Chef's Note

『シェフの落書きノート』

思い出の味

2006-07-01 | 美味しいお話
別れの時…。
巣立つ我が子との最後の夜…。

あの子が子供の頃から大好きだったものを作る。
いつもより少し大きめに…。

「あ~ …母さんのこの味も当分の間…食べられなくなるんだなぁ~…」

いつも浮かぶ…あの味…。
その味を思い出すたび…胸には、じんわりと温かい思いが広がっていく…。

そんな味が、世界中…人の心の中にはある。

ただ美味しいと感じるものは、今やいたるところにあると思う…。
コンビニのスウィーツにしたって、普通に美味しい…。

日本ほど食に関して多彩な国はないな…と思う。
探せば世界中の料理があり…
奇抜なものから、伝統的なものまで…
信じられない位にある。

僕もふれたこともないものも…
まだまだ、沢山あるし…
作ったこともないものも…沢山ある。


渋谷のスクランブル交差点や山手線のラッシュ時など…
人の渦を見かけると…

「みんな食事をしているんだよねー。この人たちを満腹にするのに、どれ位の食材が必要なんだろうか…」

なーんて考えなくてもよい事を漠然と思うことがある…。

ラッシュ時の山手線の1車両…
ギュウギュウに押し込められた人が店にそのまま来てしまったら…
オイラ…どうするか?

…そりゃ~大パニックだよな!
なーんてことまで…笑。

でも、みんな…人それぞれに…
忘れられない味がある。





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