Chef's Note

『シェフの落書きノート』

ハウスワイン

2010-06-28 | 美味しいお話
よくハウスワインって聞きますよね。

バーモントカレーを作ってるハウス食品のワインってことではないです(^^ゞ
愛犬に「ハウス!」と命令するあのハウスでもないです ^^;

ネットで調べてみると…。

1. 「ハウスワイン」とは、一般に市販されているワインを、レストランの看板ワインとしてお客様に提供するワインのことです。
基本的にはグラスで、もしくはボトル(750ml)で提供されます。
このハウスワインがどのようなワインを飲食店が使用しているかで、お店のレベル(料理の味・価格etc)がある程度わかります。それだけ、ハウスワインというのは大事だということです。客単価の安い飲食店に行けば、必然的にハウスワインは安いものになり、客単価が高ければハウスワインの値段も高くなり、それだけこだわりのワインが出てきます。(あくまで一般的な場合です)

2. レストランが独自に注文して作り、客に提供するワイン。

3. グラスで注文できる割安のワインをいう場合が多い。

検索すると1~3 の答えがでてきます。
どの答えが正しいか…。
それは、僕には、よくわかりませんが…。
aura は、1の考え方です。


イタリア・ピエモンテのロッケ・デイ・マンゾーニという有名ワイナリーは、レストランを経営されていて、自分のお店の料理にあうワインを自ら造り始めました。

マンゾーニさんは、ワイン造りにのめりこみ、奥様にレストラン経営をまかせ、ご自分は、ワインに没頭し、初めてバローロの熟成にバリック(小樽)を用いるなど革新的なワインを造っています。

イタリアワインの愛好家の間で有名なガヤ Gaja(英語読みでガイヤ)と肩を並べるまでの有名ワイナリーとなっています。
因みに…
まだワインリストに載せていないのもありますが、マンゾーニさんを尊敬しているので、ロッケ・デイ・マンゾーニの日本に輸入されているワインは、僕の知る限り全部あります。

本来は、こういうワインをハウスワインというのかもしれませんね。
でも、実際にワイナリーをやりながら、レストランを経営するというのも夢のようなお話で現実的にはできません。


話を元に戻しましょう。

aura のハウスワインは、これだったら aura の料理になんでも合うと思うものを選んでいます。

Soave Classico Monte Tondo
白は、モンテトンド Monte Tondo というワイナリー
ソアベ・クラッシコ [Soave Classico]
glass 780. Decanter 2300. Bottle 4500.



Vigna di Pallino
赤は、スーパータスカンとうたわれる有名ワイナリー
テヌータ・セッテ・ポンティ TENUTA SETTE PONTI
ヴィーニャ・ディ・パッリノ [Vigna di Pallino]
glass 800. Decanter 2400. Bottle 4700.



両方とも美味しいですョ。

aura では、グラスワイン 125ml 6杯分でフルボトル(750ml)1本
デカンタは、ハーフサイズ 375ml グラス3杯分です。

グラスワインは、450円からあります。
これも美味しいですが、軽いです。
暑い今の季節には良いですね(^^)v


「ワインについての知識をちゃんとキチンと伝えてあげたほうが良いのでは?」
…と、スタッフの一言。

「聞く人も少ないですけど…。私たちも知らないことが多いですし~」


そうだよね~。
…って、ことで少しづつ書いていくことします。



aura をやりはじめて、ワインを前面に押し出して売るようになってから気づいたのですが…。

日本でワインは、一般には、ほとんど普及していないということを何より感じました。

「aura さんは、ワインを半端なく売る」
ワイン屋さんなどは、そう言いますが、そうでもないですよ~(^^ゞ

今年は、僕の目標の本数の半分くらいしか売っていないと思いますし ^^;

ワインは、高価で難しい。
どれを選んでよいかわからない。

気軽に手が伸びない人達は、そう思っている人が多いのではないでしょうか?

美味しいものを紹介して、できるかぎりリーズナブルな価格で楽しんでいただく。
これを根気よく気長にすることしか、僕にはできませんが…。

楽しんでいただくこと。
まずは、それが一番大切なこと。

これからも根気よくご紹介させていただきますので…。

お付き合いのほど…
何卒、宜しくお願いいたします。





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