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1995年の阪神淡路大震災がきっかけとなり自動書記で突如絵を描き始める 絵の仕事は26年目 ブログ光のチャレンジは11年

記憶

2013-05-02 | 映画の話題
最近気付いてびっくりしたことは、人の「記憶」の「あいまいさ」です。

私の知り合いがあるギャラリーを会場に借りて、趣味の会のイベントを開催した時のこと。
そのギャラリーは実はその人に私がずっと以前に紹介した所だったのですが、それを彼女はすっかり忘れていて、逆に私にそのギャラリーを紹介してくれようとしたのです(笑)。

またもう一つは私の方も同じようなことがありました。
ある時、ある人と友達になったのですが、その人を紹介してくれたのは、OOさんだとなぜかずっと思い込んでいました。それで、その紹介してくれた人にいつも陰ながら恩義を感じていたのですが、実はそれは私の記憶間違いで、ほんとは別の人の紹介だったのです。

しかも紹介されて私と親しくなったその本人も、私の言うことを信じてずっとそのOOさんの紹介だと思い込んでいたのです。
それである時、別の人にその彼女を紹介したら、『彼女をあなたに紹介したのは私なのよ!?』と驚かれてしまいました(汗)。
ほんとにごめんなさい!どうか失礼をお許しを!!


ほんとにそういうことってあるんですね。
いつのまに記憶が入れ替わってしまうのでしょうか。不思議です。


ところで、話は変わりますが、昨日私がこのブログでテレパスアートの「お知らせ」を書いたついでに、4月は何名だったという話を書きましたが、そうすると、それがすぐ「月収幾らになる」というふうに計算してしまう人もいるらしい?ことを、たまさんが教えてくれたのです。

それで、皆さんがそれまでどうやら私の月収は50万!?(まさか!!!!!)ぐらいはあるのではないかと想像されていたということを知って、もう唖然、茫然、愕然としてしまいました。
自慢ではありませんが、月収50万!?なんて、まさか、まさか、そんな大金はこれまでの生涯に一度も手にしたことの無い私です。

それどころか、これまでのどの勤めでも、月収が二桁になったことは一度も無く、せめて月十万貰えたら~というのが私の長年の夢でした。
だからリストラにあってある本屋のパート辞めざるを得なかった時、心に深く誓ったことは、せめてこの最後に貰った月収をきっと超えてみせる!ということだったのです。


ちなみに、私は40代の頃、阪神淡路大震災の直後まで神戸で働いていましたが、その職場が罹災して辞めるまで(入社した時点で当時の時給510円ぐらい!?の)パート勤めでした。
そして団体交渉で上がるのは、何と時給たったの5円だったのですよ!!!!!
(だから何年か経ってやっと525円の時給になった時には思わず記録に残したぐらいです)

パートと言っても正職員と全く同じ労働時間の長さ(時にはそれ以上に長い時もあり)。しかも仕事のシステム上、土日も仕事で、年末年始も働くぐらいだったにも関わらず、ボーナスは一切ありませんでした。

この話はもう何度も書きましたが、被災して辞めざるを得なかった時も退職金はおろか、会社からは一円の見舞金も、慰労金も全く無く、貰ったのは(強制で全員が自ら掛けていた福利組合の掛け金から出た)記念品の腕時計とアルバムのみでした(涙)。

しかもその職場では入社した時に強制で各人の年金手帳を預けるのですが、それは退職する日までなぜか返却されないシステム(これは違法では?と今でも思っていますが)で、その大事な手帳も会社が罹災して一緒に燃えてしまったのです。
(と、会社は説明したのですが、その燃えたという証拠は一切何も無いので、それがほんとかどうか?燃えカスも見ていないので確かめようも無く信用できませんが、、)

そんな貴重なものだから、きっと防災金庫に入っていて建物が燃えても、それは現金や重要書類と共に燃え残っている筈では?と、従業員同士でも随分話題になりました。

そして会社は建物にも(従業員にも?)保険もかけていた筈なのに、私たちには全く何も保証されないで、燃えた手帳は後日再発行された(手続きは社会保険庁にて各自でした)ものの、その下りた筈の保険金はきっと会社がネコババしたのでは!?という、もっぱらのうわさの種になったのでした。


それに再発行されたその手帳が(果たして元の原簿通りかどうか?)正しい記帳がされているのかどうか?も不明です。元のものを覚えていないし、コピーも無いので、知りようも無いのです。

そこでは(当時の日給月給の給与明細では)かなりの額の年金保険額を「天引きされていた」のですが、実際に還暦になって申請して後に貰ったのは、かなり低い年金額で、「納めていた額とは雲泥の差!」でしたので、これも「おかしいな」と怪しんだのですが、記録が一切残っていないので、確かめようもありません。

そして私の辞めた後に、その会社は立派に再建されたのですが、もしかしたらその再生費用は私たちに掛けていた?保険金を流用したのでは?という疑心暗鬼は今でも消えていません。
昔の同僚たちに会うと今でもその話で盛り上がります。


ともかくも「怪しいと思ったら金の流れを確かめろ」と言いますが、ほんとにそれ以来、人の記憶に頼るよりも、「お金の記録や管理をきちんとする」方がどんなに大事かと肝に命じています。
逆に言うなら、そういう記録がきちんとあれば、疑われるような理不尽な目に遭わずに済むということかもしれません。


そういうわけで、余談が長くなりましたが、例えば絵の売り上げ即イコールその月の収入というわけでは決して無いのですが、もしかしたら誤解されている方もおられそうなので、ちょっと説明しておきますね。

例えば4月は12名でしたと言っても、それは例えば3月に頼まれた人の絵が3月末までに仕上がらず、次の4月にまで持ち越して描いている場合も時には含まれていることもあるのです。
また支払ってもらうのが(お振込が)ずれて次の月になることもあります。

それに、例えばお金を払ってもらえない場合や、プレゼントする場合や、何枚も描いて仕上がらずにお断りすることもあり、時には両面描いて一枚分の料金しかいただいていませんし、もちろん「見えない経費」もいろいろかかります。

絵を描くためには、そしてそれを説明するためには、いくら自動的に描いたり、書いたりすると言っても、やはり勉強も必要です。

たくさん本を読んだり、心理学のセミナーに出かけたり、自分でも分析してもらうためにカウンセリングを受けたり、、また同業者との付き合いや、お客様へのサービス、交流会その他、お金だけでは無く、時間もエネルギーも必要なことがたくさんあります。

これはどんな仕事でもそうだと思いますが、そのかかった経費の全てを記録して、領収書を貰い、それを保存しておくのはほんとうに大変なことです。
それにプレゼントしたものなどについて、領収書をもらうなんて出来にくいことだったりもしますから、、。


それに日が経つと人の「記憶」というのは、実にあいまいになっていくものなので、もう何年も前のことなんて、ほんとに覚えていられなくて当然です。
なので、私は通帳に全部記載するようにしています。
これは何のお金で誰からの入金か、この支出は何の費用か、誰に払ったか、、等々、全部書いています。

そのおかげで助かったことがありました。
ある時、相棒が私が払ったにも関わらず、彼が支払ったと信じ込んでいたことがあり、私は昔の通帳を引っぱり出してきて全部確かめて、彼に論駁し、証明したことがありました!(爆笑)。

もしそうでなかったら、危うく大喧嘩になってしまうところでしたが、ほんとにそのぐらい人の記憶というのは、自分の都合の好いように!?覚え込んでしまうものなのかもしれませんね。

アドラー心理学では、人の行動の裏には必ず隠された「目的」があると言われています。
そしてまた、最初から「予断と偏見」を持っていたりすると、正しい判断が出来ないことでしょう!


ほんとにもしも私がそのぐらい稼いでいると勝手に思い込んでいる人がいるとしたら、あるいは誰かから吹聴されて、「あの人は凄い儲けているらしい」等と聞いていたとしたら、いくら私がそんなことは無いと言っても、何も記録が無いとしたら、どうやってそれを証明したらいいのか、、。
きっと途方にくれてしまうことでしょう、、。

私が昔の会社の不正を今なお疑っているように、もしかしたら私だってそんなふうに「荒稼ぎ」!?と思われてどこかに大金を隠し持っているのでは!?(大笑い)
否きっとそうに違いない etc.. と睨まれて、何年もしつこく取り調べを受けるはめになっていたかもしれませんね。

いつのまにかそのようなうわさが一人歩きしてしまったりするのは、ほんとにコワイことですね。
なので、私はここにしっかり書いておこうと思いました。
「貧乏」だと思われるのはちょっとつらいですが、それほど大金持ちで無いことだけは確かです(爆笑)。


さて、さて、皆様、今日の本題はここからなんです!

戦争の「記憶」も人々の中であいまいになっていきつつあり、憲法もどうなることやら、いつのまにやら改悪されそうな風潮が蔓延しつつあるようで、今ここで、もう一度正しい記録(事実)をしっかりと確かめ直し、その「真実」を知る必要があるのではないでしょうか?


明日(5月3日)は「憲法記念日」ですね。
ちょうどそれにふさわしい映画をご紹介します。


5月4日(土)~5月10日(金)まで。
大阪阪急「十三駅」下車すぐ(サンポードシティ5F)
「シアターセブン」にて(TEL 06-4862-7733)

午前11時半~ 『ベアテの贈り物』
午後1時20分~ 映画『日本国憲法』

ベアテさんというのは、日本国憲法起草時に「男女平等」の権利を盛り込むのに大変貢献された女性、ベアテ・シロタ・ゴードンさんのことです。
彼女の存在とその奮闘のおかげで、今日の日本女性がどれだけ救われることになったことでしょうか!

それにも関わらず、後進国よりももっと日本の女性の地位は今現在、どんどん低くなり、年々ひどくなっていっているのです。
この映画はそういう意味でも必見です♪

かく言う私も彼女の名前だけしか知らず、実際に映画を観てもっと詳しく知ることが出来るのを楽しみにしているところです。心から彼女に尊敬の念と感謝を送りつつ、、。


こんなに長いブログを最後まで読んでくださった皆様にも感謝です。




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