「生ける間は、人間から憎悪や愛執は除けない。
時は経ても、感情の波長はつぎつぎにうねっていく。
武蔵が生きている間は、なお快しとしない人々が、その折の彼の行動を批判して、すぐこういった。
・・・・・(略)・・・・・
波騒は世の常である。
波にまかせて、泳ぎ上手に、雑魚は歌い雑魚は踊る。
けれど、誰か知ろう、百尺下の水の心を。水のふかさを。」
吉川英治「宮本武蔵」の一節です。
支持率何%、不支持率何%。
渦の直径が、いまどれくらいあるのか、そんなことを聞いてみたところで、何の足しにもなりません。
管理職という仕事は、雑魚のざわめきを鎮めることが何十%という説もあります。
チンセイザイ、飲んでほしい人が、なぜか歯をくいしばって、それを拒みます。