箴言集 「病の時に読む言葉」 大川隆法 著
「病の時に読む言葉」77 社会のおかげで、人間のなりわいや、住みよい世界の作り方を知った。
コメント
人間一人でできることは限られている。ここでもう一人いたら可能になる作業がある。
餓鬼地獄の一つに、腹が空いた人たちが長い箸を手に括りつけられており、ご馳走を前にして、並ばされている場所がある。
眼の前の食べ物を箸でつまんでも、箸が長すぎて自分の口に運べなくて苦しんでいる界である。自分だけの欲望を満たそうとする世界である。
ところが、ある人が相手の口には食べ物をつまんで運べること(与える愛)に気がついたのだ。そして相手に食べさせると、他の人達がその真似をしたら、みんなの食欲が満たされ、空腹の地獄から満腹の天国へと変わったのです。
協力し合うことは社会を作る基である。一人よりは二人、二人よりは三人と集まればできることは無限に広がって往くのである。
一方悪いことを思っている人達(奪う愛に生きる人達)が集まると、悪いことが大きくなり、地獄を作ることもある。
与える愛に生きよとの教えがあるから、欲望をコントロールし知恵を付けて乗り越えよとの教えに従えば、天国の世界へと変えられるのだ。
他の人達のことを考えるのことは社会を作ることである。
この社会のおかげで発展する(幸せが膨らむ)のである。