おくのほそ道

漫画「ジパング」にハマったが故に興味は海上自衛隊へ!護衛艦を見るための旅行、漫画やサッカーなど、趣味をメインに語ります

ジパング 航跡373

2008-09-26 | ジパング
のっぴきならない扉の向こうの状況に、「いったいどうするつもりなんだろう?」と思わせておきながら、新兵器投入!!
…って、携帯電話ですが。
(^^;)

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隔壁扉の向こう側にある機関科主倉庫を警護する武装の歩哨10名以上。
倉庫前通路には土嚢が積み上げられるという完全防備の状況にひるむ移乗部隊の面々だったが、それを守っているのは人間であるという角松の計画通り、まずは陽動作戦の準備にかかる。
一方のみらいでは…
格納庫に収納されたSH60Jを前に、麻生は整備長に「もう1度飛ばせるか?」と問う。
メインローター破損で飛行は無理だが、電子機器を回収することができた、と答える整備長。
再び大和・機関科倉庫隔壁前では、5分後の突入を前に、取り出された大量の携帯電話が部隊隊員らによってセットされていた。

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倉庫扉前の土嚢を3分割することにより、手榴弾で警備兵の全滅を防ぐ対処に加え、通路に面する土嚢には銃眼が開けられており、正面からの接近は不可能。
…正直、ここをどう突破するんだろう?と、見ているこちらが弱気になりました。

いきなり銃撃戦開始で死人出まくり状態になるのか?
と、思わせておいて、
「難攻不落と言われる要塞も守っているのは人間だ」
と、最初からそんなことは織り込み済みだとでも言わんばかりに、あっさり当初の計画通り作戦開始ですって。

…あ、そうなの?
いちいち動揺しすぎなんだよね、私は(^^;)

「陽動作戦」→敵の判断を狂わせたり注意をそらして戦略を有利に運ぶため、目的と違った行動をわざと敵の目につくように行う作戦。(三省堂提供「大辞林 第二版」より)

しかし、それが携帯電話作戦とはね~。
目覚ましタイマーあたりをセットして、着メロをガンガン鳴らすんだろうか?
平成の文明の利器を誇示して、戦前生まれの兵隊さんたちをパニックに陥れる作戦ですか?
正面からまともに対峙すれば、双方に多大な犠牲が出ることが明らかなだけに、“考えたな、角松!”って久し振りに感心しましたよ。

でも、そのわりには数が半端なく多いのですが…???
どこかに1コづつ仕掛ける余裕もなさそうだし、こんな大量な携帯をどんな風に使うのか、次号が益々楽しみになってきましたね。

さて、みらい甲板上のSH60Jですが、
あっさり格納庫の中に収納されていましたが…(しかも、上下元通りに)
いったいどうやって…?

重さ9.8tの機体をどのように、どの位の時間をかけてあの位置に持っていったんだろうか?って、つい真面目に(時には意地悪に!)考えたくなります。
数十人でロープを括り付け、まずは横に倒してから更にもう1度倒す。
ローター部分が上にくる正常な姿勢に戻ったら、格納庫へ引っ張り込む。
クレーンなんて搭載してないから当然全て人力と考えると、結構な時間の経過が考えられるけど…。

やっぱり先週書いたように、ジパングマジックってことで余計なこと考えない方向で、ってことなんでしょうかね~(^^;)

ヘリの収納に関しての疑問はさておき、ヘリがみらいに帰ってきたことの意義はわかりました。

“レーダーをはじめとする電子機器の再利用”

そんなことを考えながら、林原はヘリを甲板上に降下させたわけでは決してないけれど、結果的にそれが残った、という点では、みらいにとってプラスになることなのですよね。

ヘリの整備をする方々は、どの部署の人間よりも電子機器に通じているでしょうし、今後みらいが失ったレーダーや、他の何かに取って代わるシステムとして蘇るに違いありません。

それでも…

それが人間の命より価値があるものだとは到底思えない。
捨てるのは命でなく、ヘリの方にして欲しかった、という私の思いに変わりはありません。

艦載機全てを失い、更には4人の殉職者を出し、落ち込んだ様子を見せる飛行科の人間を見て、これまでになく頼もしい言葉を発する柏原1尉ですが、その言葉を聞いた麻生の前向きさとは逆に、柏原に何らかのフラグが立ったような気がしたのは私だけだろうか…?
(アニメで武整長だった柏原は、原作だと何の役職なんでしたっけ?)

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