面倒なことにはなるべくかかわらないのは、処世術の一つです。
しかし、政治家は、国の面倒ごとにどうかかわっていくかが仕事の大半であるはずです。
面倒から逃げ回って、何ごとにもだんまりを決め込んでいたのでは、政治家の役目は果たせません。
一国二制度の約束をしておきながら、独裁政治への吸収を急ぎ、圧政を強いようとする、そんな国に向かって諫めるような声明を出すのは甚だ面倒なことです。
面倒だから、商売に差し支える人たちもいるからと言って、それを国会の話題にもせずだんまりで押し通すのは、仕事の放棄、時間給のただどりに近い行為です。
うっかり招待の国賓取りやめ宣言も、ちょうどよい圧政への抑制材料として、ぜひ使ってほしいと思うのですが、いかがでしょうか。