裏表紙込みで15ページの取扱説明書に、!マークのついた警告記事が8か所、そして!注意が9か所。
説明書の編集には「気を付けて」が大盛りですが、肝心の実物のドリルは、わずかながら芯ブレ状態です。
古いドリルがやはり芯ブレで、それに使っていたキリが曲がってしまっているのかと思っていましたが、めったに使わない太めのキリも、やはりブレています。
新しいドリル本体には新しいキリの刃を、最初から挿し込んでみなければ、芯ブレの有無はわかりません。
元に戻せないことからは、原因をつきとめることはできません。
シィーンと回りはじめないドリルは使うときの気分がよくありません。
しかし、あけるのはバカ穴ぐらいのものですから、ドリル運が悪いのだろうと、あきらめて使っています。
これが創業から150年も間近という老舗の製品です。
代が変わり、経営方針も変われば、できあがるものも変わってくるでしょう。
ものは使うために作るのか、売るために作るのか、どちらにしても、そこにレバという言葉が入り込むと、使いやすさ、使うときの気持などは、どこかに飛んで行ってしまうようです。