おくのほそ道

漫画「ジパング」にハマったが故に興味は海上自衛隊へ!護衛艦を見るための旅行、漫画やサッカーなど、趣味をメインに語ります

ジパング 航跡384

2008-12-21 | ジパング
あまりにも酷い残業地獄で、家に帰るのが真夜中という日々だったことや、今回のモーニングが合併号で発売が1週空くこともあって、いつも長文になってしまうジパングの記事になかなか手が付けられませんでした(^^;)

特に今号は、正直「…あれ?」って思った部分があったので尚更。

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舷外短艇格納庫で、杉本は数50~60のゴムボートを発見する。
角松のもとへは、米艦隊が大和へ向かい、1時間後には砲戦可能距離に突入するとの報がもたらされる。
解体が間に合わないのならば原爆を起爆させないために、この場所を一歩も動かないと宣言する角松。
その頃草加は兵員たちを前に、全員の大和退去を命じ、自らは機関科主倉庫へ降りていく。
従軍カメラマン・グールドが到着した米軍・クエゼリン基地では、彼から海軍情報部のクラークに「みらい」の何枚もの写真が手渡され、こんな艦が太平洋に存在しているという事実は葬らねばならない歴史であり、米国という国はその力を持っているか?と問う。

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夜戦艦橋に集まった海軍軍人たちを先に大和から脱出させ、機関科主倉庫を取巻く軍人らの援護を得て、いよいよ角松と対峙しようとする草加。
“我々の旅を終わらせる時が来たようだ…”
って、ジパングの物語もいよいよ終わりに近付いたような印象ですが…。

ゴムボートの在庫数に関する無線連絡を、杉本から受けたかどうか不明ながら、角松は、みらいからの米艦隊接近の報告に、原爆の起爆スイッチを誰にも押させぬため、
“我々はここを一歩も動かない”
と言っていますが…

これは草加が単身でここ主倉庫へ乗り込んでくる、と想定した上でのセリフなんでしょうね。
(だって、起爆スイッチなんて大変なモノ、下っ端の兵士に教えられるわけないし。扱えるのは草加限定です)

一応、草加が角松の裏をかいて、ゴムボートで大和乗員全員が草加と共に脱出(もちろん杉本らは抹殺)、いつまで待っても誰も主倉庫には来ない状態で、米艦隊の射程に入っちゃった、というシナリオも考えられなくはなかったはずですが、草加の性格を知り尽くしている角松に、その選択肢はない様子。

…原爆って、爆発させるためには絶対に起爆スイッチを入れる必要があるのかな?
爆弾がそこにおいてある状態で、一斉に砲撃を受けたら、外殻が強固な造りになっていても、さすがに誘爆するのでは??

草加もちゃっちゃと大和を離れればいいのに、角松とはどちらかの死をもって決着をつけなければならない、と考えているところが超うっとおしいです。
このままだと、どちらかではなく、両方逃げ場がなくなるのに。

でも…

両者の思惑をよそに、米軍が絡んでくることで、思いも寄らない展開が待っている可能性は捨て切れません。
なんつったって、ジパングの根底を支えるものは「歴史の揺り戻し」なんですから。
原爆開発が頓挫している状態の米国に、サンプルとしての草加型原爆がストーリー上不可欠な状態になっていることを考えると…。

「まだまだジパングは終わらんよ」、てことなんでしょう。

ところで、グールドの写真と発言の件ですが…
どこかで聞いたようなセリフ、って思いませんでした?
大統領ならまだしも、一介の従軍カメラマンが何を言う?って感じ。
すでにみらい拿捕も大統領命令に入っていることだし(←だったよね?)こっちに関しては、それほど危機感を抱いてはいません。
葬るなんて絶対無理!
あんな瀕死の状態になってるみらいでも、必ず乗員の知恵による隠し玉があって、いざという時にはどうにかなると思っているから。

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1 コメント

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原子力が爆弾になるとき (あさり)
2008-12-22 09:23:16
ちゃんと知ってるわけではありませんが、原爆って発火したりというのではなくて、反応によってすごいことになるのが、結果的に破壊力を生むて感じだと思っているので、「誘爆」するかどうかは状況しだい?
壊れても、核分裂に至らなければ、意図したことにはならないので、ちゃんとした手続きをふむ必要があるから、起爆はせんといかんと思いました。
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