クレーマークレーマーという映画がありました。
クレーマーさん夫婦の離婚裁判の話ですが、いまではクレーマーと聞くと、むやみにクレームをつける人と聞こえます。
除夜の鐘がうるさいという文句をきいて、さっさとやめてしまったお寺があります。
苦渋の選択と言いながら、やめ際がさっぱりし過ぎていて、まるで苦情を待っていたかのようにも勘繰られます。
では、うるさいと言わせたのは誰なのでしょうか。
あの鐘の音をうるさいという人もクレーマー、言わせる人もクレーマー、これこそクレーマークレーマーではないかとふと思いました。
除夜の鐘では知恩院のあの荘厳な音が好きだと一昨日も書きましたが、NHKの放送で何年か前からそれが聴けなくなり、続いていたのがいつまでだったか尋ねてみようと電話したら、「知恩院」を知らないご婦人がふれあいセンターの受付にいらしたのには驚きました。
二度言ってもわからず、三度目は字の説明です。
「知識の知、恩人の恩」まではよかったのですが、病院の院とは言いにくく、「お寺の院」と言ったらまたそこで渋滞。
こんなことを書いているやつがれも、クレーマーなのでしょうか。