おくのほそ道

漫画「ジパング」にハマったが故に興味は海上自衛隊へ!護衛艦を見るための旅行、漫画やサッカーなど、趣味をメインに語ります

ジパング 航跡406

2009-07-04 | ジパング
角松「きさま、そんなこと本気で言ってるのか」
草加「…本気で言ってたら、何年も一緒にジパングやってねーだろ」
2人「へへへへへへへ!」
角松「ばぁい」

…なんとなく脳内に浮かんだんですけれども。
(オードリー風 w)

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一度、戦後を生きた角松だからこそ、戦後世界がどんな秩序を求めるのか知っている。
その経験を無駄にせず、生き延びよ…と言う言葉の後、草加から語られた内容に、角松は「そんなことを本気で…」と愕然とする。
ミッチャー率いる米軍機動部隊と、みらいとの相対距離は16マイル。
米艦隊からの発砲を確認したみらいだったが、127mm速射砲の射程23kmに届くまでの残り7kmは、その攻撃に耐えるしかない。
命中率たったの1%とはいえ、1発でも直撃すればみらいは終わる。
一方の大和は、とうとう主砲弾庫に引火、副砲塔を吹き飛ばすほどの大爆発を起こす。

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まず、位置確認から。

アメリカの偵察機が現場上空に飛んできて、状況を語っていましたね。
進行方向左が、米艦隊からの砲撃を受け、水柱の只中にいるみらい。
しばらく飛んだ後の、進行方向右が、爆発前の大和と、そこに近付こうとするカーネル乗艦の駆逐艦。

みらいと米艦隊との距離は、16マイル(1マイル=1,852m)で、約30km。
速射砲の最大射程が23キロで、桐野はあと7キロ米軍に接近して射程に届くまで、受身で耐えるしかない、と言っている。
これ、相対距離23キロになったら、米艦隊に向けて発砲するという意味の発言だと受け取れたのですが…。

…先週、米艦隊の動きに対して、
「あくまでみらいは米駆逐艦からの、大和移乗を阻止することを最優先させる」
って言ってなかった?
それは、“艦隊からの攻撃をしのいで、大和方向への威嚇射撃に全力を注ぐ”っていう意味だと思ったんだけど。

なんか今週になったら、微妙に攻撃対象が変わっているような…(^^;)
(大和爆発後だったなら、移乗中止で、攻撃対象が駆逐艦→艦隊に変わるのも納得なのですが)

まー細かいとこに突っ込んではみたものの、結果的に大和の主砲弾誘爆で、駆逐艦の移乗・原爆奪取計画が頓挫した今となっては、威嚇の必要もなくなったわけで。
そうなれば、みらいが米艦隊にやられっぱなしでいる必要もないし、さっさとこの海域から離脱して、角松や柳らの救助に行くべきだね。

駆逐艦も、大和接近中に爆風や破片をモロに浴び、そのまま大和をスルーして後方へ回り込む気配。
誰がどう考えても、原爆に固執する状況ではなくなったから、作戦変更でターゲットをみらいに変更する流れだろうと思いました。
で、その延長で救命筏を発見してしまう、とかなんとか…??

ところで、草加が角松に語った“角松に託す、草加のジパング構想”の内容に関しては、うまい具合に別の場面を、そこに数ページ挟み込んでいるために、結局今週のところは包み隠されている形なんですよね。

もったいぶってる!

でも…まあ推測するに、今の、救命筏で海を彷徨っている状態でも、角松が生きてさえいれば可能なこと、というのがヒントになるわけで。
私個人的には、前から言っているように「米軍への投降」だと思っているけど、今号での現状を考えてみれば、それは他力本願すぎるような気もするし、ちょっと違和感が生じてきたりはしているんですよね…。

(カーネルに発見されて駆逐艦に収容→米艦隊に無線連絡→みらいへ事実が伝わる…う~ん、出来すぎ)

しかも、角松が聞いた草加の話に対する角松の反応が、
「そんなことを本気で…」
だもんね~。

単に投降して、未来を知る角松がアメリカに揺さぶりをかける程度の話なら、角松自身が過去、自ら米国側に付こうとした事実を考えれば、それは全く驚くに値しない話になるわけだし。
「みらい」を原爆の代わりに、交渉の切り札とするにしても、その前に数的優位であっけなく拿捕されそう。

アメリカに多大なインパクトを与え、米国大統領に日本と戦争を続けるのは得策じゃない、と思わせるほどの何かが果たして現存するのか?
(先週から言っているけど、そんなものがあるのなら、最初からそっちで行け!って話なのですが)

結論を待たされて、読者の期待値も益々高くなっていく状況で、その期待に違わぬ答えが草加の口から語られる日(回顧シーンだけど)が、今から本当に楽しみですね~!
是非、読者をうならせるような秘策でお願いしたいと思いました。


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