ人間のためのすぐに役立つテクニック三ヵ条」もしっかり掲載されている。
立ち読みでここを読むだけでも何かの参考になることだろう。
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ところで、もう一冊の本『森の力』のご紹介。
昨日私は「今の私の夢」についてブログに書いたけれど、その後この本を読んですっかり恥ずかしくなってしまった。
だって、実に小さな(「野心」と言うにもあまりにもほど遠い)「自分の夢の実現」だけしか考えていなかったから、、という以上に、この本『森の力』の圧倒的なスケールと熱い情熱に感動したのである。
この本の表紙には「4000万本以上の木を植えた科学者の熱きいのちの物語」というキャッチコピーが、赤字で太く書かれている。
何といっても驚いたのは、この本の著者、宮脇氏が現在84歳にして、「現場・現場・現場」の日々を送られ、元気に日本全国を駆け回って実際に自らの手で木を植え続けられていることである。
こんな凄い人が日本に居るなんて!?
そして、「まじぇる・まじぇる・まじぇる」をその現場で実践されておられるのだ。
ここまで書いて、今日はこれから仕事にかかります。
あまりにも素晴らしい話なので、ゆっくり腰を落ち着けて、しっかりお伝えしたいと思います。
ではまた、続きをお楽しみに、、♪
下記の写真は伊豆の河津町にある来宮神社の大楠です。